地面を見ないで空を見る、結果と理由のお話し
今日はふとしたエピソードで感じた教訓のお話をさせていただきますね。
ある日の夕方の出来事
買い物から帰ってきたある日、そこまで周りを観察していたわけではありません。
歩いていると、ふと地面が濡れているのを目にして
「雨が降ってきた?そんな予報だったっけ?」
と手をかざしてみました。
雨は1滴も落ちてはこないで、涼しい夜風が手をすり抜けます。
そして、空を見上げてみると………雲1つない晴れた夕方の空でした。
結果ばかり見ないで理由を見ないと
結果ばかりに目がいく
この晴れた日の雨の出来事で、「はっ」と思ったことがあります。
その時の自分はこう考えていたのでしょう。
①道路が濡れている=事実
②雨が降っている=考え
つい道路が濡れていることを雨が降っていると思い込んでしまったんですよね。
これが勘違いの仕組みかも
①道路が濡れていたことは事実です。
ですが、その結果が起こったことには必ず理由があるはずです。
・水を撒いた
・洗車した車が通った
・その前の通り雨のあと
・雨が降ってきた
さっと考えただけでも、4つくらいは上がりました。
その中で私がまず思い込んだのは「雨が降ってきた」というたった1つの理由。
実は普段暮らしていて、相手や物事に起こる勘違いも同じような仕組みなのだと気付きました。
勘違いは後になって気づいても遅い
今回はただ雨が降ってきた勘違いでしたが、生活や仕事ではとんでもないことにもなりかねませんよね。
例えば職場で後輩が会議に遅れてきた時、後輩は時間にルーズだったとします。
①後輩が遅れてきた=事実
②忘れていたんだろうと思う=考え
これが思い込みによる勘違いですよね。
理由はいくつかあって、例えば先輩の仕事を前もって済ませていてトラブルに巻き込まれたことも考えられます。
それを頭ごなしに怒ってしまっては、修復できない関係にもなってしまいそうですよね。
理由や原因を見ることが大切
理由や原因
物事には必ず理由や原因がありますよね。
実は今読んでいる『お坊さんが教えるイライラがスーっと消える方法』の仏教的な考え方の影響でもありますが………。
良いことが起きれば、ついいい気持ちになり、悪いことが起きれば気分が沈んでしまいます。
そして、良いことは「運が良かった、計画がうまくいった」と良い理由に結びつけます。
悪いことは、「運が悪かった、誰それが悪い」などと受け入れがたくもあります。
実際に私なんかは悪いことはとことん悪いことに考えてしまいますし………。
理由や原因を見ようとしないから勘違いが起こる
気分が良かったり、沈んだりして起こったことの理由や原因を見つめるのを怠るから思い込みや勘違いが起こってしまう。
普段の自分の考え方のクセは、まさにこの通りでした。
思い込みや勘違いを防ぐには
思い込みや勘違いを防いで、良いことはさらに良い方向に、悪いことは悪くならないようにするには理由や原因を把握しておく必要を感じます。
きっと私はいつもできていないんでしょう、笑。
と、今回は「はっ」とした出来事のお話しでした。
結果と理由や原因のお話しは、今読んでいる『お坊さんが教えるイライラがスーっと消える方法』に書いていました。
それで気づくことができたのかもしれませんね。
さらにこれからの暮らしに活かせたら、本代以上の収穫になりますよね。