『忍者に結婚は難しい』
著者 横関大
出版社 株式会社講談社
分類 小説
出版日 2022/6/1
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
今回の小説は、出版からわずか半年で映像化された人気小説『忍者に結婚は難しい』を紹介させていただきます。
ドラマで結末をご存知の方も、横関大さんの原作小説で描かれる細かなストーリー展開が楽しめる物語ですよ。
『忍者に結婚は難しい』の登場人物
『忍者に結婚は難しい』は、主人公の草刈蛍と草刈悟郎それぞれの目線で進むストーリーが魅力の小説です。
物語に華を添え、脇道の路地に立ち寄らせてくれそうな登場人物を紹介させていただきますね。
草刈蛍（くさかり ほたる）
世田谷区の一戸建てで夫と暮らす、28歳の薬剤師。
区内のあおぞら薬局で働き、自然の中で過ごすキャンプをささやかな楽しみに暮らしている。
その正体は、現役の甲賀忍者。
同僚はもちろん、夫にさえも正体を隠し世の中に溶け込んでいた。
草刈悟郎（くさかり ごろう）
世田谷中央郵便局で配達員をする蛍の夫。
仕事終わりの1杯、妻と出かけるキャンプを楽しみに暮らす会社員は仮の姿。
幼い頃から、武術とサバイバル技術を鍛えた伊賀忍者として世を忍ぶ任務をこなす。
2年前に蛍と結婚し、30歳を迎えた今、深刻な夫婦関係に直面していた。
音無祐樹（おとなし ゆうき）
草刈悟郎と保育園からの付き合いの幼馴染。
同じ郵便局で働き、桜新町の居酒屋で仕事終わりのビールを片手に仕事からプライベートまで会話を弾ませる。
夫婦関係と家族の役割に古風な価値観を持っている。
風富小夜（かぜとみ さよ）
草刈悟郎と音無祐樹とは、小学生入学から1年に2回行われる忍者学校時代の幼馴染。
名家に生まれ学歴優秀、勤務先の保険会社でも出世コースを歩んでいた。
現代を忍ぶ現役忍者
現代の世を忍び、人の暮らしに忍び、忍務に耐え忍ぶ忍者。
『忍者に結婚は難しい』では、組織力と情報・工作に秀でた伊賀。
薬や科学に長け技術力を受け継ぐ甲賀の忍者が登場します。
お世話になっている郵便局員の方は？
かかりつけの薬剤師さんは？
テレビで見かけるあの人は？
もしかすると、忍者なのかもしれませんね。
