本当に本が読みたくなる読書のブログ

読書好きのための本当に読みたい本が見つかる書評ブログです。小説、実用書、ビジネス書ジャンルを問わず紹介。読書にまつわる豆知識のお話、文章の書き方のお話もありますよ。

断捨離はこだわりという執着を捨てること

断捨離とこだわりという執着

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断捨離やミニマリストがテーマのブログではありませんが、ここ1年くらいで断捨離に取り組んだことがあり、考えたことをまとめてみました。

使わない物を持ちすぎて家の収納を満たしていた花水(hanami)も、断捨離で家の中も頭の中もスッキリとすることができましたよ。




物へのこだわり


我が家に溜まっていた物の中には何年も使っていない物、着ない服、年に1回も使わない趣味の道具が多くありました。

決して汚部屋になっていたわけではありませんよ。

機能的で1つで何役もこなせるものにこだわっていたので、そう「こだわって」いたんですね。

物が溜まることの1つに、私の場合「こだわりの物」の存在がありました。

元々1つの物を大切に使う習慣があったためか、何か物を買うときは何個も比較して選んでから買っていました。

そうして選んだ物なので、なおさら捨てられなかったんですね。

断捨離では、「物を捨てる」ことと同じく「物へのこだわり」を減らすことにしましたよ。




私が断捨離したこだわり


今回取り組んだ断捨離では、自分の持ち物を3つに分けて「こだわりの物」とそうではない物に分けてみました。

⑴大切なパートナーからもらったもの=こだわりの物

⑵暮らしていくための物=必要な物

⑶暮らしていくために必要ではない物=こだわらない物

この3つの中から⑶こだわらない物を断捨離することにしました。

どんな物が当てはまったから次の4つでしたよ。

ひとり遊びの道具


まず最初に断捨離したものは、趣味の道具。

本当にお金がかかって、そう何度も行けなくて、ひとり遊びにしかならない趣味が沢山ありました。

サーフィン、ダイビング、フィッシング。

1つの趣味に道具を揃えるだけで数10万円、1回行くだけで数千円。

まったく、何やってたんだかって感じです。

得たものは1時の感動と時間をつぶすこと。

失ったものはお金と時間。

楽しかったことは間違いないですけど、よほどお金持ちでもないと全て続けることはできないですよ。

そこで、断捨離!

サーフィン、ダイビングは処分!

フィッシングは、2人分の最低限の道具を残して処分しました。


着ていない服


クローゼットは着ない服の倉庫。

北国という土地柄、夏と冬の服はクローゼットとケースを行き来していましたが、半分以上は1年に1回も着ない服です。

着ていない服は全部処分!


読まない本


そして、収納に所狭しと並んでいたのが読まない本ですね。

全く読まないわけではありません。

数年に1回開いては本棚に戻す、そんな本がほとんどです。

読書のブログをやっているだけあり、読書の量も多い私は1年に1回は本を処分していましたが、それでも溜まる本たち。

今ではキッチンの上の棚に1列とテレビラックに2カ所のスペースに収めています。


ただの物置の家具


我が家のリビングの一角を占めていた家具に、ラックではありましたが、普段使わない荷物を載せているだけのラックがありました。

電話とwifiルータ以外は、使っていないノートパソコン、小物、ビン、上げればキリがないほどの物で溢れていました。

それらも、ラックごと処分。



断捨離で失ったもの


潔く断捨離をしてスッキリとした室内。

もともと便利で置いていたものではなかったので、不便さは全くありません。

失ったものがあるとすれば、ふとした時に整理する時間でしょうか?

今はその時間で書き物ができますから、何も失っていないことになりますね。



断捨離で得たもの


断捨離で得たもの、形のあるものでは部屋が広くなったこと。

そして、物の整理や手入れにかかっていた分の時間です。

形のないもの、気持ちの面では少し変化を感じます。

「物へのこだわり」を減らしたことで、普段の暮らしで気にしていた細かなことにこだわることが減りましたね。

例えば、衣服を買うときの「このメーカーのだから」といった小さなこだわり。

しばらく読みそうにもない本を「また読むかもしれないから1年は取っておこう」といった小さなこだわり。

このこだわりは仏教関係の本によると『執着』といって、私たち誰もが持っていることだそうです。

この『執着』は、私たちが人である限り無くなりはしないのですが、大きすぎると自分を苦しめる原因にもなるようです。

例えばお気に入りの缶コーヒーにこだわって『執着』している人は、コンビニにその缶コーヒーが無いと不満になりますよね。

缶コーヒーにこだわりが無い人は、種類を選ばなければ違う缶コーヒーもありますから不満にはなりません。

執着しているか、していないかで気持ちも変化する。

執着の恐ろしさは凄いですね。

ただ良いこだわりと執着もありますよね。

例えば「ここは手作業で丁寧に」とこだわって出来上がった品物は、他には無い魅力があります。

この良い執着と自分を苦しめる執着、多分自分のために執着したことは自分を苦しめて、人のために執着したことは自分を苦しめないのではないでしょうか?

ちょっとそんな気がしました。


参考にした仏教の本はこちら


えんま様の格言 心の天気は自分で晴らせ! 名取芳彦
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お経 浄土宗 藤井正雄
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超訳 仏教の言葉 鳥沢廣栄
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ブッダが死ぬ前に繰り返し説いた 悩みに強くなる考え方 鳥沢廣栄
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お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法 鳥沢廣栄
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超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる 境野勝悟
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