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難しい本は完読しなければならないの?

読書論に思う〜難しい本は完読しなければならないの?

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今回の読書コラムは、「難しい本」との向き合い方をテーマにしました。

本を読まれる方にとっても、難しい本はあると思います。

難しい本と出会うと、「せっかく買ったのだから読もう」と思うか「読めないからやめよう」と思うのではないでしょうか?

そこで、難しい本は完読しなければならないのかについて、花水(hanami)の読書論をお話させていただきますね。



難しい本というものspan>

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読んでみて「難しい」と思う本は、読書家を自称する花水(hanami)にもあります。

それでは、自分にとってどんな本がタメになるのか?

自分の知らない難しい本を読むことについて、古くからある読書論の『本を読む本』の中で著者のM・J・アドラーは、「自分の知識より難しいことを書いてある本に取り組まなければ、新しい知識は得られない」とも言われています。

たしかに「知っている」「知らない」の知識だけで考えると、「知らない」ことが書かれている本を読むと新しい知識は得られるようになりますよね。

そういう本は「難しい本」と感じることもあるでしょう。

もう1つ大切なことがあります。

それは、読む本の分野に「興味が持てるか?」、そして書き方や内容が「自分の読書の力」に合っているかではないでしょうか?



興味のある本を読むのが1番


興味のある内容で、読んでいて苦痛にならない本がきっと「自分に合っている本」なのでは?

『死ぬほど読書』を書かれた丹波宇一朗さんは、コラム記事の中でこう書かれていました。

「好きな本を読めばいいんです。のどがかわいていない馬を河岸に連れていって、飲めといったって飲まない。同じように関心のない本を読め、といったってダメです。どんなにやさしい本でも関心のある本を読みなさい」
丹羽宇一朗

丹羽宇一朗さんは、伊藤忠商事を立て直した経営者としてビジネス界では有名です。

一方ではあまり知られてはいませんが、大変な読書家でもあるようです。

伊藤忠商事の経営者時代には、本をじっくり読むために列車の始発駅に家を立てたほど。

コラム記事の中では、寝る前、休日ととにかく本を読んでいるようです。

丹羽宇一郎さんの言葉で大切な部分は、「興味が持てる分野の本を読むといい」ということではないでしょうか?

そして「どんなにやさしい本でも」という部分も大切だと思えます。

私は難しい本は、興味が持てるようになるまでしまっておいてもいいのでは?と思います。



興味のある本を読んでみて、読みきれなかったらやめてみる

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難しい本は完読しなければならないの?

花水(hanami)の答えは、「完読しなくてもいい」と思います。

完読できない理由は、おそらく次の2つではないでしょうか?


興味が持てない分野

誰かに勧められて、テレビやWebで取り上げられていた本を買ってみて興味が持てないものもあるでしょう。

話題にはなっていても、興味が持てない分野の本といえます。


内容が難しい

そして、作家さんの書き方や内容では難しくて頭に入らないこともあるでしょう。

こういったときは本を閉じて、本棚で寝かせておいてもいいのではないでしょうか?

きっと、また目にしたときに「やっぱり読んでみようかな?」と思えたときが、その本を読むときなのだと思います。



難しい本は完読しなくてもいい

今回は、「難しい本」と「完読」をテーマに花水(hanami)の読書論を展開させていただきました。

難しい本と向き合い、頭を悩ませながら読み進めるのも1つの読書の形。

私は、どちらかというと沢山の本を読みたいので、読み進められない本は1度休憩することもあります。

結論は、難しい本は興味が持てるまで本棚にしまっておいてもいいと思います。

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