夏におすすめ、ベランダや風が気持ちいい場所で読みたい本特集
本当に本が読みたくなる読書のブログをご覧の皆さま、こんばんは花水由宇(hanami yuu)です。
季節の本を紹介させていただく、「夏におすすめ、ベランダや風が気持ちいい場所で読みたい本特集」コーナーです。
今年の夏は、全8回で2つのテーマの「小説」、「エッセイ、ノンフィクション」「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「思想・哲学、考え方の本」「読書の効果と読書術の本」「一般教養、サブカルと雑学の本」を紹介させていただきますね。
第2回は、「真相を知らずには閉じれない小説」です。
真相を知らずには閉じれない小説
小説は、今回も2回に分けて紹介させていただきますね。
テーマは「真相を知らずには閉じれない小説」、真相を知りたくなる3冊の物語を用意させていただきますね。
『空の王』新野剛志
旅行や飛行機で起こる謎を追う、ミステリ作家 新野剛志さんの新作『空の王』。
今回の舞台は1936年、戦前の満洲国。
新聞社でパイロットをしている主人公 鷲尾順之介は、行方不明になった他社の飛行機を発見した現場で日本軍幹部 梶清剛から尋問を受けることに。
日本軍から「ある物」を運ぶことを命令された鷲尾の周りで蠢く、国と国との陰謀の謎に迫れるのか?
真相を知らずには閉じれない、一気読みしたい物語ですよ。
『人間動物園』連城三紀彦
物語中盤から後半にかけて、明かされた真相が次の謎を解くストーリーは「連城マジック」と呼ばれミステリ作家さんからも高い評価を受けている連城三紀彦さん。
映像化された『人間動物園』は、ドラマを楽しんだ方でも謎解きの伏線回収が楽しめる誘拐ミステリですよ。
『京都一乗寺 美しい書店のある街で』大石直紀
映像化された作品で人気で第26回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞、第8回京都本大賞の受賞歴のある大石直紀さん。
結婚を控えた女性 美咲が無くした幼少時の記憶の真相、同僚の香織を殺すために凶器を手にした圭吾の理由は?
個性的な佇まいが、行き交う人を引き寄せる京都一乗寺の書店。
書店で出会う人の中を巡る真実は?
魅力的な謎解きの短編はいかがでしょうか?
真夏の風を感じながら、謎解きに没頭されるなら大石直紀さんの『京都一乗寺 美しい書店のある街で』がおすすめです。
外での読書は、飲み物を欠かさずお楽しみくださいね。