安心院と書いて「あじむ」と読む
突然ですが、「安心院」と書いて「あじむ」という地域が九州にあります。
豪雨の被害に遭われた九州へ、ささやかな応援も兼ねて購入したワインで初めて知りました。
安心できそうな名前につられ
ワインのお話といっても、花水(hanami)はワイン通でもなければ美味しいお酒の味がわかるわけでもありません。
最近の2人の週末の晩酌、美味しそうなワインが飲みたいなぁと思い国産ワインの品揃えが多い近所の酒屋さんを訪れてみました。
国産ワインといっても、甲州ワインや信州ワインなどたくさんありますよね。
そこで見かけたのが「安心院」と書かれていたボトル。
不安が続く世の中を、ボトルに書かれた名前だけで安心させてくれそうな1本でした。
産地を見てみると九州のワイナリーのようです。
ちょうど九州で洪水があったこともあり、応援したくなってすぐ買ってしまいました。
家に帰ってからボトルを見てみると
「安心院だって!不安な世の中だからさ、週末はワインでも飲んで安心しよ」
買ってきたワインボトルの産地を眺めていた相方がひと言。
「“あじむ”って書いてあるよ」
“あじむ”という聞きなれない言葉をワイナリーの名前か何かかと思っていた花水(hanami)。
安心院と書いて「あじむ」と読むのは、ワインやワイナリーの名前ではなく地名だったようです。
九州一のワイナリー 安心院
安心院は大分県宇佐市にある地名で、2006年の市町村合併までは安心院町という1つの町でした。
九州の中でも涼しく、ブドウの栽培に向いていたことから安心院葡萄酒工房などのワインセラーで地域のブドウを使ったワイン作りが盛んな地域です。
聞きなれない地名は、一目でわからないものですね。
当て字大国の北国
安心院(あじむ)を聞きなれない地名と言ってしまった花水(hanami)。
九州の方にツッコまれてしまいそう、なぜなら私の暮らす北国こそ当て字大国だからです。
安心院は、「読み方を考えれば読めそう」な地名ですが、北国の当て字の地名は「知らないと全く読めない」ものばかりです。
長万部と書いて「おしゃまんべ」と読んだり、留寿都と書いて「るすつ」、積丹は「しゃこたん」と読みます。
九州から来られた人の方が、北国の地名で驚いてしまいそうですね。
ちなみに私がいただいたのは「安心院ワイン シャドルネ イモリ谷」という、ブドウの酸味と香りが開けた瞬間から広がる美味しい1本でしたよ。
暑い夏に冷やしたり、氷を入れていかがでしょうか?