文章と文章の違い
文章力や公文書と普段から身近に使う「文章」と「文書」という言葉。
文章力に関する本を紹介させていただく読書ブログでは、意味をしっかりと押さえておきたいところです。
そこで、2つの違いを調べてみましたよ。
文章と文書
最近では、Webページの執筆でも必要な「文章力」という言葉にも使われる「文章」。
「公文書」のように、書類のイメージがある「文書」。
まずは、2つの辞書的な意味を調べてみます。
文章は1〜複数の文で書かれた表現
文章(英:sentence,writing)は、「まとまりある統一された言語表現で、1つもしくは複数の文から成るもの」とされています。
文書は文字で書き記したもの
文書(英:document)は、「文字で書き記したもの」と広い意味で使われています。
文章は「書かれた内容」で文書は「書かれた物」
文章と文書は、辞書的な意味を調べるだけで違いが明らかになりました。
文章は、「まとまりある統一された言語表現」で文字で「書かれた内容」のことでした。
一方、文書は「文字で書き記したもの」と広い意味で使われていますが、ポイントは「もの」という点です。
書類やレポート、オンライン文書、小説や日記のように「書かれた物」が文書になります。
文章と文書の違いは英語にするとわかりやすい
文章と文書の違いは、英語にすると分かりやすくなります。
文章(英:sentence,writing)と文書(英:document)は、単語が全く別です。
使われている場面も、日本語は似ていますが英語は別。
本の紹介で取り上げる文章力(英:writing ability)、私や読者さんがお仕事で行う文書作成(英:document production)も単語が別です。
今まで気がつかなかったのですが、パソコンの文書作成ソフト「Microsoft Word」やオンラインで使う機会がある「Google document」は、書き終えた文章を保存するときに「ドキュメントを保存しますか?」と表示されます。
文章を綴って、紙の書類やオンラインのファイルを作成した段階で文書に変わります。
似ていても意味が違う文章と文書、日本語って難しいですね。