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シンプルだけど重要なリーダーの仕事の紹介 第2回

この春リーダーになった人にお勧めの1冊

著者 守屋智敬
出版社 株式会社かんき出版
分類 ビジネス書、実用書

前回に引き続き、この春プロジェクトリーダーや主任さんになられた方にお勧めしたい1冊の『シンプルだけど重要なリーダーの仕事』を取り上げますね。


新任のリーダーさんにお勧めの理由


この本をお勧めする理由は前回の記事でも伝えてあるように次の3つです。

プロジェクトリーダーや主任さん向けの内容
リーダーの心得の本
1項目が見開き1ページで読みやすい

今回はそれぞれの章から1つの項目を取り上げて紹介します。

中には私自身がプロジェクトリーダーだった時に実践した項目もあります。


リーダーの心構えとチーム・メンバーとの向き合い方


チームのキーマンを見極める

キーマンがリーダーの1番の仲間になるかどうか、キーマンとの信頼関係を作れるかどうかが今後のチームづくりに大きく影響します。
p20 第1章 信頼のベースを作る

まずは新しくリーダーに抜擢された時、昇進と移動で新しいチームに赴任した場面からです。

今まで一緒に働いてきた仲間なら、チーム内の人間関係も勝手知ったるものですよね。

新しいチームでは、そうはいきませんよね。

チーム・メンバーとの関係づくりはチームに影響力のあるキーマンの信頼を得ること大切です。

若いチームの場合にはムードメーカーやエース的なメンバーが影響力がありますよね。

年齢層がバラバラのチームでは、ベテランのメンバーかご意見番的なメンバーがこのキーマンに当たることが多いでしょう。

リーダーが最初にするチームづくりは、キーマンを見つけることが大切になりますね。


業務を細かく分解する

業務を細かく分けて必要度合いをチェックしていくと、小さな余計な時間のチリが積もって山となり、業務時間が圧縮されます。
p70 第2章チームをうまくまとめて動かす

これは、実際に私がプロジェクトリーダーをやっていた時に取り組んだ仕事でもあります。

例えば、チーム内のミーティングでも「資料を綺麗に構成し直す」など、時間はかかりますが実際には何のために行っているのかわからない業務もありました。

私がいたチームでは、あっさりやめてしまいました。

リーダーがプロジェクトの計画を立てる段階で、1度細かく今の業務を整理しておくとその後の効率が上がるのは事実でしたよ。


攻めの報連相って?

メンバーからの報連相を待つだけでなく、リーダーから「攻めの報連相」を仕掛ける。そうすれば、仕事の進捗はもちろん、抱えている不安な気持ちや課題を適宜把握できるのです。
p97 第3章 仕事を任せる

報連相は社会人で最も大切なことだと思っています。

当時、『シンプルだけど重要なリーダーの仕事』を読んで最初に取り組んだことがリーダーからメンバーに業務の状況を聞きに行く「攻めの報連相」でした。

始めて2〜3カ月は取材のように私が手帳を持って聞いて回っていましたが、積極的に動くメンバーは自分から報連相をしてくれるようになりました。

メンバーが報連相をするようになってくれる効果は、守屋智さんの著書には書かれていませんので“たまたま”だったのかもしれません。

同じように「報連相は上司の行う仕事」と、当時参考にしていた『PDCAが面白いほどできる本』にも書いてあったので方法としては良いやり方なのかもしれませんよ。


リーダー自身の態度と業務のす進め方

自分の怒りの感情をコントロールする

感情に任せて怒りをぶつけるのではなく、事実を把握したうえで、何が具体的にNGだったのかを伝えるように心がけてください。
p119 第4章 メンバーの感情に寄り添う

怒ることと指摘することは違いますよね。

わかってはいるのですが、なかなか怒りの感情をコントロールするのは難しくもあります。

怒りの感情のコントロール方法については詳しくは書かれておらず、守屋智さんは取り組みたい方にはアンガーマネジメントを進めているようです。


どうすれば良くなるかを伝える

リーダーは、「ここを変えたらよくなるのでは」「こうしたらきっとできるようになるよ」など、「どうすればよくなるか」を指摘してください。
p143 第5章 メンバーの能力を引き出す

守屋智さんはリーダーはメンバーに仕事を任せて、失敗した時にはやり直しをして成功できるように導く役目があると第5章で言っています。

そのためにはリーダー自身が解決方法と成功率を把握していなければなりませんね。

私が当時できていたかというと、ダメだったと今でも思います。

どちらかというとメンバーと一緒に頭を抱えて試行錯誤していましたから、きっと頼りないリーダーと思われていたかもしれませんね。


トラブル対処と中間管理職としての立ち位置

問題解決は未来を語り合うもの

過ちは、問うたところで変えられません。変えられるのは、過去ではなく、未来だけなのです。
p165 第6章 チームの温度を上げる

第6章ではトラブルの対処法も書かれています。

チームでの問題を話し合う場合、過去を掘り下げがちですが、過去は変えられません。

今後、どのような方法で問題を解決していくかに話し合を導くことがリーダーの役割でもあります。

ちなみに私の場合は問題を掘り下げがちでしたので、なかなかメンバーとの話し合いを前向きに導くことは苦手でした。


責任の所在を明確にする

責任の所在があいまいだと、場合によっては「あなたの成果は上司の成果」となり、「あなたの失敗は、あなたひとりの責任」になることもあるでしょう。
p173 第7章 上司を巻き込んで社内政治を攻略する

これは日本企業では「よく起こる」ことなのではないでしょうか?

プロジェクトリーダーや主任さんより上の方、部長や課長をされている上司に「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」と考えている方がまだいますよね。

それだけでしたら、まだ我慢もできますが「俺の失敗はお前の責任、お前の失敗はお前の責任」とも考えている上司とは関わるのもひと苦労ですね。

最後の章では、そのような横暴な方には関わらないとも書いています。

それでも関わらないわけにはいかないのが、仕事だからですよね。

そこで、権限と責任を明確にしておくことを守屋智さんもお勧めしています。

さらに付け加えると企画段階で企画書内に記載しておくのも、ひとつの方法だと思いますよ。


どの本か迷う人はまず手にとってみては?


内容を見ていただいてお分かりのように、この『シンプルだけど重要なリーダーの仕事 』は「リーダーとしての心構え」の大切さを学ぶ本です。

リーダー経験を積んだ方には当然のことと思えるかもしれません。

方法論を学びたい人には物足りないかもしれません。

チームが人と人との関係で成り立っている日本の組織では、チームのメンバーと関わる上で「リーダーとしての心構え」が大切になるのではないでしょうか?

方法論は後で学べますが、心構えは最初が肝心だと思います。

どんな本が自分に合うか迷っている新任リーダーの方はぜひ手に取って読んでみて下さい。

www.yu-hanami.com


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