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書籍が消費増税になるのは有害図書のせい?

有害図書とは?

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いよいよ、2019年10月から消費税が10%に増税されます。

外食かテイクアウトかで、軽減税率の話題が絶えませんね。

食品の他にも、軽減税率の対象にならない身近なものがあります。

それは、本や書籍と定期購読していない新聞です。

本や書籍が軽減税率の対象にならない理由には、有害図書の影響があるといわれています。

そこで、今回は有害図書とはなんなのかをまとめてみました。

有害図書の存在が軽減税率に影響

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2019年10月からの消費増税では、食品や日用品の税率を8%のままに据え置く軽減税率が話題になっています。

海外では本の形で出版される書籍は、軽減税率の対象になっている国も多くあります。

日本はなぜ本や書籍を軽減税率の対象にしないのでしょうか?

有害図書排除の仕組みの構築状況などを勘案しつつ、引き続き検討する」
出典: 平成28年度の税制改正大綱
出版団体、政府と軽減税率で対立 「有害図書以外適用を」(1/2ページ) - 産経ニュース

消費増税と軽減税率の対象を決めた中で、有害図書と呼ばれる本の存在が問題視されていました。



有害図書とはどんな本なのか?


有害図書は、「性や暴力に関して露骨な、もしくは興味本位の取り上げ方をし、青少年の人格形成に有害である可能性があるとして政府や地方自治体等によって指定される出版物」とされています。

性や暴力といった本の内容、青少年に有害という本の対象、政府や地方自治体の法律的な指定という3つの条件が含まれています。



有害図書の3つの分類

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青少年に有害という判断は少し曖昧ですよね。

例えば性的なシーンを描いた作品でも、避妊具の正しい使い方や妊娠の仕組みを正しく伝える本もあります。

そこで本の内容から3つに分けてみました。


性的な表現の本

性的な表現の本とはどのような本なのでしょう?

恋愛小説の1つのシーンとして描かれる性描写、こちらは性に関して「露骨、興味本位をそそる形」で描かれている作品とは違います。

性行為の生々しさを描いた官能小説などが当てはまるのではないでしょうか?

不倫への興味が湧く作品も、有害図書に指定した方がいいのではと思います。


暴力的な表現の本

暴力的な表現の本、こちらは難しいですね。

ミステリー小説では殺人事件が取り上げられますし、ホラー小説では残酷なシーンが描かれる作品も多くあります。

「露骨、興味本位をそそる形」という有害図書の定義に当てはめるなら、犯人の価値観視点で狂気殺人や残酷なシーンだけで描かれたホラー小説は当てはまりそうです。


薬物や犯罪など反社会的な表現の本

小説の他にも、違法薬物の取り扱いや危険物の製造方法などを取り上げた出版物は有害図書に指定されることもあります。

暴力団が主人公の物語や、不良漫画などが有害図書に指定されることは珍しいようですが今後はどうなるかわかりません。



コンビニで見かける「いわゆるエロ本」


性的な表現の本、暴力的な表現の本、薬物や犯罪など反社会的な表現の本を書店で見かけることが多いでしょうか?

本屋さんを見て歩く機会の多い私でも、「殺人犯が語る〜」「違法薬物の〜」といった本を見かけることはほとんどありません。

政府の見解で問題になっているのは、コンビニで見かける「いわゆるエロ本」のことを指します。



「いわゆるエロ本」を排除してしまえば済むわけではない


もちろん、コンビニで販売されているエロ本にも読みたい方はいて需要はあります。

年齢確認が徹底されてからは、帽子を被った中学生が購入するのは難しいでしょう。

さらに現代では性的に過激なことを取り上げているなら、ネットの方が多いくらいです。

青少年の10代の方には、既に需要がなかったりするのかもしれません。



有害図書の線引きが必要

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本や書籍を軽減税率の対象にするためには、やはり有害図書と一般の図書の線引きが必要になります。

出版社の団体からは、出版段階で本や雑誌にコードを設けて対象年齢を分ける案が出されています。

今回の消費増税には、間に合わなかったようですが、もしコードで対象年齢が分けられるなら、本や書籍を軽減税率の対象にした方がいいと思います。




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