本当に本が読みたくなる読書のブログ

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小説のジャンル〜作品の内容で細かく分かれる小説の分類

作品の内容で細かく分かれる小説の分類

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小説のジャンルの分類がテーマの第2回目は、作品の内容による分類です。

小説には推理小説SF小説経済小説と細かな分類があります。

私は読むときも、紹介するときも、選り好みせず読んで紹介していますが、作品が「どんなテーマ」で書かれているの?と考えると、一度調べておかなければと思い、まとめてみましたよ。

小説の内容で分類

推理小説(ミステリー小説)

ミステリー小説は、普段本を読まない方でも知っている作品があるのではないでしょうか?

推理小説は、なんらかの事件・犯罪の合理的な解決へ向かう物語を描いたものとされています。

わかりやすい推理小説の形として、主人公役が警察官や私立探偵で、担当する犯罪を解決していくという物語がありますよね。

最近では、謎を解く主人公役が一般人のことも多くなってきましたね。

推理小説にも細かな分類はあり、主人公が探偵役で物語の中で謎解きの手がかりが全て書かれていること、後半の「思わぬ展開(証拠の登場)」などでそれまでの推理が全て無駄になるなど論理的におかしいことが書かれていない作品は本格ミステリー(本格派推理小説)と呼ばれています。

また、犯罪ではない日常の謎を取り上げた物語では「日常の謎」、舞台が学校や主人公が若く恋愛や友情も含めた物語は青春ミステリーとも呼ばれています。

本格ミステリー小説の作家さんで知られているのは、『祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)』など刑事加賀恭一郎シリーズの東野圭吾さんが有名ですね。

日常の謎では、私の大好きな作家さんでもある坂木司さんが得意としているジャンルです。
坂木司さんのホリデーシリーズ完結作 『 ホリデー・イン』 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


青春小説

青春小説は、主人公や登場人物が若く、若者ならではの人間関係や悩みを取り上げた作品とされています。

テーマが若者ならではの悩みであることから、一部恋愛小説と重なる部分もあります。


恋愛小説

恋愛小説は名前の通り、登場人物同士の恋愛を描いた作品です。

恋愛小説は好き嫌いの分かれるジャンルではないでしょうか?

好きな方は、その作家さんの作品をとことん読みますが、読書好きの方でも1冊も読んだことがない方もいるほどです。


SF小説(サイエンス・フィクション小説)

SF(サイエンス・フィクション)そのものに様々な定義がありますが、わかりやすい定義を1つ紹介します。

「科学的論理を基盤にしている。また、たとえ異星や異世界や超未来が舞台であっても、どこかで「現実」と繋がっている」物語、とあります。

インディ・ジョーンズ』や『13日の金曜日』の翻訳に携わった大森望さんの言葉です。

SFには、現実との繋がりと科学的な論理(裏づけ)が必要になります。

小説ではありませんが、よく知られている日本のSFに「ガンダム」のシリーズがあります。

ガンダムは、人が宇宙で暮らすようになった未来の物語で、モビルスーツと呼ばれるロボットも物語の中の科学技術を駆使して作られた設定があります。

この場合は、未来の物語ということが現実とのつながり、ロボットが科学技術によるものという設定が科学的な論理になります。


ファンタジー小説(幻想小説)

ファンタジー小説の定義は、「仮想の設定のもとに、物語の世界を構築する作品」 といわれていますが、SFと重なる部分があり曖昧ではあります。

ファンタジー小説では、作品に空想的な要素(魔法や超能力)があり、言い伝えなどの伝承や神話によって作られた世界観を持っているものとされています。

ファンタジー小説とSFの違いは、ファンタジーが架空の超科学(魔法、超能力)のある世界、SFが架空の科学(未来や違う宇宙の技術)のある世界となるのではないでしょうか。


ホラー小説(怪奇小説、怪談小説)

ホラー小説は怪談小説とも呼ばれていて、読者に恐怖感を抱かせる作品です。

取り上げられるテーマには、古くから幽霊や怪物が登場する作品がありますが、最近では過激な宗教や人の内面の恐ろしさを描いた作品もあります。


ライトノベル

ライトノベルに定義はないといわれていて、アンケート形式で読者が選んだライトノベルを選ぶ『このライトノベルがすごい!』では、募集の作品を「読者がライトノベルと思う対象期間内の作品」であれば投票が可能とされています。

いくつかの目安として、登場人物のキャラクターや物語の舞台のイラストがあること、読者層が10〜20代の若い方を対象にしていること、登場人物同士の会話が多いことがあります。


経済小説

経済小説は、池井戸潤さんの作品のドラマ化から世の中に知られるようになったジャンルです。

経営者、中間管理職、サラリーマンの登場人物目線で企業のありかた、経済の仕組み、労働問題などを取り扱う作品が経済小説と呼ばれています。

働く世代には身近な問題に、また映画化やドラマ化で学生さん世代にも、これからの就職の参考になる作品が多いのではないでしょうか?

多くのテレビで解説をされる池上彰さんも著書の中で、業界の仕組みを知るためには経済小説を読むのがいいといわれていましたよ。

経済小説で有名な作家さんは、『下町ロケット (小学館文庫)』や『ロスジェネの逆襲 (文春文庫)』がよく知られている池井戸潤さんではないでしょうか?

私のブログでも取り上げていますよ。
ドラマと違う視点が面白い『ようこそ我が家へ』 池井戸潤 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
衝動買いした池井戸潤さんの『アキラとあきら』を大紹介! - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


政治小説

政治小説は日本では明治時代から世の中に広まった、政治問題を取り上げた作品です。

代表的な作品は明治から大正の時代、政治のあり方を問う形で読者の心を掴んでいたようです。

現代では広く世の中の出来事から、政治問題を取り上げる作品が多いですね。

世の中の身近な出来事と結びつけた方が、政治を身近に感じやすくもあります。


歴史小説、時代小説

歴史小説は歴史上に実在した人物を登場人物として、ほぼ史実に即したストーリーを描いた作品。また、その時代の中での空想上の物語が書かれたものとされています。

近いジャンルに時代小説があります。

時代小説は、歴史上に実在する時代を設定して、史実とは違った設定をする、架空の人物を登場させる作品のことをいいます。

似たジャンルの2つですが、「史実通りか」「史実とは異なる展開か」、「架空の人物を登場させるか」の2つで違いがあります。


児童小説

児童小説は、児童文学とも呼ばれ、12歳程度までの児童を対象に書かれた作品です。

児童文学の歴史は古く、童話という形で海外では17世紀、日本では鎖国の期間もあり20世紀に入ってから出版されるようになりました。

児童文学の特徴は、「子どもが理解できるように書かれている」こと。

作品の中には、子どもだけではなく大人も楽しめる物語が多くありますよね。

私は、改めて児童文学を読み返すことが好きですよ。

国内の作家さんでは、灰谷健次郎さんが知られています。

古い作品ではありますが、『兎の眼読むことが好きな理由〜初めての読書との出会い - 本当に本が読みたくなる読書のブログは大人目線で見ても楽しめる作品ですよ。

海外の作家さんでは、やはりJ・K・ローリングさん、私の大好きなハリー・ポッターシリーズの作家さんです。
ハリー・ポッターシリーズ前半4部作のまとめ - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


官能小説

官能小説は異性間、同性間の性的な描写をテーマにした作品です。

性的な描写が含まれていれば官能小説になるの?という疑問はあるかと思います。

たしかに恋愛小説では、性的な描写が読者の感覚に訴える作品も多くあります。

官能小説の定義では、性的な描写が主な内容で物語に少々の食い違いがあっても構わないともいわれています。

性的な描写が主なテーマのものは官能小説、あくまで性的な描写を含む作品は恋愛小説となります。




作品の内容で分類できる小説のまとめ


ジャンルで選り好みせず面白い本を読んで、紹介していた花水(hanami)ですが、調べてみると実に細かな分け方がありました。

今回取り上げただけでも、大きく12個のジャンルがありましたね。

中にはSF小説ファンタジー小説の違いが、ファンタジー小説が架空の超科学(魔法、超能力)のある世界、SF小説が架空の科学(未来や違う宇宙の技術)のある世界を描いた作品と細かな違いがわかりました。

歴史小説と時代小説の違いも、、「史実通りか」「史実とは異なる展開か」、「架空の人物を登場させるか」で分けられていることは初めて知りました。

きっと、作品のジャンルで作家さんや小説を選ばれている方には気になる分類なのではないでしょうか?



小説のジャンルのシリーズはこちら↓
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