新しい生活でこれからの目線を変えるビジネス書
恒例の「春におすすめの本」コーナー。
「新しい生活」が始まり、新型コロナと向き合いながらの「これから」の暮らしに不安もあります。
そこで、春からはじまる新しい生活とこれからに役立つ、実用書、思想と哲学・考え方の本、一般教養・サブカルと雑学の本、ビジネス書・政治と経済の本、読書の効果と読書術の本、ノンフィクション・エッセイ、小説の7つのジャンルを紹介させていただきますね。
これからの働き方の目線を変えるビジネス書
春におすすめの本、第2回は「これからの働き方の目線を変える」をテーマに本を選んでみました。
新型コロナの流行で止まってしまった経済、そんな中でも景気が良い国もありますし、業績が伸びた企業もあります。
それは、個人も同じ。
目線を変える3冊のビジネス書、政治と経済の本
変化に対応したり慣れるためには、「目線を変える」ことが大切と、多くのビジネス書に書かれています。
目線を変える3冊の「考える技術」「働き方」「世界情勢」の本をどうぞ。
『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』柿内尚文
「令和の考える技術図鑑」
最近の愛読書になった、『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』のことです。
こちらは、実用書業界の名編集者 柿内尚文さんご自身が書かれた1冊です。
さ
30年間の編集のお仕事で培われた「考える技術」の全てが込められています。
論理的と非論理的を組み合わせで新しいアイデアが生まれたり、問題を解決できた実話を元に「あったらいいね」「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」など、すぐに取り組める方法が書かれているのも嬉しいところねですね。
『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』F太・小鳥遊
「当たり前に仕事をして、毎日を平穏に過ごせる」
こんなテーマのビジネス書があっても良いのかなと思います。
地方の中小企業で社会人を10年ほど続けている花水(hanami)も「要領」というのは、日本的な価値観で「平均かれ大きくズレない」ことのようです。
「成果給」「能力給」と呼ばれる個人の成績で上下する報酬が少ない分、日本の仕組みでは「昇給」と「昇進」で収入が変わります。
おそらく新型コロナが収束しても、しばらくは仕組みは変わらないでしょう。
むしろ、業績が伸びず人件費をいかに減らすかを考える企業では、「成果給」「能力給」という報酬を「どうやって減らす」かを考えるかもしれません。
そういった時に妨げになるのが、仕事上のミスやトラブル。
ご自身も企業で働くことに苦労された著者のF太さんと小鳥遊(たかなし)さんが、自己管理の目線で「普通に働く」方法を教えてくれる1冊です。
目線を変えるなら『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』
『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』は、「令和の考える技術図鑑」と紹介させていただいたように、暮らしや仕事で役に立つ考え方の方法が具体的に書かれた1冊です。
お仕事だけではなく、普段の暮らしの中でも実践しやすい考え方で、目線を変えてみてはいかがでしょうか。