本当に本が読みたくなる読書のブログ

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ハリー・ポッターシリーズ後半4部作のまとめ

ハリー・ポッターは前半4部作、後半4部作に分けられる

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J・K・ローリングさん(J・K・ローリングさんの紹介〜ハリーポッターを生んだお母さん - 本当に本が読みたくなる読書のブログ)の、誰もが知っているハリー・ポッターシリーズは現在全8作品。

本当に本が読みたくなる読書のブログでは、ハリー・ポッターシリーズを主人公ハリー・ポッターの成長、ストーリーの展開、物語のテーマで前半4部作と後半4部作に分けて紹介しています。

前半4部作は『ハリー・ポッターと賢者の石』から、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』までの4作品。

後半4部作は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から、最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝』までの3作品に、『ハリー・ポッターと呪いの子』を加えた4作品です。

前半4部作は「大人も楽しめて子どもに読ませたい」をテーマに、後半4部作は「大人の読み方、子どもへの勧め方」をテーマに紹介しています。

今回は、今まで紹介させていただいた作品のあらすじ、登場人物、テーマとキーワードをまとめています。

あらすじには、後半4部作それぞれの記事へのリンクもありますので、気になる作品のページへ移動しやすくなりましたよ。

それでは、どうぞ!


ハリー・ポッター前半4部作


ハリー・ポッターと賢者の石』、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が全4部作にあたります。

ハリーたちのホグワーツ入学から、炎のゴブレットを巡ってホグワーツ、ボーバトン、ダームストラングの3校が競い合うまでを描いた作品。


テーマは出会いと成長

作品によって、持っているテーマが異なるハリー・ポッターシリーズ。

前半4部作のテーマを1つだけ選ぶとしたら、それは出会いと成長。

同級生や先生、大人の登場人物の影響を受け魔法の技術だけではなく、考え方やどう生きるべきかを吸収していくハリー、ロン、ハーマイオニー・グレンジャー。

特に成長を感じるのは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のラストシーンですね。


キーワードは希望と義務

失敗もあれば、罰則もある。

ダンブルドア校長のセリフにあるように、「ホグワーツでは求めるものは、それを手に入れることができる」。

希望を失わなければ、必ず救いがある期間ですね。

ですが、大きな存在に守られているというのは自由も制限されているもの。

それでも暖かく登場人物たちを見守れるのが、前半4部作のいいところですね。


ハリー・ポッター後半4部作


後半4部作は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、『ハリー・ポッターと死の秘宝』、『ハリー・ポッターと呪いの子』です。

ヴォルデモート卿の復活に対抗して、再結成された不死鳥の騎士団にまつわる物語から、ストーリーの終着点までを描いた3作品。

ハリーたちのその後が描かれた『ハリー・ポッターと呪いの子』を含めるかは、読者の間では意見が分かれていますが、J・K・ローリングさんの公式発表では「ハリー・ポッターシリーズの最終作」とされています。

今までの経験が試されるアウトプットの期間

後半4部作では、学校生活の他にも復活した宿敵ヴォルデモート卿の脅威にも立ち向かわなければなりません。

魔法界で恐れられているヴォルデモート卿の復活が、前半4部作と後半4部作を分けているといってもいいでしょう。

特にシリアスなシーンが増えるのも、後半4部作の特徴でもあります。


キーワードは現実と責任

そして、勢力を増すヴォルデモート卿一派死喰い人。

次々と失われる仲間。

行動だけではなく、先の判断もできる自由、反対に残酷な現実を受け入れ、責任を負わなければならない。

前半と後半を大きく分けるキーワードでもあります。



ハリー・ポッター後半4部作のあらすじ

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のあらすじ

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復活したヴォルデモート卿と、集まった「死喰い人」は地下に潜った。

まだ、その時ではないのかもしれないというように………

死喰い人に対抗して、盟主ダンブルドアを筆頭に集結する「不死鳥の騎士団」。

死喰い人の暗躍を認めようとせず、不死鳥の騎士団を危険視する魔法省。

3つの勢力が相容れずお互いを削り合う、その先は………。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』からは、小学校低学年くらいの方には難しいやりとりが増えてきます。

ほとんど「大人が楽しめる作品」といっていいでしょう。



ハリー・ポッターと謎のプリンス』のあらすじ

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最愛の、最後の家族と呼べる存在を亡くしたハリー。

時間は変わらない早さで進んでいく。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で結成した、生徒組織DA(ダンブルドア軍団)で知り合った新しい仲間、新しく赴任した魔法薬学の先生。

偶然手にしたさまざまな魔法が書き加えられた教科書の著者、「半純潔のプリンス」。

ダンブルドア校長が直接杖をふるい教えてくれる個人授業。

6年生を迎え、ホグワーツでの暮らしもあと1年。

シリーズの中心になる出来事に迫るキーワードが1つ1つ明らかに………


ハリー・ポッターと死の秘宝』のあらすじ

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魔法界、不死鳥の騎士団にとって拠り所だったダンブルドアは既になく。

魔法省は、ヴォルデモート卿一派「死喰い人」の巣窟に………

ダンブルドアの仇ともいえるスネイプは、ホグワーツの校長に就任。

かつて魔法界を覆った黒いカーテンが、再び閉じようとしていた。

唯一の希望として、ダンブルドアに残された希望ハリー・ポッター

信頼できる仲間、親代わりの大人たちや恩師から譲られた思いを抱え、果てのない旅へと向かう。


ハリー・ポッターと呪いの子』のあらすじ

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ヴォルデモート卿が魔法界を去ってから、16年後。

魔法界の英雄ハリー・ポッターの次男アルバス・セブルス・ポッターは、ホグワーツ魔法魔術学校入学式の組み分けでスリザリンに組み分けされてしまう。

英雄視される父ハリー、グリフィンドールの優等生で長男ジェームズ・シリウス・ポッターとの確執も広がるばかり。

スリザリンの同級生スコーピウス・マルフォイもまた、黒い噂が絶えないマルフォイ家の子どもという目線を向けられていた。

互いに、境遇の理解し合える2人は考えた。

「過去を変えられたら、今も変わるのではないか?」

現在という時間を飛び出した、2代目ポッターとマルフォイの冒険が始まる。



ハリー・ポッター後半4部作の注目の登場人物

無二の親友

ロン・ウィーズリー

たまたま乗り合わせたホグワーツ急行のパーテション、それから7年間をハリー・ポッターハーマイオニー・グレンジャーとともに過ごすことになったロン。

1年生・2年生では、あえて目立つことを好むわけでもなく、控えめな性格でもない、どちらかというとその場の流れに合わせるタイプでした。

後半4部作では、友人には熱く、恋に情熱的で、敵には怒る自分の気持ちに正直な少年に成長。

恋愛模様の面白さは、作品の中で彼が1番。

最新作の『ハリー・ポッターと呪いの子』での家庭の様子も楽しみでなりません。


ハーマイオニー・グレンジャー

魔法使いではないマグルの家庭出身ながら、学年トップの秀才で常に真面目でストイック。

杓子定規のように規則に忠実だったハーマイオニーが変わり始めたのは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』からではないでしょうか。

ハリーやロンとともに、他の生徒たちではできない冒険を経験したからこもしれません。

従うべき価値観が徐々に規則から、自分たちの、そして魔法界の利益になるように物事を柔らかく判断するように。

ハリー・ポッターと死の秘宝』では、ハーマイオニーだから知っている人間社会の細かな知識が役に立つ場面も増えてきます。

大人になった後は、どうなっているのでしよわうね。


ネビル・ロングボトム

成績もイマイチでドジ、運動神経も悪く何かとグリフィンドールの同級生たちの足を引っ張るネビル。

ネビルのミスで授業が大惨事になるのは、ハリー・ポッターシリーズのお約束ごとでもあります。

ハリー・ポッター作品のファンの方は、1巻の出来事を覚えていますか?

夜に寮を抜け出そうとするハリー、ロン、ハーマイオニーを体を張って止めようとしたネビルの姿。

彼は、友人に立ち向かう「勇気」を讃えられ、ダンブルドア校長先生から表彰を受けていました。

何かといい場面が少ないネビルですが、『ハリー・ポッターと死の秘宝』では彼の「勇気」が思わぬ奇跡を起こすことに………


ルーナ・ラブグッド

クラスや学年には1人はいる、不思議ちゃんのルーナ・ラブグッド。

父親が魔法界のオカルト雑誌『ザ・クィブラー』を発行しているためか、不思議な物事やオタク的なお話が大好き。

一見、何を考えているかはわからないルーナですが、母親の死、同級生からのイジメと現実の厳しさを受け止めて生きる強さが魅力。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から登場、大活躍が期待されるキャラクターです。


ジニー・ウィーズリー

ハリーの親友ロンの1歳下の妹ジニー。

ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、トム・リドルの日記によって悲劇のヒロインになった少女もたくましく成長。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、グリフィンドールのクィディッチチームのエースチェイサーに、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ではハリーに代わりシーカーとキャプテン代理を務めるスポーツ女子。

恋多きジニーと結ばれる人は………



恩師

アルバス・ダンブルドア

ハリー・ポッターシリーズに登場する魔法使いの中で、「最も偉大」と尊敬を集めるアルバス・ダンブルドア校長。

前半4部作では、物語の中心というより暖かくハリーを見守っていたダンブルドア校長も、後半4部作ではストーリーに大きく関わってくることに。

ダンブルドア校長の魔法と、魔法界への思いを知りたくなりますね。


ミネルバ・マクゴナガル

ホグワーツ魔法魔術学校の副校長、グリフィンドール寮の寮監を務めるミネルバ・マクゴナガル先生。

マクゴナガル先生の担当教科は、魔法の中でも高い技術を必要とする変身術。

厳しさの中に、生徒を思いやる愛が溢れる指導方針を貫いているマグゴナガル先生。

ダンブルドア校長と同じように、物語の中心になる役割へと変わります。

ヴォルデモート卿側の視点では、ダンブルドア校長に次ぐ実力者で信念を曲げない厄介な魔法使いと思われているはずですね。


ルビウス・ハグリッド

「子ども心を忘れない良いおじさん」のハグリッド、3作目の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』から、豊富な生き物の知識を買われ魔法生物飼育学の教師に抜擢されました。

これから、シリアスなシーンが増えてくる後半4部作。

ダンブルドア校長、ハリー達を心の底から信用してくれるハグリッドの存在は、大柄な見た目もあってとても頼りになることでしょう。


ホラス・スラグホーン先生

ハリー・ポッターと謎のプリンス』から登場する魔法薬学の前任教師スラグホーン先生。

ダンブルドア校長が、今のマグゴナガル先生と同じ変身術教師の時の同僚です。

そのため、学生時代のヴォルデモート卿を知る数少ない物語のキーマン。

彼の見ていた、幼い頃のヴォルデモートの姿は物語の謎を解く大きな鍵になります。


親代わりの大人たち

シリウス・ブラック

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』から登場した、ハリーの名付け親シリウス

子ども心を忘れない、友だち目線で接し甘えさせてくれる父親のような存在。

信頼できる家族を知らなかったハリーに、はじめて家族の絆を教えてくれたシリウスも「不死鳥の騎士団」として闘いに身を投じることに…


リーマス・ルーピン

ハリーの両親、そしてシリウスの親友ルーピン。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、優しさの中に現実を見つめる厳しさを教えてくれた「闇の魔術に対する防衛術」の先生。

ルーピンの厳しさは、ハリーに生き残ってほしいという優しさにあるのだと思います。

シリウスの何もかも受け入れる優しさとは違い、時に厳しく現実も伝えるもう1人の父親。

彼もまた、不死鳥の騎士団としてヴォルデモート卿との闘いの中に………

その中で見つかる幸せは………


キングズリー・シャックルボルト

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から登場する頼もしい大人の1人が、キングズリー・シャックルボルト。

魔法省の現役闇払い(魔法界の刑事)でも、No.1と言われる実力者。

彼の低く深い声は、人を落ち着かせる雰囲気を生む。

復活したヴォルデモート一派の「死喰い人」と立ち向かう、「不死鳥の騎士団」を支える存在。


マッドアイ・ムーディ

ハリー・ポッターと炎のゴブレット』から登場した、元闇払い(刑事)。

炎のゴブレットで、「闇の魔術に対する防衛術」教師をしていたマッドアイ・ムーディは実は偽物。

本物のムーディは、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から登場。

歴戦の元刑事の経験から、不死鳥の騎士団をまとめる存在。

そして、「本物のムーディ先生」は偽物より若者への小言が多いおじさん。

この方が授業をしていたら、今のホグワーツの生徒は本物の防衛術を身につけていたかもしれません。



相入れない相手

ドラコ・マルフォイ

スリザリン寮に所属する同級生で、旧家マルフォイ家の後継の一人息子として育てられたドラコ。

ホグワーツの入学式、出会って間もない黒髪とブロンドの2人の少年たちを、「組み分け帽子」は2つの寮に分けた。

それぞれの進む道が、同じではないかのように。

その後、全ての作品でハリーたちグリフィンドール生を目の敵に嫌がらせを続け、それに応じるハリー。

2人の相容れない少年たちも、魔法界の大きな流れの中、二股の川を下っていくのでした………


セブルス・スネイプ

ホグワーツで魔法薬学の教師を務めるセブルス・スネイプ。

ドラコ・マルフォイも所属するスリザリン寮の寮監で、スリザリン寮以外の生徒たちに嫌われる存在。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」以降では、ハリーの父親ジェームズと友人のシリウス、ルーピンとの確執があったことが明らかに。

過去に確執のあったハリーへ向ける冷たい視線、第1作でハリーを守り、イタズラを見逃すこともある相反する態度。

推し量ることができない心の中に、スネイプ先生の秘めた気持ち。

後半4部作の最後まで、動向から目が離せない1人です。


ベラトリックス・レストレンジ

ヴォルデモート一派の中でも、もっとも闇の帝王に忠実な死喰い人ベラトリックス・レストレンジ。

ヴォルデモートへの忠誠を変えないまま、吸魂鬼のうごめくアズカバンの監獄から魔法界に解き放たれた。

10数年押さえ込まれた狂気が向けられる先は………


ヴォルデモート卿

かつて魔法界を恐怖に陥れ、名前を口にすることも避けられてきた「例のあの人」ことヴォルデモート卿。

彼のもたらした恐怖は、魔法界に暮らす人々に多くの傷と、思い出したくもない負の記憶を根付かせてきた。

そして再び、禁断の魔法によって魔法界への復活を遂げる。

かつての天敵、ハリー・ポッターを亡き者にし、魔法界を彼の思うままに変えるため………

後半4部作は、ヴォルデモートの物語ともいえる敵側の主人公でもあります。


ハリーポッターシリーズ後半4部作で重要なキーワード

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、キーワードは「真実」「信頼」


「不死鳥の騎士団」「死喰い人」「魔法省」、平等主義と純血主義、そして政権の保身。

平等主義は「良いこと」で、純血主義は「悪いこと」なのだろうか?

もし、主張する側が違っていたら…

不死鳥の騎士団が純血主義を主張し、死喰い人が平等主義のため暴力による恐怖を広める。

物事の本質、本当の姿である「真実」。

混沌とした世の中で、誰が信頼できて誰を危険視するのか………

世の中や周りへの「信頼」。

この2つが、シリアスな物語のテーマ。


ハリー・ポッターと謎のプリンス』で注目するキーワードは「魔法使い」の「家系」


先ほど取り上げた、「魔法を使う力」は遺伝で決まるというお話が『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のキーワードでもあります。

ハリー・ポッターシリーズでは、両親ともに魔法使いから生まれた子どもを「純血」。

両親のどちらかが普通の人間マグルの子どもは、「半純血」と呼ばれています。

さらに、普通の人間マグルの家庭に生まれた「魔法を使う力」を持った子どもは、ヴォルデモートら死喰い人の「純血主義」の魔法使いからは「穢れた血」と差別される呼び方をされることも。

また、逆に両親が魔法使いでも「魔法を使う力」を持たない子どもが生まれることもあり、こちらも「スクイブ」と呼ばれ差別を受けています。

登場人物では、ロン・ウィーズリーやジニー・ウィーズリーは純血、ハリー・ポッターは半純血、両親がマグルのハーマイオニー・グレンジャーは純血主義者の多いスリザリン寮からは穢れた血と呼ばれることも………

主人公に近い登場人物全てが、血筋が違います。

さらにマグルの両親から生まれた、穢れた血と差別されることもあるハーマイオニーは学年一の優秀な魔法使いだったりと、血筋と魔法の力はいっさい関係ないところも現実的ですね。

魔法使いの家系は、謎のプリンスの正体にもつながる重要なキーワードに………



ハリー・ポッターと死の秘宝』で注目するキーワードは「生と死」「辛さと幸せ」


ハリー・ポッターと死の秘宝』のテーマは、「生と死」そして「辛さと幸せ」。

人の命に限りがあるのは、どの世界でも変わらない。

限りある命を受け入れられず、「不死」を求めるヴォルデモート卿。

ハリーたちが見つける命の答えは…

そして、生きることの辛さと幸せ。

辛さを感じることができるからこそ、わずかにある幸せを心いっぱいに感じることができるのかもしれません。

表と裏の関係にある「生と死」、そして「辛さと幸せ」。

表と裏であるからこそ、全くの別ものではなく元々は同じものなのではないでしょうか?

同じように生まれて間もない頃から、両親を知らずに育ったハリーとヴォルデモートもまた、元々は同じものを求めていたのかもしれない。


ハリー・ポッターと呪いの子、キーワードは「過去」「現在」「未来」

過去があるから現在があり、現在があるから未来がある。

一方通行に流れる、時間の流れ。

川のような時間の流れを遡れるのは、魔法の世界ならではのこと。

現在の生き方に悩み、過去に想いを馳せるアルバス・セブルス・ポッターとスコーピウス・マルフォイ。

過去の出来事を変える行いは、どの世界でも禁じられた行為。

過去へ向かった2人、冒険の影響で現在は?未来はどうなるのか?



ハリー・ポッターシリーズ後半4部作のまとめ


ハリー・ポッターシリーズの後半4部作、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』から『ハリー・ポッターと死の秘宝』に、『ハリー・ポッターと呪いの子』を加えた4作品。

ハリー・ポッターと仲間たちの冒険や挑戦のシーンが多かった前半4部作に比べ、物語はシリアスなシーンが多く描かれています。

テーマも、現実に近い社会問題を取り扱ったり、物語の中に細かな伏線が張られていたり、「大人向け?」と思われる作品かと思えます。

J・K・ローリングさんの読者層の設定で、主人公のハリーと同年代の13〜16歳が対象なら、「大人向け」の内容の方がちょうどいいのかもしれませんね。

今回のまとめで、ハリー・ポッターシリーズは全て紹介することができました。

今後は、物語の細かなシーンを取り上げたコラム記事を予定しています。

どうか、お楽しみにお待ち願います。



ハリー・ポッターシリーズ前半4部作はこちら↓
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ハリー・ポッターシリーズの考察記事はこちら↓
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