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ブラック校則はいらない

ブラック校則廃止へ

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時代に合わない校則が学生さんたちを悩ませている。

私が学生の頃から、何で残っているのかも分からない校則はありました。

また、守られていない形だけの校則もまだまだあるようです。

そこで、今回は少々辛口に話題のブラック校則を取り上げてみますね。

ブラック校則廃止の取り組み


生徒の容姿、今の時代では当たり前の行動を否定する校則はブラック校則と呼ばれています。

現代の習慣や社会の仕組みに合わない校則が長年続いていることは、ここ数年の話題ですよね。

headlines.yahoo.co.jp


東京都世田谷区では、区立中学校の服装や髪型に関する校則が見直されることが決まっています。


www.asahi.com

岐阜県でも、9割以上の公立高校で人権侵害やプライバシーで問題のあるブラック校則が見直されることが決まりました。

そして、いよいよ映画化もされるようになりました。

hlo.tohotheater.jp



変えた方がいいブラック校則


ブラック校則の中でも、「これは変えたほうがいい」と思えるものを取り上げてみます。


髪型と髪の色

「日本人だから黒髪」

こうした風習は長年続いて問題になっていました。

日本の女子高生、学校から「髪を黒く染めるよう強要」 賠償請求 - BBCニュースでは、生まれつき明るい髪の色の生徒さんが黒染めしなければ退学と言われ問題になっていました。

この校則ができた当時は、『今日から俺は』のように金髪やリーゼント頭の高校生が増えていた1980年代のことです。

www.ntv.co.jp

今は2019年、40年以上前のように金髪やリーゼントは流行していませんし、ソバージュパーマやアフロヘアを好んでする高校生もいないでしょう。

わざわざ校則で決めなくても、金髪やソバージュパーマにしたい学生さんはいませんよ。


制服と上着や下着について

中学校や高校の中には、下着の色を指定する学校があるようです。

社会に出てから、下着の色が決められた職業はありません。

この校則は何のためにできたのでしょう?

もしかすると、先生が点検する口実のため?と思われるほど意味がないように思えます。

また、上着についても「華美な色を避ける」「刺繍やプリントのないもの」と書かれているようです。

そういう上着を探す方が難しいでしょうし、背中に龍の刺繍のあるジャケットを着たい高校生がどのくらいいるのでしょう。

赤いコートを着た女子高生がいても、あまり目立たない世の中でもありますしね。


男女交際禁止

男女交際を禁止している学校は未だにあるようです。

男女交際禁止の校則は、「男女交際の仕方」に変えた方がいいと思います。

県立花水高校では、こんな校則にしたいですね。

・男女交際はお互いが合意して初めてスタートする
・交際期間はお互いの気持ちを尊重すること
・交際期間に他の異性に交際相手と同じことをすることは浮気とする
・交際相手との性行為はお互いが合意してから行うこと
・交際期間中の性行為は男女どちらかが必ず避妊をすること
・これらを守れない交際を不純異性交際とします



新しく増やした方がいい校則


また、いじめやSNSがきっかけで巻き込まれる事件に合わせた校則も必要です。


いじめ禁止

いじめを禁止する具体的な校則は必要だと思います。

ただ、どうやっていじめの証拠を残すかが問題になりそう。

今や、学校は安全な場所ではないとさえ言われています。

監視カメラでプライバシーに踏み込まなければならないほど、日本の学校現場には手に負えないものになってしまったような気がします。

中でも義務教育に当たる小中学校では、いじめを行った生徒に対する刑罰がなく、いじめられた側が転校や不登校へ追い込まれてしまいます。

いじめた側に対して、義務教育の機会を剥奪、もしくは強制的に転校させるなどの刑罰が必要なのでしょう。

子どもに厳罰を科すことは、「やり直し」の機会を奪ってしまうことになります。

ですが、相手の命を奪ってしまういじめは「絶対にやってはいけない」と厳罰を持って止めなければならないと思います。


SNSの悪用禁止

いじめに関係のあることですが、こちらはSNSの悪用を禁止する校則です。

万が一発覚した場合、定停学などの処分を行いますよとしておくことで、面白半分でSNSを悪用する生徒さんも減ることでしょう。


体調管理と心のセルフケア

風邪や怪我、ストレスの管理は必要だと思います。

これは、これならの世の中を見直すために今の子どもたちから身につけてほしい習慣でもあります。

「体調が良くないときは休む」

「休んで体を治す方が大切なこと」

風邪をひいたまま出勤される方が職場に風邪を流行らせてしまい、同僚の方が多く休まなければならないこともあります。

長時間労働を続け、「気持ちの問題」と言われたまり続けるストレスで働けなくなってしまう方も多くおられます。

この2つの習慣を身につけて、これからの「頑張り方」の価値観を作ってほしいなぁと思います。


令和をキッカケにブラック校則を一掃


今回は、東京都世田谷区と長野県でブラック校則が見直されるニュースを見かけ、少々辛口なコメントをさせていただきました。

時代に合わない校則が残っている一方で、SNSの利用やいじめなど時代に校則が追いついてないのも問題です。

令和になった時代の節目をキッカケに、今の時代に役に立つ校則になってくれればと思います。



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