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昔のドラマやアニメが再放送されない本当の理由

昔のドラマやアニメが再放送されないのは放送倫理規定のため?


寒くなると、どうしても家でテレビを見る時間が増える我が家。

先日、BSでドラマの再放送(90年代でしょうか?)を見たときに表示されたテロップを見て、ふと気がついたことがあります。

BSのドラマ再放送で見たとあるテロップ


「この作品には、映像・台詞の一部に現代では不適切と思われる表現もありますが、作品の歴史的価値を重視し、作品完成時の収録通り放送しております。ご了承ください」

BSで90年代以前のドラマやアニメをご覧になったことのある方は、このようなテロップを見たことがあるでしょう。

私も今まで見ていたはずなのですが、気に止めるようになったのは最近のことです。

この「現代では不適切と思われる表現」とは、どのような物事があるのでしょう。



今の時代の社会問題が盛りだくさん


「現代では不適切と思われる表現」

まだまだ議論中の物事もありますが、テロップが流れる昔のドラマやアニメには社会問題になっている表現も多く描かれています。


児童虐待

90年代より古い作品では、当時の親子関係では当たり前のようなやりとりを見かけます。

「親の言うことが聞けないのか!」

こう言いながら、平手打ちで子どもを打ちすえる父親は割と多く描かれています。


セクハラ、女性の人権問題

セクハラや女性の人権問題は、さらに深刻です。

セクハラのシーンもあからさまで、上司の方が部下の女性の体を触るシーンも多いですね。

特に時代劇や大河ドラマでは、「おやめ下さい」と嫌がる女性を無理矢理押し倒して関係を持つ殿様や悪代官は当たり前のように登場しています。


パワハラブラック企業

書類を投げたり部下を殴る上司、徹夜の仕事を当たり前のようにこなして成果をあげる部下。

パワハラブラック企業の姿も、当時の世の中から見たら自然に描かれています。


アニメでも下ネタのオンパレード

社会問題になっているほど悪質ではありませんが、アニメでも問題になるシーンはあります。

よく見かけるのは、股間やお尻を晒したり、放送禁止用語を少しだけ言い換えたギャグなどの下ネタです。

私は、子どもたちは喜ぶと思うのですが………。



地上波テレビでは放送できないかなぁ…


再放送されている昔のドラマやアニメでは、「現代では不適切と思われる表現」とテロップが流れている作品もありました。

今までテロップの存在に気づかず、面白い作品がなかなか再放送されないなぁと思っていた花水(hanami)。

今では、社会問題になっている物事を当たり前の価値観のように放送してしまうと誤解を生んでしまうのでしょう。

ただ、あくまで「昔のドラマの中だけでですよ」と割り切って放送はできないものなのかなぁ。

社会問題は難しいとしても、下ネタシーンのあるアニメはお子さんが喜びそうな気がするのですが?

そう思いながら、最近テレビを見ています。



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