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大人も楽しめて、子どもに読ませてあげたいハリー・ポッターシリーズ ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

大人も楽しめて、子どもに読ませてあげたいハリー・ポッターシリーズ ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

著者 J・K・ローリング
訳者 松岡佑子
出版社 株式会社静山社
分類 海外文学、児童文学



またまた書いてしまいました、ハリー・ポッターシリーズの第3弾です。

もちろん普通のハリー・ポッターシリーズの紹介ではなく、「大人も楽しめて、子どもに読ませてあげたい」ハリー・ポッターシリーズとテーマを決めて自分へのお題にしています。

そして、ここからが私が伝えたかった「大人も楽しめる」ハリー・ポッターシリーズです。

大人も楽しめる理由は謎解きの要素が強くなっていくことと、魔法界の社会の仕組みが明らかになっていくことにあります。

そして物語に関わるに大人のキャラクターが増えて、その役割が出来上がっていく物語でもありますよ。


ハリー・ポッターには2つの読み方がある

ハリー・ポッターたち魔法学校の生徒目線のファンタジー


ハリー・ポッターシリーズの見どころは何と言っても魔法の世界で繰り広げられる物語でしょう。

前回の『ハリー・ポッターと賢者の石』ではハリー・ポッターホグワーツ魔法学校に入学した物語、2作目の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』はハリー・ポッターたちが2年生、13歳の時の物語。

今回の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、ハリー・ポッターは14〜15才、日本では中学校2年生の物語。

まだまだあどけなさがあった子どもから少年となり、少したくましくもなったハリー・ポッターが直面する残酷な現実。

今まで大人たちが伝えていなかった両親の死について向き合わなければならないシリアスな物語。

その中でも尊敬できる先生と出会い、今まではイタズラや冒険を乗り越えた仲間たちと人生を共有していき深まる友情。

J・K・ローリングさんの、ハリー・ポッターの年齢に合わせた成長する物語には驚かされます。


大人の登場人物目線のミステリー


一緒に読む親御さん世代は全作を通して長編のミステリーとしても楽しめますよ。

ハリー・ポッターシリーズは最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝』まで解けない謎があり、今回の謎解きの鍵は動物たちが握っていますあります。


注目の登場人物


ハリー・ポッター


今作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のハリー・ポッターは、大きな壁と向き合わなければならない運命。

それは、生まれてきた時から決まっていたかのように訪れる過去との対峙。

知らなければならない両親の死。

作品の中のハリー・ポッターと年齢の近い方は、気持ちがこもってしまうはず。

中2病の後遺症のある花水(hanami)も感情移入してしまいましたから。

映画でもダニエル・ラドクリフさんの演技は、作品のハリー・ポッターに近い印象を受けましたよ。


ハーマイオニー・グレンジャー


1作目から続けて登場しているお馴染みのハーマイオニー・グレンジャーも、今回活躍する1人。

言ってしまうとネタバレになってしまいますが、ハーマイオニーの学校生活での暮らし方は目が離せませんよ。

映画では、美女と野獣でも再ブレイクを果たしたエマ・ワトソンさんが女の子から急に女性らしくなっていて素敵な印象を受けますね。


シリウス・ブラック


物語のタイトルにもなっているアズカバンの囚人シリウス・ブラック。

物語のキーマンで、ハリー・ポッターの両親を裏切り一般人を巻き込んんで仲間を殺した罪で、魔法界の刑務所アズカバンで終身刑で服役中の凶悪犯。

アズカバンを脱獄したシリウス・ブラックの目的は新たな殺人を犯すため。

私たちの世界での「見つけ次第射殺もやむなし」で手配された彼の目的は………。

映画ではバットマンシリーズに登場するゲイリー・オールドマンさんが演じています。

私はエアフォースワンのテロリスト役の狂気に駆られた印象が強かったため、配役はぴったりに思えました。


リーマス・ルーピン


ホグワーツ魔法魔術学校での必修科目、『闇の魔術に対する防衛術』の教師として赴任するリーマス・ルーピン先生。

劣等生のレッテルを貼られているネビル・ロングボトムにも、魔法を成功させる優秀な教師のルーピン先生の難点は体が弱いこと。

映画ではデヴィッド・シューリスの優しく活気のある教え方が印象的ですね。


コーネリウス・ファッジ


今作ではいよいよ魔法界の最高権力者の登場です。

コーネリウス・ファッジ魔法大臣、私たちの社会での首相や大統領と同じ立場にあるファッジ魔法大臣ですが、前回もお伝えした通り権利の集中はやや危ないんですよ。

映画ではロバート・ハーディーさんという初老の俳優さんが演じていました。


魔法生物


今回は魔法界の生き物、魔法生物が登場しますよ。

魔法生物飼育学の先生に就任したハグリッド、彼の担当する動物に近い魔法生物の他に、リーマス・ルーピン先生の専門の闇の魔術に対する防衛術では『まね妖怪ボガート』、『吸魂鬼ディメンター』が登場。

吸魂鬼ディメンターはミイラが死神のフードを被った日本で言う妖怪のような生き物。

氷のような冷気を纏い人の幸福を吸い取り生きる糧にするディメンター、近くにいるだけで人の心の中からは幸せな気持ちが次々と吸い取られ絶望と無気力感しか残らなくなる恐ろしい存在。

このディメンターが人に行う恐ろしい行為は子どもは夢に出てきそうな恐怖を感じそうですね。

そんな時は、チョコレートと心に今までで最も幸せだったこと、これから幸せになりっている姿を思い浮かべると良いようですよ。

これ、本当です。

理由はまたの機会に。
(^_^)


ハリー・ポッターの世界観


魔法界の警察組織


今作が『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』というタイトルと、脱走したシリウス・ブラックが登場する作品だけあり魔法界の法律や制度が登場する作品でもあります。

まずは、魔法界でも犯罪を犯せば刑務所に収監されるのは変わりないこと。

犯罪者の魔法使いを取り締まる機関は『魔法法執行部』と呼ばれる司法組織。

その中に特殊部隊があり、10数年前の事件当時のシリウス・ブラックは逮捕されることのなります。

『魔法法執行部』が現実の警察組織のように機能しているようですね。


規制対象でもある魔法


ハリー・ポッターシリーズで使われている魔法や魔法の道具の中には、登録や許可が必要なものが登場します。

その中の1つが『動物もどき』と呼ばれる魔法。

魔法使いが動物に変身する魔法ですが、魔法省に届け出をして初めて公的な場で使える魔法のようです。

理由は作中でも語られていますが、変身をすることで犯罪に悪用することもできるからでもあります。


魔法の習得にも難易度がある


魔法の習得に難易度があることも『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』から知ることができます。

どうやら、ホグワーツ魔法魔術学校の学年の他にも公的な試験によって難易度が取り決められているようで、Ordinary Wizarding Levels(普通魔法レベル試験)の頭文字「O.W.Ls(ふくろう)」、N.E.W.T試験(めちゃくちゃ疲れる魔法テスト)と魔法使いの能力を図る試験もあるようです。

ハリー・ポッターの呪文では最も知られている『エクスペクトパトローナム』(守護霊の呪文)はこのN.E.W.T試験以上で、大人のほとんどの魔法使いでも使える人は少ないほど難しい呪文と言われています。


武器でもある杖

そして杖の扱いです。

第1作、第2作では童話の扱いと同じ魔法使いの杖ですが、今作の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』からは杖は使いようによっては人殺しの武器にもなります。

作中では一般社会のイギリスの首相へ魔法大臣から「銃を持った凶悪殺人犯が脱獄した」と伝えられます。

一般社会に伝わりやすい表現ではありますが、銃や刃物と同じ使い方によって人殺しの武器にもなる役割が魔法使いの杖に与えられた作品でもあります。


ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で注目するキーワードは「時間」「希望」

今回の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のキーワードは「時間」と「希望」。

時間は文字通り過去から現在、そして未来へと変化していく流れ。

過去の出来事の結果が現在、そして未来。

ダンブルドア先生によると、魔法を持ってしても今を変えることはできないようです。

それなら未来は………。

その未来に望むこと、希望は自分が望んでいる幸せ。

少しでも書くとネタバレになりそうなのでここまでにしておきますね。



大人も楽しめて子どもに読ませたいハリー・ポッターシリーズ↓

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