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花水由宇の自作小説たち

花水由宇のマイ小説館

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そうは言っても、出版はもちろんしたことがありませんし、文学賞に応募したこともありません。

唯一、数年前に「魔法のiランド」で運営していた「黒猫の密室」というホームページで公開していた作品がある程度です。

多くの作品が花水(hanami)の頭の中に埋もれている中で、公開した物語、これから公開するかもしれない物語を紹介しますね。

花水由宇の小説館

『心霊警察24時』花水由宇

ジャンル:ミステリー小説、エンタメ小説
公開:完成後は文学賞応募、落選後Web公開予定

「こんばんは〜、霊察の者ですが。どうされましたかぁ?」
道に迷ったお婆さん霊を道案内、迷子の座敷わらしをお屋敷に送り届け、夜道の口裂け女は冥惑防止条例違反で現行犯逮捕。
お化けが関わるトラブル、生きていたとき以上にクセの強いお化け事件を解決する心霊警察、霊察官(れいさつかん)の物語。


常世と情世』花水由宇

ジャンル:ファンタジー小説
公開:未定

10代後半から20代前半にかけて書いていた、中二病感が満載のファンタジー小説

神話の時代から、6つに分かれた人の生き方。

自分たちの存在をかけた争いと、共生。

情世に生きる種族が知った真実は………。

遥か幾年、誰も覚えていない過ぎ去ったある時。
「真実の女神」は、そこに暮らす人に幸せが満たされる「果実の木」を分け与えた。
また、「果実の木」を育てる6人の人に、緑を育む「光」、木が根ざす「土」、暖かな気候を生む「火」、命を包み込む「風」、果実の元となる「水」、様々な変化を起こす「雷」を管理する力を与えた。
「果実の木」で満たされる幸せの尽きることのない世は「常世」と呼ばれ、僅かばかりの時を刻んだ。

ある時、「果実の木」を育てる6人の1人は言った。
「私が風を管理していたから、果実が実ったのだ。この果実を半分もらおうか」
木が根ざす「土」を管理する人は、そうかもしれないと思い果実を半分分け与えた。
この出来事を知った「真実の女神」は、「風」を管理する人が果実をどれだけ食べても満たされないようにし、彼を「獣」と呼ぶことにした。


その翌日、ある人は言った。
「果実が半分になったのだから、私の管理する水も半分でいいのではないか?」
木が根ざす「土」を管理する人は、木は水が減ると枯れてしまうため、残りの半分の果実を分け与えて水を減らさないように頼み込んだ。
この出来事を知った「真実の女神」は、果実を摘み取る手を奪って自分では食べられないようにした後、彼を「黄泉」と呼ぶことにした。

また翌日、ある人は激怒し木が根ざす「土」を管理する人に詰め寄った。
「果実がこんなに減っているのはどういうことだ。事と次第によっては私の火で木を燃やしてしまおう」
木が根ざす「土」を管理する人は、それまでの経緯を話し残りの果実の半分を分け与えることで何とか怒りを治めてもらった。
この出来事を知った「真実の女神」は「火」を管理する人が果実を食べても幸せを感じることができないようにし、彼を「修羅」と呼ぶことにした。

さらにその翌日、ある人は哀れみの目を向けてこう言った。
「こんなに果実が減って困ったことになりましたね。ですが明日は雷が落ちる、今日のうちに収穫してしまわないと果実は落ちてしまうでしょう」
木が根ざす「土」を管理する人が最後の果実を摘み終えたとき、命を包み込む「雷」を管理する人は残りの果実のとともに姿を消していた。
この出来事を知った「真実の女神」は「雷」を管理する人から果実の記憶を失わせた後、彼を「魔」と呼ぶことにした。

困り果てた木が根ざす「土」を管理する人。
その後、誰の目にも見つけられない森の奥深くに「果実の木」を植え替えることにした。
この出来事を知った「真実の女神」は「土」を管理する人から、果実を見つける視力を失わせたあと、彼を「人間」と呼ぶことにした。

緑を育む「光」を管理する人は言った。
「私は5人をただ見ていることしかできませんでした…真実の女神様、どうか私にも罰を与えて下さい」
「真実の女神」は想いを巡らせた後答えを伝えた。
「あなたは5人をただ見ているだけでした。私はあなたから5人の友人を奪い、私とともに新しい世で暮らすことを命じます」
そうして彼を「天」と呼ぶことにし、「真実の女神」と「天」は常世を去った。

「真実の女神」が去った常世には、光の照らす昼と闇が覆う夜が訪れた。
また、暑さと寒さを感じる四季が起こり、そこに暮らす人々は変化に合わせて暮らすことを強いられた。
変化に合わせ目まぐるしく暮らしが変わる変わり果てた世を人々は情世と呼び、わずかに見つかる果実を分け与えて、時に奪い合い生きる世となった。

常世と情世』花水由宇 「神話 想世記〜果実」


というように、世界観が好まれるのはかなり若い方に限られるのかなぁと思います。

公開予定は今のところありません。


『Dragon kids』花水由宇

ジャンル:SF小説ファンタジー小説
公開:未定

世界には竜がいた。
遥か昔、神話に彼らがいた頃から。
そして今も。
当たり前のようにスマホを使い、Webを見てファストフードで食事を摂る。
人間との違いは、いろいろなことが10倍なだけ。
生きていくのに必要な食糧は1日20000カロリー。
今ファストフードでスマホを触り、人気のWebページをしている見た目は20代の若い人の形をした竜は言う。
「便利になったなぁ」
「昔はヨーロッパの産業革命を調べるのに空を飛ばなきゃならなかったのに」


こちらは、SF小説ファンタジー小説ですが、現実世界に生きる竜をコミカルに描いた作品でもあります。

小説ブログを作ったら、短編で公開してみようかなぁと思う物語。


『ICE』黒猫由宇

ジャンル:エンタメ小説、恋愛小説
公開:魔法のiランドHP→閉鎖

こちらは、20代前半の頃に流行していた「魔法のiランド」で「黒猫の密室」というサイトを作って公開していた物語です。

当時、大麻の乱用が社会問題になっていたため、違法薬物をテーマに書いていました。

ストーリーは、身近にいる普通の女子高校生が『ICE』という違法薬物に手を出してしまい薬物乱用に陥ってしまうお話。

主人公の神宮空は、違法薬物担当の警察官の男性と恋に発展!

という恋愛小説でもあります。

残念ながら、物語が完結しないまま「黒猫の密室」を閉鎖してしまったためお蔵入りになった幻の小説(と思っています)。


『eternity』黒猫由宇

ジャンル:恋愛小説
公開:魔法のiランドHP→閉鎖

こちらも『ICE』と同時期に「黒猫の密室」で公開していた恋愛小説。

テーマは「年の差」とさらに法律的にも許されていない恋愛を取り上げていました。

恋愛小説家の桜井亜美さんの影響を大きく受けた世界観になっています。


『地獄時代』花水由宇

ジャンル:エンタメ小説
公開:未定

「被告人、僧侶の資格もなく除霊業務を行った除霊法違反。ならびに、悪意のない霊を悪霊として著しい苦痛を与えた暴行罪。また、金銭を得る目的で“天才霊能者”を自称し、金品を騙し取った詐欺罪。以上の罪は、金銭目的の悪質な犯行である。さらに被告人に反省の態度がみられず情状酌量の余地はない。よって、被告人を地獄での懲役刑に処する」

「冗談だろ!?坊さんの資格が必要な決まりなんてあるの?俺はただ、悪霊を追っ払っただけじゃん。金銭って、1回3000円だし、まぁ天才高校生霊能者ってホームページにちょっと書いたけどさ…」

「連れて行きなさい」

交通事故で亡くなった親の家業を継いで、拝み屋を続けていた少年。
バイク事故で死んでしまった後、裁判で拝み屋が違法行為だと初めて知った!
思わぬ形で地獄に行くことになった少年、さらに地獄には驚きの人物たちも………


もしかしたら、花水由宇が1番最初に書いたかもしれない小説が『地獄時代』。

高校生のときに、物語を友達にメールで送り回し読みしていたため1番多くの感想をもらえたコメディな物語なのかなぁと思います。



公開したい小説は?


今回紹介した物語は、今現在はどこにもありません。

もし、「魔法のiランド」で「黒猫の密室」をご覧になられていたコアな方がどこかにコピーしているのなら、あるかもしれませんね。

こちらのブログの運営が落ち着いたら、小説ブログもいつかやりたいなぁと思っている花水(hanami)。

小説ブログを始めたら、最初に連載したい物語は『心霊警察24時』花水由宇、です。

いつになるかは、まだわかりませんがお楽しみにしていてくださいね。



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