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J・K・ローリングさんの紹介〜ハリーポッターを生んだお母さん

J・K・ローリング

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J・K・ローリング(本名: Joanne Rowling ジョアン・ローリング)さんは、世界的に有名なイギリスの小説家。

大ヒット作品『ハリーポッターシリーズ』は、史上最も売れた文学作品として知らない人はいないでしょう。

今回は、知らない人はいないJ・K・ローリングさんを今更ですが紹介させていただきます。

J・K・ローリングさんの経歴


J・K・ローリングさんが『ハリーポッターシリーズ』最初の作品『ハリーポッターと賢者の石』を出版されてから、世界的に有名になられるまではわずか2年足らずです。

私たちは多くの読者は、『ハリーポッターシリーズ』で成功されたJ・K・ローリングさんしか知らないでしょう。


作家デビュー前

幼い頃から、物語を書くことが好きだったJ・K・ローリングさん。

初めての作品『Rabbit』を書き上げたのは、何と6歳の時でした。

その後は、お母さんの闘病生活もあり執筆活動は学校や仕事の合間にこなす程度になります。

それでも物語を書く世界から離れることはなく、世界的な国際アムスティという機関で働きながらカフェやレストランで個人的に執筆活動を続けていました。


ハリーポッターのヒットと共に作家デビュー

J・K・ローリングさんの執筆活動が転機を迎えたのは、1990年のことです。

大学時代の恋人と会った帰りの列車の中で、「突然ハリーポッターの世界が浮かぶ」体験をします。

家に帰ると、手元にあったノートやメモ帳に物語の世界を書きなぐるたびにハリーポッターの世界は広がります。

1993年に長女を出産した直後、夫婦関係は悪化しJ・K・ローリングさんは長女を連れて家を出ることに。

その後は生活保護や仕事を掛け持ちしながら執筆活動を続け、疲労もあってかうつ病に悩まされることに…

この苦しい体験が、ハリーポッターシリーズに登場する吸魂鬼ディメンターのモデルにもなります。


世界を代表する作家J・K・ローリングとして

長女の育児をしながらの困窮した暮らし、うつ病との闘病生活の中で1995年にハリーポッターは作品として生まれることになります。

J・K・ローリングさんは、仕上がった原稿を出版社に持ち込みましたが、当時無名の新人作家さんの作品を出版する会社はなかなか現れません。

10数社を訪れて、最後に出版のゴーサインを出したのはブルームズベリー出版社編集担当の8歳になるお子さんという話は有名です。

1997年に初版500部からスタートした『ハリー・ポッターと賢者の石』は、出版から2週間後にアメリカで大ヒットとなりアメリカ版で新たに5万部の出版がされます。

2作目の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、出版から6日後で英国のベストセラーリストの1位を飾り、世界中の言葉に翻訳されることに…

イギリスやアメリカなどの英語圏のみではなく、世界的な児童文学作家J・K・ローリングさんの誕生です。



J・K・ローリングさんの人物に迫る


J・K・ローリングさんが書かれた『ハリーポッターシリーズ』には、いくつかのメッセージが込められています。

その中のほとんどが、辛い経験もされたJ・K・ローリングさんの実体験が元になっていると私も思います。

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ハリーポッターが生まれるまでの暮らし

ハリーポッターが大ヒットするまでのJ・K・ローリングさんの暮らしは、育児と困窮、闘病生活ととても辛い生活を送られたとあります。

中でも、うつ病で「幸せを吸い取られるような体験」から吸魂鬼ディメンターが生まれたことは、こちら冬季うつと吸魂鬼ディメンターの共通点と対策 - 本当に本が読みたくなる読書のブログでも紹介させていただいたことがあります。

希望や幸せがなくなってしまうような体験、そして「幸せになる」という強い希望がハリー・ポッターの得意呪文「エクスペクトパトローナム」を生むきっかけになったことは、作品を知る読者の多くが想像できることでもあります。


慈善活動と人柄

ご自身が経済的、社会的に苦しい生活を経験されたJ・K・ローリングさんは慈善活動にも積極的に取り組まれている作家さんです。

2010年の時点で、約840億円の総資産がありイギリス版の長者番付にも名前が載るJ・K・ローリングさん。

イギリスのシングルペアレント・ファミリー支援協会への寄付、がん患者支援団体マギーズ・センターズへの援助と資金集めの活動、スコットランド多発性硬化症協会への後援活動は、ハリーポッターで生まれた幸せを分け与えるJ・K・ローリングさんの人柄を表しているのではないでしょうか。



文学賞受賞作品


ハリーポッターシリーズ』は、世界的に有名な文学賞を多く受賞しています。

中でも、調べられる範囲で文学賞の内容がわかったものを取り上げてみますね。


2000年 ローカス賞ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

ローカス賞は、アメリカやイギリスなど英語圏のSF・ファンタジー小説文学賞

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は、2000年のファンタジイ長編部門に選ばれています。


2003年 ブラム・ストーカー賞ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

ブラム・ストーカー賞は、『吸血鬼ドラキュラ』の作者であるブラム・ストーカーにちなんだアメリカのホラー作品の文学賞

ヴォルデモート卿の暗躍を描いた『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
は、児童文学作品としては珍しい受賞を飾っています。


ネスレ・スマーティーズ賞 金賞

ハリー・ポッターと賢者の石』、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

ネスレ・スマーティーズ賞(Nestlé Smarties Book Prize)は、英語圏の優れた児童文学に送られる文学賞

J・K・ローリングさんのハリー・ポッターシリーズからは、『ハリー・ポッターと賢者の石』、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の3作品が受賞しています。


映像化された作品


ハリーポッターシリーズをはじめ、スピンオフ作品のファンタスティックビーストは世界中で上映され、原作とともに多くの方を虜にしました。


ハリー・ポッターシリーズ

ハリー・ポッターシリーズは、全7作品が映画化され、J・K・ローリングさんは映画化の契約の中で脚本の修正を手がける権利があります。

本の世界をぎゅっと詰め込んだ、スピード感のある作品は子どもたちだけではなく大人も引き込まれてしまう映画ですよね。


ファンタスティックビーストシリーズ

ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ作品ファンタスティックビーストシリーズからは、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が映画化され、こちらでもJ・K・ローリングさんが脚本を執筆されています。


公式サイトリンク

Home - J.K. Rowling
(公式サイト、日本語対応)

Pottermore
(オフィシャルストア)

J.K. Rowling (@jk_rowling) | Twitter
(Twitter)



ハリーポッターシリーズのまとめはこちら↓
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ハリーポッターシリーズの考察・豆知識はこちら↓
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