本当に本が読みたくなる読書のブログ

読書好きのための本当に読みたい本が見つかる書評ブログです。小説、実用書、ビジネス書ジャンルを問わず紹介。読書にまつわる豆知識のお話、文章の書き方のお話もありますよ。

春の読書におすすめ、目線を変えるビジネス書2021

新しい生活でこれからの目線を変えるビジネス書


恒例の「春におすすめの本」コーナー。

「新しい生活」が始まり、新型コロナと向き合いながらの「これから」の暮らしに不安もあります。

そこで、春からはじまる新しい生活とこれからに役立つ、実用書、思想と哲学・考え方の本、一般教養・サブカルと雑学の本、ビジネス書・政治と経済の本、読書の効果と読書術の本、ノンフィクション・エッセイ、小説の7つのジャンルを紹介させていただきますね。

これからの働き方の目線を変えるビジネス書


春におすすめの本、第2回は「これからの働き方の目線を変える」をテーマに本を選んでみました。

新型コロナの流行で止まってしまった経済、そんな中でも景気が良い国もありますし、業績が伸びた企業もあります。

それは、個人も同じ。



目線を変える3冊のビジネス書、政治と経済の本


変化に対応したり慣れるためには、「目線を変える」ことが大切と、多くのビジネス書に書かれています。

目線を変える3冊の「考える技術」「働き方」「世界情勢」の本をどうぞ。

『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』柿内尚文

「令和の考える技術図鑑」

最近の愛読書になった、『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』のことです。

こちらは、実用書業界の名編集者 柿内尚文さんご自身が書かれた1冊です。

30年間の編集のお仕事で培われた「考える技術」の全てが込められています。

論理的と非論理的を組み合わせで新しいアイデアが生まれたり、問題を解決できた実話を元に「あったらいいね」「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」など、すぐに取り組める方法が書かれているのも嬉しいところねですね。


『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』F太・小鳥遊

「当たり前に仕事をして、毎日を平穏に過ごせる」

こんなテーマのビジネス書があっても良いのかなと思います。

地方の中小企業で社会人を10年ほど続けている花水(hanami)も「要領」というのは、日本的な価値観で「平均かれ大きくズレない」ことのようです。

「成果給」「能力給」と呼ばれる個人の成績で上下する報酬が少ない分、日本の仕組みでは「昇給」と「昇進」で収入が変わります。

おそらく新型コロナが収束しても、しばらくは仕組みは変わらないでしょう。

むしろ、業績が伸びず人件費をいかに減らすかを考える企業では、「成果給」「能力給」という報酬を「どうやって減らす」かを考えるかもしれません。

そういった時に妨げになるのが、仕事上のミスやトラブル。

ご自身も企業で働くことに苦労された著者のF太さんと小鳥遊(たかなし)さんが、自己管理の目線で「普通に働く」方法を教えてくれる1冊です。


地政学見るだけノート』神野正史

地政学(ちせいがく)」と呼ばれる分野は、ビジネスの世界でも注目を集めています。

地政学は、国際的な地域の情勢を分析する分野で、今後の経済情勢に大きく影響するためです。

河合塾講師で、オンラインでもネットゼミや世界史ドットコムで世界史の講演をされている神野正史さんが、中高生から大人までわかる地政学を1冊にまとめてくださいました。

宝島社の「見るだけノート」は、図解やイラストがわかりやすく、読むだけで勉強ができるとても実用的な本ですよ。



目線を変えるなら『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』

www.yu-hanami.com

『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』は、「令和の考える技術図鑑」と紹介させていただいたように、暮らしや仕事で役に立つ考え方の方法が具体的に書かれた1冊です。

お仕事だけではなく、普段の暮らしの中でも実践しやすい考え方で、目線を変えてみてはいかがでしょうか。


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