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余裕は巡る~自分の中と社会で循環する6つの余裕

まず余裕

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「余裕」というフレーズから、少しだけ深めに①心の余裕②時間の余裕③経済的な余裕④体力・健康の余裕⑤能力的な余裕⑥人間関係の余裕があることと、自分の中と社会での余裕の循環を考えてみましたよ。

いろいろな余裕

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「余裕があるねぇ」

そう言われるときは、落ち着きであったり、経済的に豊かなことを指しています。

どちらかというと抽象的な「余裕」、私は6つに分けてみました。

①心の余裕
②時間の余裕
③経済的な余裕
④体力・健康の余裕
⑤能力的な余裕
⑥人間関係の余裕

①心の余裕

よく、「気持ちに余裕がない」といわれる心の余裕。

気持ちは楽しんでいるポジティブな状態なら活気が出て、ネガティブな状態では落ち込んでしまう。

どちらも両極端なので、偏らない状態が1番余裕があると思います。

「どれだけ落ち着いた状態」

落ち着いた偏らない気持ち、それが心の余裕。


②時間の余裕

仕事や育児や家事で忙しい方にとっては、「時間がない」というのは日常のこと。

ただ、趣味で忙しい方が「時間がない」と愚痴をこぼされることは少ないはず。

「自由になる時間」

自由に使える時間ではなく、責任と義務や気遣いから離れられる時間があることが、時間の余裕。


③経済的な余裕

日本国内の平均年収なら、生活には困らず暮らせるはず。

ですが、多くの方は平均年収に届かずに厳しい暮らしが続いています。

収入の多い方が余裕があるのは確かですが、どのくらい収入が必要なのでしょう。

「生活費以外のお金」

経済的な余裕は、衣食住と納税や経営に必要なお金を除いた分のお金

経済的な余裕のためには、家族1人あたり平均年収程度の収入が必要。


④体力・健康の余裕

ある程度の年齢を超えると、健康は変えがたいものです。

よく「体力がなくなったなぁ」と嘆かれる方が多いですが、毎日のお仕事をこなすことはなんとかできるはず。

それだけで体力がなくなってしまうと、家では何もできず休みの日に楽しみに出かけることもできなくなってしまいます。

「暮らし以外に使える体力」

体力・健康の余裕は、仕事や学校、子育てや介護を除く暮らし以外に使える体力の余裕。


⑤能力的な余裕

能力的といっても、お仕事の技術からアーティストのような才能に近い能力、収納術のように暮らしにすぐ使える能力もあります。

1つに決めずに、収入に繋がったり暮らしに役に立ったりしたら、それは能力的な○○とさせていただきますね。

「役に立つ能力」

能力的な余裕は、「飛び抜けている」か「希少価値が高い」かも大切でメジャーリーガーの大谷翔平選手は数多くいる野球選手の中で「飛び抜けている」存在なので能力的な余裕があります。

身近なことでも、大雑把で整理整頓の習慣のない職場なら、収納術を身に着けた人は能力的な余裕があるといえるでしょう。


⑥人間関係の余裕

6つ目の余裕は、人間関係の余裕。
人間関係というと、幅広い人脈のある人が余裕があると思えますが、実はそうではないようです。

広く浅い人間関係は、かえってストレスになることが指摘されています。

「穏やかな関係」

人間関係の余裕は、周りにいる人と穏やかな関係が築けるかに限ります。




自分の中での余裕の循環

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「余裕」は自分の中で絶えず循環していて、上手くいっている人は器用な人と呼ばれています。

②時間の余裕で副業をして③経済的な余裕をつくる

例えば、コロナ禍や働き方改革で残業時間に規制ができ、職場で仕事をする時間が減った方は少なくはありません。

仕事をする時間が減ったことは、②時間の余裕ができたことになります。

今までできなかった趣味を追うのも方もいますが、副業で収入を増やす方も増えています。

これは、②時間の余裕を③経済的な余裕に循環させていることになりますよね。


①心の余裕があるので⑥人間関係の余裕が生まれる

忙しい日々の中でも、気持ちが安定していて偏らない①心の余裕がある方もいらっしゃいます。

人付き合いをするなら、できるだけ穏やかな関係が落ち着きます。

奇抜な趣味や考え方の人、感情が豊かな人とも斬新な目線や目まぐるしい変化を感じることができるのですが、その後疲れて帰った経験はありませんか?

できることなら、気持ちが安定していて偏りがない人が付き合いやすいと多くの方は思っています。

つまり、他の人に受け入れられやすい①心の余裕のある人は⑥人間関係の余裕の下準備ができていることになります。




社会の中での余裕の循環


また、「余裕」は自分と身近な人の間だけではなく、あまり身近ではない社会の中でも循環しています。

募金は③経済的な余裕の循環

例えば、募金は③経済的な余裕のある人がない人へ余裕を分けてあげています。


気配りは①心の余裕の循環

他の人への優しい言葉遣い、ストレスを与えない行動の気配りは自分が落ち着いているときしかできないことでしょう。

①心の余裕の循環は、やはり自分の心の余裕がないと他の人へ回すことはできないんですね。




自分の中では他の種類の余裕に、社会の中では同じ余裕で循環している

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まとめていて改めて気がついたのですが、自分の中では②時間の余裕ー③経済的な余裕のように他の種類の余裕に循環しています。

一方で社会では、余裕のある人からない人へ向かうため、①心の余裕のように同じ種類の余裕の中で循環が起こっています。

ただ、自分と社会は繋がっています。

①心の余裕(自分)→①心の余裕(社会のAさん)
→⑥人間関係の余裕(社会のAさん)→⑥人間関係の余裕(社会のBさん)→③経済的な余裕(社会のBさん)、このように誰かを通じて別の余裕を生むこともできます。

ひとまずは、自分の余裕を作るところから始めたほうが良さそうですね。

そして、誰からいただいた余裕は、別の誰かへ分けてあげましょうか。


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