夏におすすめの本7冊 令和の夏特集
天候に恵まれなかった6月末にお送りした「夏におすすめの本シリーズ」。
夏本番を前に、「実用書」「思想と哲学、考え方の本」「サブカルと雑学の本」「ビジネス書、政治と経済の本」「エッセイ、ノンフィクション」「読書の効果と読書術の本」「小説」のジャンルから、おすすめの7冊を厳選して紹介させていただきます。
夏におすすめ 6冊の本
令和の夏におすすめの本は7冊。
おなじみの7つのジャンルから、厳選した7冊の本を選んでみましたよ。
令和の働き方に役立つ『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』山田竜也
現在はWebマーケティング・コンサルティング、Webサイトでの広告運用からセミナー講師、イベントの開催と複数の収入を得てタイトル通り「安定して稼ぐフリーランス」になられた著者の山田竜也さん。
起業した当初は、借入金の返済と仕事の時間に追われうつ病にもなり、破産寸前まで追い込まれたとあるそうです。
フリーランスのどん底を経験された山田竜也さんが見つけた仕事のノウハウ、フリーランスとしての気持ちの保ち方はこれから多様化する働き方に欠かせない1冊といえるのではないでしょうか?
他の生き物の「心」を知りたい『タコの心身問題』ピーター・ゴドフリー=スミス、夏目大
スキューバダイバーでありながら、哲学者でもある著者ピーター・ゴドフリー=スミス。
脳の発達に合わせて「知性」と「心」を広げた私たち人間。
自分以外の「相手」の認識、経験を積み重ねて学習する「主観的体験」など、人やチンパンジー、犬たちと変わらない「知性」を持つタコにもまた、私たち人間の知らない「心」があるのかもしれません。
海外の幸せの価値観を知る『ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか』熊谷徹
ドイツの平均年収は290万円と日本人よりも少なく、税と社会保障の負担は多い。
反対に平均年収でドイツを上回る日本は、過労や所得格差、年代や性別での差別、暮らしの中のゆとりの無さ、多くの人が「豊か」とはいえない現実が突きつけられています。
ドイツ人のお金と時間への向き合い方に、その答えはあるのかもしれません。
出版間もなく本屋さんで平積みされる、人気の1冊です。
本選びの迷いが減る『読まずにすませる読書術』鎌田浩毅
鎌田浩毅さんの本らしく、タイトルだけでは誤解が生まれそうな読書術の本。
限られた時間で、より効率的な読書のポイントは本の選び方と本の中の内容の選び方にあると書かれています。
「読まなくていい本」と「読むべき本」の選び方。
自分で選んだ「読むべき本」の中でも、自分に関連のある内容以外は「読まない」ことで、必要なことだけを取り入れることができるとあります。
読書もいつしか、「たくさん読む」「早く読む」「長く読む」から「必要な本だけ・じっくり・自分のペースで読む」方法に変わりつつあるのかもしれません。
読書感想文の本選びの参考にしたい1冊でもあります。
これからの働き方を知る『僕たちはもう働かなくていい』堀江貴文
ロケット事業が軌道に乗った ホリエモンこと堀江貴文さんの新刊『僕たちはもう働かなくていい』は、AIの進歩と働き方がテーマ。
「AIに仕事を奪われる」という発想から、「AIに仕事をしてもらう」という考えに切り替えて、働きを改めようという内容です。
AIを上手に利用する働き方が当たり前になる、そんな時代が始まろうとしているのでしょう。
身近な言葉が響く『この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ』新井見枝香
文芸書担当の書店員で、エッセイストでもある新井見枝香さんの新作エッセイがこちら。
「仕事」「健康」「恋愛」、そして「人生」。
30代になった今だから感じる、世の中の上手くいかないこと。
本を手にする読者目線で描かれる、赤裸々で面白さが溢れるメッセージと世界観が楽しめる1冊です。
夏の読書は外がいい
令和の夏におすすめの本、まとめさせていただいたところで読書と夏にまつわる花水(hanami)の読書論を1つお伝えします。
それは、「夏の読書は外がいい」
わざわざ大自然の中に行かなくても、自宅のベランダ、庭先、公園のベンチ、窓を開けた少し暑い車の中。
行き交う車の音や、風が木の葉を揺らす音、たまにヘリコプターの横断を感じながら、本の世界を楽しむのも夏ならではですよ。
季節の読書〜おすすめの本のまとめ
2018年 夏におすすめの本
www.yu-hanami.com
2018年 秋におすすめの本
www.yu-hanami.com
2018年 冬におすすめの本
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2019年 春におすすめの本
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