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平成で変わった「努力と結果」の価値観

今週のお題「平成を振り返る」
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努力は報われる意味の違い


平成に青春を過ごされた方は、親御さんや先生、20才以上年齢の離れた周りの大人の方にこう言われたことはありませんか?


「努力は必ず報われる」

「努力した結果は訪れる」

「努力しないとろくな暮らしができない」

私は、よく言われていましたよ。

そうして、大人になった今、この言葉は半分当たっていて、半分間違っていることに気がついているはず。

それは、「意味の違い」にあると思います。



努力≠豊かさ


平成に青春を過ごされた世代にとって、努力の結果が暮らしの豊かさにつながらないことは身をもって感じているはず。

勉強を頑張っていい学校を卒業しても、就職先がないことも知っています。

仕事を頑張って成果を出しても、給料が上がらないことは当たり前のことです。

それなら、なぜ「努力は必ず報われる」と言われ続けたのでしょうか?

平成に青春を過ごされた世代にとっての大人世代とは、「時代が違う」ためです。

昭和の終わりから平成にかけては、私たちが実感したことがない「バブル」と呼ばれる好景気がありました。

その前から、「高度経済成長」といわれる景気が上がり続ける時代がありました。

当時は、勉強を頑張れば良い学校に進めて、給料が上がり続けるいい会社に就職できる仕組みでした。

仕事で出す結果も会社にとって大きな利益で、その中から社員に出るボーナスもまた大きな金額でした。

平成に青春を過ごされた世代にとっての大人世代は、決して間違ったことは言ってはいなかったのです。



努力≒幸せのあり方


今は、残念ですが時代が違います。

それでも、「努力は必ず報われる」という考えは間違ってはいないでしょう。

勉強を頑張った結果、自分のやりたいことが見つかる。

興味の持てそうな仕事が見つかる。

仕事を頑張った結果、新しく別の業界を知ることができて、今後の働き方が変わる。

そして、どう生きるか真剣に頑張って暮らしてきたことを認め合える人と出会い、幸せを感じられる時間を過ごすことができる。

「努力は必ず報われる」の、「報われる」の部分が「豊かさ」から「幸せのあり方」に変わったのが平成の時代なのかなぁと思います。

それなら、何に努力すればいいのでしょう?



努力=生き方


価値観は人によって変わるでしょう。

私は、「生き方の努力」が今の時代で大切なのかなぁと思います。

生き方の努力とは、どういう努力?

これも、私の考えでもあります。


人に優しく

全ての人に優しくなれるほど、優しくはない私。

それでも、大切な人にだけは、相手を認めて、些細なことは許せて、受け入れられる優しさを持てるように努力したいな。


飾らず正直に

見た目は、若々しくありたいものです、笑。

持っている物事、持てそうな物事以上に人前で大きく見せないということです。

足るを知る

「足るを知る」

哲学や仏教で話題に上がる言葉ですね。

いつからか、とても素敵な言葉に思えてきました。

多くを求めず、今自分の周りにある幸せを大切にしていきたいです。


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