本当に本が読みたくなる読書のブログ

読書好きのための本当に読みたい本が見つかる書評ブログです。小説、実用書、ビジネス書ジャンルを問わず紹介。読書にまつわる豆知識のお話、文章の書き方のお話もありますよ。

立ち読みのメリットを読者目線と作家目線で考えてみる

立ち読みのメリット

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今回の読書コラムは、「立ち読み」がテーマです。

ブログを読んで下さっている方は、ご存知と思いますが、私は買って読む以上の本を立ち読みしています。。

本1冊を選ぶのに、読み比べをしないと選べないほど迷いやすいからでもあります。

あまり、胸を張って言えることではありませんね。

そこで、立ち読みは本の買い手「読者」意外に何かメリットはあるのかを真剣に考えてみましたよ。

立ち読みは書店とコンビニには迷惑、でも読書と作家にはメリットが…

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立ち読みは、説明するまでもないでしょう。

書店やコンビニで、販売されている本をその場で読む行為です。

立ち読みは、本を販売する書店やコンビニにメリットはないといえます。

それでは、視点を変えて本の読者と作家さんにとっては………。

読者目線と作家目線では、読者にとって「本を選べる」、自分にとって面白くなかったり必要な本を買ってしまう「余分なコスト」を抑えるメリットがありました。



読者目線と作家目線で考える立ち読みのメリット

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立ち読みのメリット、読者目線ではわかりやすいかと思います。

それでは、作家目線ではどうでしょうか?


読者目線〜読み比べができるメリット

本の読者さんにとって、立ち読みのメリットは「読み比べができる」ことです。

中でも、ビジネス書や実用書は、テーマや書かれている内容が似ている本が多いジャンル。

1冊を選ぶとなると、手に取って読み比べるのが1番です。


読者目線〜余分なコストを抑えられるメリット

小説、ビジネス書、実用書を問わず本は開いてみないと「面白いのか?」「役に立つのか?」まったくわからない商品です。

衝動買いした本が、読んでみると「面白くなかった」「役に立たなかった」という経験はありませんか?

私は何度もありますよ。

新刊で1000円以上した本が、まったく面白くなく、完読できないまま古本屋さんに出すのは、余分なコストでしかないでしょう。

本を買う前に立ち読みで読んでみることで、「面白いのか?」「役に立つのか?」がわかり余分なコストを抑えることができます。


作家目線〜作品の宣伝効果のメリット

次に、作家さんのメリットです。

作家さんにとって、立ち読みで本を読んでもらうメリットは2つあります。

1つは、作品を知ってもらうメリット。

インターネットやSNSが発達した現代では、とても大きなことです。

無名作家さんの作品でも、手に取って立ち読みした方がTwitterなどSNSで取り上げるだけで数1000人〜数10000人以上の目にとまるでしょう。

テレビやラジオの作品紹介よりも、大きな宣伝効果があるときもあります。


作家目線〜価値の高い作品を選んでもらえるメリット

もう1つのメリット、読者さんが立ち読みすることで「価値の高い」「質の良い」作品を選んでもらえることです。

これは、さきほどの本は開いてみないと「面白いのか?」「役に立つのか?」まったくわからない商品だからです。

また、便利さや丈夫さが求められる文房具や調理機器と違い、商品の「価値」「質」を左右するのはお客さんである読者の主観。

作家さんや出版社では、読者さんの年齢や性別、生活のスタイルからおおよその傾向を予想していますが、同じ年齢と性別、生活のスタイルが似ていても作品の好みは全く異なるでしょう。

レビューで意見が2つに分かれる作品もあります。

立ち読みで試し読みをしてから買ってもらうことで、本に価値を持ってくれる方に買っていただけるメリットがあるのではないでしょうか?



書店やコンビニにはメリットはないのかも

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読者目線、作家さん目線ではメリットもある立ち読み。

実際に本を販売する書店やコンビニには、メリットはないでしょう。

書店にとっては、立ち読み客は本を購入してもらえる「見込み客」ではあります。

一方で、商品の本を汚されてしまう、売り場を何度も直す手間も生まれます。

さらに、コンビニでは立ち読みができないように雑誌はテープで閉じて売られるお店が増えています。

以前は、防犯のため、お店が繁盛しているように見えると立ち読み客を拒まない風習がありました。

最近では、コンビニの人手不足や心無いお客さんが増えたこともあり、立ち読みを受け入れないお店が主流のようですね。




立ち読みのまとめ


「立ち読み」がテーマの読書コラム、いかがでしたか?

話題に上げている本は、「全部買っています」と堂々と言えるほど裕福ではありません。

周りの人に借りたりすることもありますが、たまに立ち読みで読み比べをしたまま読み切ってしまうことも………

そこで、改めて立ち読みについて考えてみると、作家さんにとっては「作品の宣伝効果」「読者さんにとって価値の高い作品を買ってもらう」メリットがありました。

一方で、書店や本屋さん、コンビニにとっては立ち読みは迷惑なことでしかないようです。

立ち読みは、ほどほどにしましょう。

もちろん、私も………


書籍や本屋さんにまつわるお話はこちらもどうぞ↓

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