本当に本が読みたくなる読書のブログ

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本屋大賞の「面白さ」「売りたい」「お薦め」の3つの選考基準とは?

本屋大賞予想の3つの視点

読書コラム


本好きの方には待ち遠しい読書のイベント、2024年本屋大賞の発表まで1か月に迫りましたね。

本当に本が読みたくなる読書のブログでも、本屋大賞予想とノミネート作品の紹介で盛り上げさせていただいております。

今回は、そろそろ受賞作品の予想を始めようと思い、受賞作品予想に必要な3つの視点を取り上げてみましたよ。


書店員が「売りたい」本とは?


本屋大賞は、全国の書店員の投票で選ばれる文学賞です。

11月から1月までの1次投票では、1人の書店員が3作品を選び、集計の結果ノミネート10作品が発表されます。

2次投票は、10作品を全て読んだ上でベスト3を投票します。

投票のポイントは、書店員の方目線で「面白かった」「自分の店で売りたい」「お客様にも薦めたい」の3つの視点です。



「面白さ」「売りたさ」「お薦め」の3つの視点


本屋大賞の投票のポイントになる3つの視点、「面白さ」「売りたさ」「お薦め」に注目して、受賞作品を予想するポイントを当てはめてみました。

「面白さ」〜作家さんや作品の人気
「売りたさ」〜対象年齢の広さ
「お薦め」〜リアルな世界観



「面白さ」は作家さんや作品の人気


作品の「面白さ」というと、読者自身の価値観やその時の気分が大きく影響します。

10作品にそれぞれコメントが付くなら、投票される書店員さんがどんな作品を「面白い」と決めるか傾向がつかめるでしょう。

ですが、それは投票を集計する人にしかわかりません。

1つの目安を立てるなら、作品と作家さんの人気があります。

多くの方が「面白い」と思う作品は、読んでみて面白いことも多いでしょう。

そこで、「面白さ」〜作家さんや作品の人気は、Amazonのレビューの多さを参考にすることにしました。



「売りたさ」は対象年齢の広さ


書店員さんが売りたいと思う本は、どんな作品なのでしょう?

目安を決めるとしたら、対象年齢や性別の広さではないかと思います。

例えば、女子高校生が主人公で学園が舞台の恋愛小説は、女子高校生の読者さんには人気があるでしょう。

ですが、中高年の男性で興味を持つ方は多くはないはずです。

下町ロケット』のように、中年世代のビジネスマンが活躍する作品は、きっとビジネスマンの方には絶大な人気があります。

作品の対象年齢の広さは、書店員さんが「売りたさ」と思う大きな目安になるのではと思います。



「お薦め」しやすいリアルな世界観


「面白さ」は、Amazonのレビューのような多くの人のリアクション。

「売りたさ」は、作品の年齢層の広さを目安にしました。

それでは、「お薦め」の目安は何にしましょう?

私は、「リアルな世界観」かどうかにしたいです。

作品の世界観というのは、空想に近いほど読んでいない人には想像しにくいものです。

反対に現実に近い作品は、説明を聞くだけでおおよその舞台設定が伝わるものです。

「お薦め」したくなる本は、リアルな世界観を描いた作品ではないかと私は思います。


3つの視点で上位3作品を予想


今回の2024年本屋大賞の受賞予想は、「上位3作品」を選ばせていただいた後、本屋大賞1位を予想いたします。

3つの視点、「レビューの多さ」「対象年齢の広さ」「リアルな世界観」を目安にしていますが、もちろん私 花水(hanami)のひと押しも加えてみます。

それでは、次回の上位3作品の発表をお待ちくださいね。



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