ものの値段は高い方がいい?
ものの値段が安くお金の価値が高いのがデフレ、反対がインフレです。
このデフレが、日本経済が立ち直らない原因ともいわれています。
デフレをなんとかする!
ネットニュースの経済コラムを読んでいると、日本人は「人口減少」の深刻さをわかってない | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準のように、日本国内の現役世代、中でも中流層と呼ばれる年収300〜600万円くらいの方の収入が増えない理由に、デフレの問題があります。
「経済には疎い」と言い続けてもいられませんね。
そこで、デフレを「収入が上がらない堂々巡り」として、解決策を考えてみます。
収入が上がらない堂々巡り
収入が上がらない堂々巡りは、安い給料では生活費を安く抑えるため、消費が落ち込んで給料が上がらないというものです。
①「会社員の家庭」が料金の安い「保育園」を探す
まず、最初はある会社員の家庭で料金の安い保育園を探したとしましょう。
②「保育園」は料金が安い分「保育士さん」の給料も安くする
運良く見つかった料金の安い保育園は、受け取る料金が安い分、保育士さんの給料を抑えるでしょう。
③「保育士さん」は限られた給料で安いものを探す
給料が他の仕事をされている方より限られる保育園さんは、生活費を抑えるためより安いものを探します。
食品であったり、服であったり、好みや品質よりも値段が安いことを選ぶ基準にするでしょう。
④安いものを売る「会社」の商品が人気になる
安いものを求める方が増えると、当然安いものを売る会社の商品が人気になります。
⑤「会社」は商品が安い分「会社員」の給料も安くする
安いものをを売っていた会社では、商品が人気になり人手が不足するでしょう。
ですが、商品が安く利益は多くありません。
会社員の人手を増やすために、仕方なく給料を抑えます。
⑥「会社」には人が集まらず「会社員」は忙しくなる
給料が低い会社には、当然ですが人が集まらないでしょう。
商品が売れて忙しくなっても、利益は増えず人手が不足するだけに………
❶「会社員の家庭」は限られた給料の中から料金の安い「保育園」を探す
安いものを売る会社の会社員の共働き家庭では、夫が残業続きで子育てに参加できなくなり、保育園を探すことにします。
収入も限られているため、料金の安い保育園を探す、また最初からの繰り返し、堂々巡りに入ってしまいます。
収入を無理矢理上げる堂々巡りは?
収入を無理矢理上げる堂々巡りを考えてみました。
❷「保育園」は一斉に料金を上げて「保育士さん」の給料を高くする
はじめに取り組むことは、保育園の料金を一斉に値上げします。
批判もあると思いますが、保育園にお子さんを預けて働く方が割りに合わないくらいでもいいのではないでしょうか?
そうなると、保育園で働く保育士さんの給料も増えてきます。
❸「保育士さん」は給料に余裕ができ好きなもの求める
保育士さんは給料に余裕ができます。
すると、値段が高くても好きなものや本当に役に立つものを選ぶようになるでしょう。
❹値段が高くても良いものを売る「会社」の商品が人気になる
値段が高くても良いものが売れるようになると、良いものを売る会社は利益が増えます。
❺ 「会社」は商品が高い分「会社員」の給料も高くする
利益が増えた会社は、職人さんや営業マンを集めるために給料を高くするでしょう。
❻ 「会社」には人が集まり「会社員」に給料と時間の余裕ができる
いいものを売る会社で働く会社員は、収入も増え、人手が集まり時間に余裕も生まれます。
① 「会社員の家庭」が料金の高い「保育園」を選ぶ
会社員の家庭は、給料に余裕があるので料金の高い保育園を選ぶことができ、❷へとつながります。
他にもデフレ脱出を考えてみる
他にも考えてみました。
交通機関の運賃を一斉に値上げしてしまおうという取り組みです。
②「交通機関」が運賃を100円→1000円に上げる
③「交通機関」を利用する人は運賃が100円→1000円に上がった分食費を切り詰める
④安い食品を売る「会社」が人気になる
ですが、うまくいきそうな予感がしません。
再び出費がかさみ、安いものが求められ収入が上がらない堂々巡りに…
海外からの観光客の料金をこっそり2倍にする
もう1つ考えてみました。
日本人にお金がないなら、裕福な観光客の方に分けてもらおうという取り組みです。
❺値段が高くても良いものを売る「会社」の商品が人気になる
するとやはり、値段が高くても良いものを売る会社に人気が集まります。
❻「会社」は商品が高い分「会社員」の給料も高くする
今までのいい流れのように、いいもの売る会社で働く会社員の収入も上がります。
①会社員は次の交通費の値上げでも食費を切り詰めることがなくなる
もちろん、海外から訪れた観光客だけ別料金の運賃を何年間も続けるわけにはいかないでしょう。
次の段階で日本人の交通費を値上げするときが訪れます。
そのときには、収入が上がっていて他の出費を切り詰めなくてもいいくらいになっていてほしいものですね。