真夏におすすめの6冊の小説
「真夏におすすめの本2020」
第7回は、毎回恒例の小説の紹介コーナーです。
「世界観に浸れる」をテーマに6冊を選んでみましたよ。
世界観に浸れる小説
小説の世界、そこは私たちが暮らす現実とどこか近かったり、もしかすると現実にはあり得ないほどの異世界だったりします。
どちらにも言えること、それは私たちが「想像できる」ことではないでしょうか?
真夏におすすめの小説
真夏におすすめの6冊は、身近な世界観から5冊。
『くらげが眠るまで』木皿泉
『くらげが眠るまで』 、2020年代の人気ドラマ『野ブタ。をプロデュース』を手がけた脚本家 木皿泉の作品です。
年の差夫婦のコメディ物語は、年上のダメ夫と年下のしっかり者の奥さんの幸せで、暖かい空間を感じられるコメディ作品です。
『数の女王』川添愛
「言語学」と呼ばれる文字や数字の専門家 川添愛さんが描くのは、数が魔法のように扱われるファンタジーの世界。
メルセイン王国のお姫様ナジャは、今まで明かされていなかった「計算」をする妖精たちと出会い、王家が隠そうとする秘密に迫る物語。
世界観が、とても不思議ですよね。
『東京すみっこごはん』成田名瑠子
電子書籍からデビューされた成田名瑠子さん、『東京すみっこごはん』は3冊まで出版された人気シリーズ。
東京都内のとある商店街、路地裏の古びた一軒家にある“共同台所”。
年代も性別も暮らしも違う人々が訪れ、お互いに料理を交わす。
料理を交わして、お互いの心に触れることができる世界がそこにあります。
『秋山善吉工務店』中山七里
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家 中山七里さんの新作が『秋山善吉工務店』。
火事で一家の稼ぎ頭を失った秋山景子と2人息子の雅彦と太一。
3人は、工務店を経営する善吉の家に居候することに…
昔気質の頑固おやじと昔を知らない2人の息子。
こんな時代もあったなぁと暖かい気持ちを思い出させてくれる作品です。
『むらさきのスカートの女』今村夏子
昨年、第161回芥川賞を受賞された話題作『むらさきのスカートの女』。
今村夏子さんの描く、むらさきのスカートの女をめぐる出来事から目が離せません。
純文学というと難しいイメージですが、一般的な小説と同じくらい読みやすい作品でしたよ。
『ひかりの魔女』山本甲士
山本甲士さんの『ひかりの魔女』、続編が出版されたことで改めて紹介させていただきます。
高齢になり、息子一家と同居することになった真崎ひかり。
時間を持て余していた孫の真崎光一は、真新しく変わった地域になれない祖母ひかりを案内して歩くことに。
地域、近所の人と人、家族の問題、まるで魔法のように綺麗に解決する祖母の力とは………。
ぜひ1作目から読んでほしい作品です。
真夏におすすめの本2020
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