本当に本が読みたくなる読書のブログ

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2025年本屋大賞予想は「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈

2025年本屋大賞予想順位の一覧

2025年本屋大賞予想


本好き、小説好きの私たちが楽しみにしている読書のイベント本屋大賞
2025年本屋大賞は、新人さんの話題のデビュー作や大物作家さんのノミネートもあり盛り上がっていますよね。
今回は、いよいよ今年の本屋大賞の受賞予想を発表させていただきます。


素適な読書ブログが集まるグループです↑

2025年本屋大賞予想は「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈


本当に本が読みたくなる読書のブログは、2025年本屋大賞受賞作品に宮島未奈さん「成瀬は信じた道をいく」を予想します。
昨年に続き、宮島未奈さんの本屋大賞2連覇の可能性が高いと予想しました。
後半で、本屋大賞予想ポイントの内訳と分析をランキング形式で発表させていただきますね。


2025年本屋大賞予想の方法

2025年本屋大賞の発表予定


今年の本屋大賞が決まる二次投票は、2025年3月2日に締め切られ、来月4月9日の本屋大賞発表を待つばかりです。
そして今年も、予想が当たることを願いながら本屋大賞ノミネート10作品の順位を予想させていただきます。

本屋大賞予想ポイント

2025年本屋大賞の予想は、書店員さんがノミネート10作品を選考する目線「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」の3つの得点を集計して予想しました。
「面白さ」は読書メーターのレビュー数、「売りたさ」は作品の登場人物の年齢層の広さ、「おすすめ」はX(旧Twitter)アンケートの結果です。
そして、書店員さんが参加する二次投票に似た「花水由宇のいち推し」でノミネート作品から3作品を選び、合計の「本屋大賞予想ポイント」に加点させていただきました。




2025年本屋大賞の順位予想と本屋大賞予想ポイントの内訳

2025年本屋大賞予想ポイント


本屋大賞予想ポイントの順位予想」
1位「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈/6986
2位「死んだ山田と教室」金子玲介/3027
3位「生殖記」朝井リョウ/2905
4位「アルプス席の母」早見和真/2781
5位「禁忌の子」山口未桜/2640
6位「恋とか愛とかやさしさなら」一穂ミチ/2491
7位「小説」野崎まど/2450
8位「カフネ」阿部暁子/2314
9位「人魚が逃げた」青山美智子/2038
10位「spring」恩田陸/1879

大賞『成瀬は信じた道をいく』

成瀬は信じた道をいく 「成瀬」シリーズ

著者 宮島未奈
出版社 株式会社新潮社
分類 青春小説
出版日 2024/1/24
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
読書メーターレビュー数 1位/4236
登場人物の年齢層 2世代 2位/800
X(旧Twitter)アンケート /15票 1位/1950
本屋大賞予想ポイント 6986

2025年本屋大賞受賞作に予想させていただくのは、宮島未奈さんの『成瀬は信じた道をいく』です。
昨年の本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』に続き、本好きの方の圧倒的人気を集め、読書メーターレビュー数は2位の5倍4236を獲得していました。
X(旧Twitter)アンケートも15票の1位、本屋大賞予想ポイントは6986と、こちらも2位の倍の結果でした。
実際の二次投票では、昨年の『成瀬は天下を取りにいく』との比較もあり、圧倒的大差とはならないでしょう。
ただ、昨年からの成瀬の勢いは止まらず本屋大賞を受賞すると予想します。


2位『死んだ山田と教室』

死んだ山田と教室

著者 金子玲介
出版社 株式会社講談社
分類 青春小説
出版日 2024/5/15
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
読書メーターレビュー数 4位/777
登場人物の年齢層 2世代 4位/800
X(旧Twitter)アンケート /5票 9位/650
花水由宇のいち推し 1位/800
本屋大賞予想ポイント 3027

2025年本屋大賞2位には、金子玲介さんの『死んだ山田と教室』を予想します。
読書メーターレビュー数と登場人物の年齢層は、どちらも4位と上位にランクインしていました。
X(旧Twitter)アンケートは伸び悩んだのですが、主人公の死というビックリ設定、悲劇を悲劇だけで終わらせない展開に「花水由宇のいち推し 1位」を加点させていただきました。
個人的には、本屋大賞を受賞してほしい作品なのですが受賞予想では2位に予想させていただきますね。


3位『生殖記』

生殖記

著者 朝井リョウ
出版社 株式会社小学館
分類 小説
出版日 2024/10/2
読みやすさ ☆☆★読みやすい
読書メーターレビュー数 2位/935
登場人物の年齢層 ※2世代 3位/800
X(旧Twitter)アンケート /9票 4位/1170
本屋大賞予想ポイント 2905

2025年本屋大賞3位の予想は、朝井リョウさんの『生殖記』です。
本屋大賞予想の「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」の3つ全てで2位から4位と安定したランキング結果でした。
『生殖記』のストーリー展開は、割とコアな本好き向けに思えたのですが、知名度の高い朝井リョウさんの小説ということもあり読書メーターレビュー数は935でした。
2025年本屋大賞のトップ3にランクインしていますよ。


4位『アルプス席の母』

アルプス席の母

著者 早見和真
出版社 株式会社小学館
分類 小説、高校野球小説
出版日 2024/3/15
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
読書メーターレビュー数 6位/701
登場人物の年齢層 2世代 5位/800
X(旧Twitter)アンケート /6票 7位/780
花水由宇のいち推し 2位/400
本屋大賞予想ポイント 2781

本屋大賞予想ポイント4位から8位は、差が100から数10ポイントずつの接戦でした。
その中で、甲子園を舞台に高校球児の母目線の斬新な主人公、臨場感溢れるリアルな舞台、今の時代に合った問題意識を考えさせられるテーマの『アルプス席の母』に「花水由宇のいち推し 2位」を加点させていただきます。
2025年本屋大賞予想は、惜しくも4位という結果でした。


5位『禁忌の子』

禁忌の子

著者 山口未桜
出版社 東京創元社
分類 ミステリ小説、サスペンス小説
出版日 2024/10/10
読みやすさ ☆☆★読みやすい
読書メーターレビュー数 5位/750
登場人物の年齢層 主人公の同年代 9位/200
X(旧Twitter)アンケート /13票 2位/1690
本屋大賞予想ポイント 2640

現役医師 山口未桜さんのデビュー作『禁忌の子』は、救急医療の現場を舞台にしたサスペンス小説です。
接戦の中で5位に躍り出た理由は、ノミネート作品の「おすすめ」ランキングX(旧Twitter)アンケートの結果です。
1位の15票に迫る得票は、『禁忌の子』に本屋大賞を取ってほしいというファンの方の支持でもあり、Xユーザーの方の予想でもあります。
わずかな差ではありますが、本屋大賞予想ポイント2640を獲得され、順位は5位に予想させていただきますね。


6位『恋とか愛とかやさしさなら』

恋とか愛とかやさしさなら

著者 一穂ミチ
出版社 株式会社小学館
分類 恋愛小説
出版日 2024/10/30
読みやすさ ☆☆★読みやすい
読書メーターレビュー数 8位/651
登場人物の年齢層 2世代 6位/800
X(旧Twitter)アンケート /8票 5位/1040
本屋大賞予想ポイント 2491

2024年、『ツミデミック』で第171回直木三十五賞を受賞された一穂ミチさんの新作『恋とか愛とかやさしさなら』。
結婚が決まった恋人が盗撮で捕まる波乱のストーリーと一穂ミチさんの作風に惹かれるファンの方の人気で「おすすめ」ランキングでは5位。
出版された時期がもう少し早ければ、読書メーターレビュー数が増えていたのは間違いなさそうです。
2025年本屋大賞予想は、惜しくも6位に予想させていただきますね。


7位『小説』

小説

著者 野崎まど
出版社 株式会社講談社
分類 小説、読書小説
出版日 2024/11/20
読みやすさ ☆☆★読みやすい
読書メーターレビュー数 10位/270
登場人物の年齢層 3世代 1位/1200
X(旧Twitter)アンケート /6票 8位780
花水由宇のいち推し 3位/200
本屋大賞予想ポイント 2450

幼い頃に小説の魅力に出会った2人の小学生が文学の世界に惹かれる『小説』。
世界が少しずつ広まる体験、素敵な脇役の登場人物が活躍するストーリーに「花水由宇のいち推し 3位」の本屋大賞予想ポイントを加点させていただきました。
出版された時期がノミネート作品の中で1番遅かったこともあり、読書メーターレビュー数270と伸び悩んでいました。
2025年本屋大賞予想では、7位と予想させていただきますね。


8位『カフネ』

カフネ

著者 阿部暁子
出版社 株式会社講談社
分類 小説
出版日 2024/5/22
読みやすさ ☆☆★読みやすい
読書メーターレビュー数 7位/684
登場人物の年齢層 主人公の同年代 10位/200
X(旧Twitter)アンケート /11票 3位/1430
本屋大賞予想ポイント 2314

急死した弟から届いた遺言書に書かれた思いを叶えるため、それは自分を見つめる時間でもあるのかもしれない。
阿部暁子さんの『カフネ』は、「面白さ」「売りたさ」のランキングでは惜しくも下位でしたが、X(旧Twitter)アンケートは11票を獲得しての3位でした。
等身大の主人公に共感できるストーリーで、2025年本屋大賞の8位に予想させていただきますね。


9位『人魚が逃げた』

人魚が逃げた

著者 青山美智子
出版社 PHP研究所
分類 小説
出版日 2024/11/14
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
読書メーターレビュー数 9位/588
登場人物の年齢層 2世代 7位/800
X(旧Twitter)アンケート /5票 10位/650
本屋大賞予想ポイント 2038

謎の青年「王子」がSNSで起こした「人魚騒動」をきっかけに大炎上する銀座。
リアルな時間も同じように、世代をまたいだ登場人物が錯綜する『人魚が逃げた』。
5年連続で本屋大賞にノミネートされている青山美智子が描く、SNSと現実のつながりを描く物語は本屋大賞予想ポイント2038、2025年本屋大賞の9位に予想させていただきますね。


10位『spring』

spring

著者 恩田陸
出版社 筑摩書房
分類 小説
出版日 2024/3/22
読みやすさ ☆★★少し難しい
読書メーターレビュー数 3位/899
登場人物の年齢層 主人公の同年代 8位/200
X(旧Twitter)アンケート /6票 6位/780
本屋大賞予想ポイント 1879

世界的な天才バレエダンサーで振付師 萬春(よろずはる)の生涯を描く恩田陸さんの『spring』。
芸術の天才が活躍する名作『蜜蜂と遠雷』『チョコレートコスモス』に続く、シリーズ第3弾の小説です。
読書メーターレビュー数は3位でしたが、作風がら登場人物の年齢層で伸び悩み、本屋大賞予想ポイントは1879。
2025年本屋大賞予想は、10位に予想させていただきますね。




2025年本屋大賞予想の当たり判定は?


2025年本屋大賞予想の当たり判定は、例年通り2つのパターンを用意しています。

大賞作品が当たった

まずは、昨年と同じように本屋大賞予想の「成瀬は信じた道をいく」が大賞を受賞された場合、予想が当たったと発表させていただきます。


ランキング1位〜3位に予想作品が入った

もう1つは、順位は変わってもランキング1位から3位に予想させていただいた3作品がそのまま1位から3位の受賞作品になった場合、予想が当たったと発表させていただきますね。


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