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イライラや悩みの解決に仏教の考え方を応用できる1冊 第3回

『お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法』の紹介


著者 鳥沢廣栄
出版社 株式会社 彩図社
分類 実用書


おはようございます❗️

いよいよ『お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法』の紹介も第3回で最後になりました。

第3回では章ごとに具体的な内容を細かく取り上げでみますね。

最後に私の生活にも役に立った経験から、おすすめの理由を語らせていただきますよ。

日々の暮らしに潜むイライラと悩みの対処法


嫌な人、悪い人に怒りではなく哀れみの目を持つ

勝手なことをと思うかもしれませんが、イライラしたり、怒ったりするよりは、相手を「かわいそうだなぁ、哀れだなぁ」と思って見たほうが、お互いのためになるでしょう。なぜならば、そのような目で見れば、苛立つことなどありませんから、感情的になることもケンカが始まることもありません。大変、平和的です。 p31 第1章 お坊さんが教えるイライラを鎮める方法


嫌な人や悪い人に対して、いつ怒りを持ちたがってしまいます。

それは、仕方のないこと、不快にさせられてる自分のイライラはどこへ向ければ良いのか?

そのときに「哀れみの目」は役に立ちますよ。

哀れみの目というより、相手の嫌な部分や悪い部分を悲しんであげる気持ちを持つといった感覚でしょうか。

失礼にもあたるように思えますが、鳥沢廣栄さんによると仏様の中の菩薩さまも人の愚かな行いを悲しんで見てくれているようです。

つまり、相手の嫌な部分や悪い部分を悲しんであげる気持ちを持つことは嫌なことを言ったり悪いことをする相手より広い気持ちを持っていることになります。

そして、つい怒りを持つことで起きるトラブルも防ぐことができます。


周りに嫉妬してしまうときは自分を見つめ直す

自分の過ちを正すことなく、相手に一方的な嫉妬の炎を燃やすのは、とても愚かなことです。なぜならば、自分の非を認められない者は、自分の悪い部分を直すことができないからです。悪いのは、自分だと認めて、謙虚に見つめ直した方がいいですね。 p130 第4章 家族や友人、人間関係でイライラしたときの対処法


嫉妬、しますよね。

私もしますし、以前はもっとしていました。

①「技術も高めていないのに他所から引き抜きがきて」

②「後輩指導もマネジメントもサボってるのに何で出世するの?」

③「あんなチャラチャラしたコが良い人と結婚なんかして」

上げればきりがないですね。

コレは全部自分のことを棚に上げて勝手に相手の悪いところだけを認めれていないだけでもあります。

①の人は技術は高めていませんが、他所からの評価を得る努力を怠っていなかったともいえます。
②の人は仕事はサボっていましたが、上役と上手く付き合うコミュニケーションが優れていたのでしょう。
③の人はチャラチャラしていましたが、結婚相手に受け入れてもらえる努力をしていたのでしょうね。

自分の棚に上げていた部分

①の人のように他所の会社の人の評価を得られるように努力していたか?
していないでしょう。

②の人のように上役と上手く付き合うコミュニケーションを磨いていたか?
そもそも、それは苦手です。

③の人のように結婚相手に受け入れてもらえるよう頑張ったか?
いいえ、仕事づくめでした。

私も自分のことを棚に上げず、見直していたら当時の状況は違ったかもしれません。


物事が裏目に出て上手くいかないときには、準備の段階で結果予測をする

自分では「よかれ」と思って行ったことでも、裏腹な結果を招くことはあり得ることです。それを初めから予測していれば、裏目に出た、とはならないでしょう。
つまり、結果予測が甘いのですね。自分にとって都合のいい結果しかやってこないと思っているのでしょう。だから、自分にとって都合の悪い結果が出ると、「裏目に出た。思い通りにならない」とイライラするのですね。p140 第5章 日常生活でイライラしたときの対処法

これは今もある悩みでもあります。

物事を考えるとき、つい1つの結果を考えがちになってしまいます。

そういう方は多いのではないでしょうか?私にはその傾向がありますから。

そのため、予定していた結果ではないと「思い通りにならないなぁ」と思うこともあります。

まさに、この通りですよね。

そこで、この本を読んだ後は結果を5段階で予測してみることにしました。

1番が最も思い描いていた結果で、5番が最悪の結果です。

すると意外にも、良くて2番、悪くて4番の結果が出ていました。

1番の最も思い描いていた結果が得られることばかり考えていると、いい結果であるはずの2番の結果が出ても「思い通りにならないなぁ」と思ってしまっていましたが、5段階で予測してみると、「まぁまぁの結果が出たなぁ、次はどうしよう」と思えるようにもなります。


イライラした時に役立つ仏教の言葉から3つの言葉を紹介

諸行無常

世の中は、絶えず変化しています。一つとして、同じ状態ではありません。すべての現象、事柄、物質は、刻々と状況が変わっていっているのです。

まさに当たり前のことですよね。

生活習慣とか風習とかの当たり前ではなく、時間の流れる世界の当たり前ですよね。

風が吹くだけで目の前にあった木の葉は飛んでいき、嫌だったパワハラ上司は次の年には転勤でいなくなる。

悪いことだけではなく良いことも同じですよね。

それを受け入れられないのが、私たち人間です。

ですが、それは仕方がないことですよ、人間ですから。

ならせめて、「そういうものなんだ」と自覚しておくだけでも物事の感じ方は違ってきますよね。


一夜賢者の歌

過去を追いかけ 未来を願う

それはあっては ならぬこと

なぜなら過去は もうすでに

捨て去ったもので 未来とは

まだ来ぬことを 示すのだから

大事なことは 現在を

よく見極めて 動じずに

まっすぐ正しく 生きること

あす死に神の 大軍が

来ないと誰が 言えようか

一夜賢者とは このことを

よく知り怠けず 励むもの

これはお釈迦様が弟子の方に直接説いた説法だそうです。

鳥沢廣栄さんは自分に悪いことが起きて落ち込んだり、イライラしたりしたときには「今、どうするか」が大切と伝えてくれています。

起こってしまった出来事は過去に行って変えることができず、未来はまだ起こっていないので変えられませんよね。

そこで、焦らず落ち着いて「今できることをする」ことが未来を良い方向に変えれる方向でもあります。


宇宙(悟りの世界)からみれば、多くのことはささいなことである

宇宙から見たら、と想像できない方は、スカイツリーのような高いところに登って、世間を見下ろしてみてください。きっと、
「あぁ、人間は小さな存在なのだ。自分は小さな存在なのだ。その小さな人間のイライラなど、もっと小さなことなのだろう。そんなことにこだわるのは、愚かなことだな」
と思えるでしょう。
それは、ちょっと悟りの境地に似た状態なのかもしれません。仏様は、こうして人々を見ているのだな、と思えば、もはや悟りの境地の疑似体験と言えるでしょう。
宇宙から見たら、悟りの世界から見たら、イライラなんて小さなことなのです。


これは鳥沢廣栄さんの所属する真言宗の教えでは、悟りの世界は宇宙そのものと一体化すると言われています。

広い宇宙から私たちを見ている目線が、悟った方が悟っていない私たちを見ている目線、仏様の目線になるそうです。

かなり難しいですが、鳥沢廣栄さんは高い建物から小さな人や乗り物を見下ろす目線に例えてわかりやすく書いてくれました。

私たちは小さなことにこだわりすぎなんですよね、きっと。

私もそうです、こだわるからストレスを感じてイライラしてしまうのでしょう。

わかってはいますが、できませんよね。

ですが、もし落ち込んでイライラしてどうしょうもなくなった時には思い出したい言葉でもあります。


おすすめの理由

ぜひ読んでほしい方

①感情的になりやすい方


感情的になってしまう。

当たり前のことですよね、私もそういうときがまだありますから。

中でも周りの人の性格や行動で感情的になってしまう方は、先ほど紹介した『哀れみの目』が役に立つと思いますよ。


②周りが羨ましくて嫉妬しがちな方


嫉妬、これも当たり前にあることですよね。

私も嫉妬してばかりいました。

ですが、それは私が自分のことを棚に上げて人の揚げ足をとっているだけだったのです。

自分の悪い部分を素直に認めて、これからの行動を謙虚に見つめ直した方が今後のためになるのは間違いないはずですよね。

嫉妬するだけ、時間の無駄でもありますしね。


③「なんだか上手くいかないなぁ」と悩みの多い方


これも私がよく思っていたことで、今でも少し思っていることでもあります。

「要領が悪い」「運が悪い」と人に言われたり、自分でもそう思ったりしますが、やはり結果の予想を十分にしていなかったことも事実です。

私はこの本を読んだあと結果の予想を5段階でするクセを持つようにしています。

良くて2番、悪くて4番の結果が出ていて思い通りにいかない反面、最悪の結果もそう起こるものではありませんでしたよ。


おすすめする理由

①古くから人の生き方と向き合ってきた考え方


仏教は2600年~2700年も前からある教えです。

お釈迦様の教えはお坊さんたちを通じて昔から人の悩みと向き合ってきました。

2600年も前の考え方を現在の世界で応用できることは、人の悩みごとは昔から大きく変わっていないのかもしれません。

きっとそうなのでしょう。

変わっていく世界の中でも変わらない人の悩み、仏教の考え方はその人の生き方と長い期間向き合ってきた実績と経験のある教えということですよ。


②著者の鳥沢廣栄さん自身も実践してきた方法


本の中で鳥沢廣栄さんが私たちの抱える悩みに答えられることには、仏教の教えだけではありません。

鳥沢廣栄さん自身が学生時代、お坊さんとしての修行時代に暮らしていくことに悩まれた結果、仏教の教えを生活に取り入れる方法を身につけられたと書いてあります。

やはり著者の方が実践して身に付け、悩み相談という形で自分とは生活の異なる方でも実践できるように応用した方法が込められた1冊です。


③生活の中ですぐに応用しやすい


『お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法』では鳥沢廣栄さんのアドバイスを元に生活を変えることができた方の実例も取り上げられています。

学生さん、若い会社員の方、奥様業の方、中堅からベテランの会社員の方、高齢の方それぞれの悩みが解決できた事例があることは心強くもあります。

自分の生活に合わせた方の実践例を真似ることもできますから。


これで長編の3部作を終わらせていただきます。

本の長さは一般的なソフトカバー1冊ですが、私がコンパクトにまとめれず読む皆さんに苦労をかけてしまいました。

私たちのストレスの感じ方や受け止め方が少しでも変われる役に立てばと思い、長編記事に取り組んでみました。

読んでくださった皆様、感謝しますね。

そして本屋さんでちょっとだけでも目を通してみてください。



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