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冬に読みたくなる刺激的なサスペンス小説とミステリー小説2025

冬におすすめスリリングな展開のサスペンス小説とミステリー小説

2025年の冬は、新刊や文庫化間もない作品を中心に17冊の小説を紹介させていただきますね。

第4回は、謎がテーマでもスピード感のある展開が魅力のサスペンス小説とミステリー小説を紹介させていただきますね。

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ストーリー展開がスリリングな3冊のサスペンス小説とミステリー小説


冬の寒さを忘れるような展開を求めている方は、スリリングなサスペンス小説とミステリー小説はいかがでしょう。
2025年の冬には、スリリングな展開の方丈貴恵さん、まさきとしかさんの作品。
スピード感でイッキ読みしたくなる五十嵐貴久さんの作品を選んでみましたよ。

『時空旅行者の砂時計』方丈貴恵

時空旅行者の砂時計 〈竜泉家の一族〉シリーズ (創元推理文庫)
著者 方丈貴恵
出版社 東京創元社
分類 ミステリー小説、SFミステリー
出版日 2023/9/28(単行本2019/10/11)
読みやすさ ☆☆★読みやすい
読書感想文 ☆★★読んでから
読書感想文の対象年齢 高校生以上

主人公の雑誌ライター加茂冬馬は、瀕死の妻伶奈を救うため奔走する中1960年代にタイムスリップしてしまう。
現代の妻の命に関わるのは、伶奈の実家竜泉家に起きた「死野の惨劇」だった。
過去に起きた不可能犯罪を解決し、妻を救うことはできるのだろうか?
タイムトラベルとミステリーが融合したスリリングな展開から目が離せなくなる作品です。


『屑の結晶』まさきとしか

屑の結晶 (光文社文庫)
著者 まさきとしか
出版社 株式会社光文社
分類 ミステリー小説
出版日 2022/10/12(単行本2019/9/28)
読みやすさ ☆☆★読みやすい
読書感想文 ☆★★読んでから
読書感想文の対象年齢 高校生以上

女性二人を殺したとして逮捕された小野宮楠生は、逮捕時にピースサインをして大騒動を巻き起こす。
外見がチャラくヒモのような暮らしをおくっていた小野宮は、「クズ男」と呼ばれ大々的に報道されることになった。
加熱した報道から生まれた「小野宮楠生を救う会」から依頼を受けた宮原貴子は、彼が語る事件にわずかな違和感を抱き、事件の背景と小野宮の過去に迫ることになる。
現実の世の中で起こりそうなスピード感のある事件の展開が気になる作品です。


『コヨーテの翼』五十嵐貴久

www.yu-hanami.com
著者 五十嵐貴久
出版社 株式会社双葉社
分類 小説、サスペンス小説
出版日 2022/5/12(単行本2018/12/19)
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
読書感想文 ☆★★読んでから
読書感想文の対象年齢 高校生以上

物語の舞台は、感染症が流行する中開催が迫る東京オリンピックパラリンピック
テロ対策と要人警護のため、警察に設けられたオリンピック警備対策本部には海外を拠点にする凄腕スナイパーが要人の暗殺を狙う情報がもたらされた。
所轄署に勤務する瀧本実、新しく配属された水川俊介は名前も国籍も不明の凄腕のスナイパーの捜査に乗り出した。
作品の中では、登場人物が駆け回るスピード感のある展開に思わずイッキ読みしたくなるサスペンス小説です。




寒さも忘れそうな展開のスリリングな1冊は?


2025年の冬におすすめしたい、ストーリー展開がスリリングなサスペンス小説とミステリー小説はいかがでしたか?
私は、五十嵐貴久さんの『コヨーテの翼』のスピード感が止まらない展開が大好きですよ。
学生さんの読書感想文としては、どうしても殺人事件を扱う作品ですので読書感想文の対象年齢は高校生以上とさせていただきました。
方丈貴恵さんの『時空旅行者の砂時計』は事件の表現がリアルなこと、まさきとしかさんの『屑の結晶』は冒頭が衝撃的なこともあり、どうしても読書感想文に書きたいと思う小学校高学年から中学生の方は親御さんや先生に相談してはいかがでしょうか?
高校生の方も、誤解を生まないようにどうか文章表現を何度か読み返してから提出なさってくださいね。
読書感想文向け作品の対象年齢ガイドライン2022 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ




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