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災害に役立つ防災の本〜停電を経験した読書ブログより

災害に役立つ防災の本特集


台風15号と19号は、関東地方に大きな水害と停電、家屋の倒壊をもたらしました。

今回の台風で被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。

情報を発信する1人として、何かお役に立てることはないかと思い、災害に備えて役に立つ防災の本を紹介させていただくことにしました。

災害に備えた防災の本は「持ち歩き」と「信頼性」で選ぶ


黄色い表紙の防災の本は、昨年の西日本豪雨と北海道胆振東部沖地震の大規模停電ブラックアウトの後に本屋さんやコンビニの本棚で目立つように並べられています。

私も2018年の大規模停電ブラックアウトを経験した1人。

当時は、防災の本は読まずに停電が訪れ、こんなこと知っていたらなぁと思うこともありました。

防災の本は、事前に読んで方法や防災用品を準備しておくとともに、持ち歩けることも大切です。

そして、もちろん書いている方が災害に詳しい防災の専門家かも大切です。

幸い、ここは本を紹介させていただくのが専門の読書ブログです。

本の内容、信頼性の紹介はお任せくださいね。

今回は、ひと目見てわかりやすいように3つの☆マークと災害の種類で6冊の本を取り上げてみました。

持ち歩き:☆☆☆
信頼性: ☆☆☆
災害の種類:地震や台風など



信頼できる防災の本


防災の本は、信頼できることと持ち運びやすい点で選んでみました。

台風や洪水が多い地域、大都市で起こる地震に備えなければならない地域と日本国内でも災害への備えは変わります。

3冊の中では、情報が新しく台風、洪水、地震、火事、大雪、停電と災害対策の種類の多い『自衛隊防災BOOK 2』がおすすめです。


自衛隊防災BOOK 2

持ち歩き:☆☆☆
信頼性: ☆☆☆
災害の種類:災害全般(地震、台風、洪水、火事、大雪、停電)、防災用品


災害対策の専門自衛隊の技術が紹介されてている『自衛隊防災BOOK』は、度重なる災害でベストセラーになりました。

2019年10月に出版された続編『自衛隊防災BOOK 2』には、2018年8月より後に起きた災害対策の教訓も活かされています。

台風、洪水、地震、火事、大雪、停電の対応がイラストと画像で紹介されています。

全部て129の自衛隊員の防災テクニックは、住む地域に偏りなく役に立つものばかり。

災害に役立つ本の中では、1番おすすめできる本です。


東京防災

持ち歩き:☆☆☆
信頼性: ☆☆★
災害の種類:地震、火事、停電


出版されたのは2015年9月と少し前ですが、公的機関が発行していて信頼できる災害に役立つ本が『東京防災』です。

災害に対する備えや対処法など、イラスト付きで分かりやすくまとまった防災本。

大都市で起きる地震を想定した内容ですので、東京・大阪・名古屋周辺の都市部で暮らす方には、実践しやすい対処法がほとんどです。

544円と安価な本なので、東京都だけではなく1世帯に1冊配布して欲しいですね。


地震防災ハンドブック最新版

持ち歩き:☆☆☆
信頼性: ☆☆☆
災害の種類:地震、停電


2019年8月に出版された最新の地震対策の本が『地震防災ハンドブック最新版』です。

この本の特徴は、手帳より少し大きめのコンパクトなサイズで持ち歩きに向いています。

また、備品のメモや書き込みができるメモ帳としても役に立ちます。

内容は地震と停電に関することなので、台風や洪水、雪の災害が少ない地域の方におすすめです。



役立つヒントが書かれている防災の本


災害対策専門の本の他にも、防災に役立つ本があります。

防災用品、子育て中の防災、ケガや病気の対処法の3つをテーマに選んでみました。


アウトドアで防災BOOK

持ち歩き:☆★★
信頼性: ☆☆☆
災害の種類:地震、台風、洪水、停電、防災用品


2019年9月に出版された『アウトドアで防災BOOK』は、今ブームになっているキャンプなどアウトドアの知識と道具を防災に役立てる方法が書かれています。

地震、台風、津波、噴火の基本的な仕組みと災害発生時の情報収集がまとめられています。

市販されているアウトドア用品の中から、災害発生時に役に立つ商品が紹介されています。

アウトドア用品を買うときに、防災用品と兼用にもできるお得な情報が満載です。


おかあさんと子どものための防災&非常時ごはんブック

持ち歩き:☆★★
信頼性: ☆☆☆
災害の種類:地震、台風、洪水、停電、非常時の食事


出版されたのは2014年と少し前ですが、子育ての目線で書かれた防災の本は多くはありません。

天気キャスターから防災士へと転身され、2人のお子さんを育てた木原実さん。

中でも、 お子さんも喜ぶ非常時ごはんレシピ、被災した場所が子供と離れている時の対処法など、災害が起きた際の行動をお子さんがいる家庭目線で書かれているのは実用的だと思います。


新版レスキュー・ハンドブック

持ち歩き:☆☆☆
信頼性: ☆☆☆
災害の種類:ケガや病気の対処法


最後に取り上げたのは、災害時のケガの処置や病気の予防が書かれている『新版レスキュー・ハンドブック』です。

地震で起こる、切り傷や骨折などのケガの処置。

停電や大雪の中、低体温症を予防する方法から、心肺蘇生法の紹介がイラスト付きでまとめられています。

災害時に限らず、救急箱に入れて起きたい1冊です。



災害に備えてまず最初に選ぶなら


紹介させていただいた6冊の本の中で、最初に選ぶ本は『自衛隊防災BOOK 2』だと思います。

地域や災害の種類を問わず、防災全体に触れている点がおすすめのポイントです。

大規模停電の経験から、災害に備えて読んで起きたい6冊の防災の本を取り上げてみました。

防災の役に立つことを願っています。




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