夏におすすめ、ベランダや風が気持ちいい場所で読みたい本特集
本当に本が読みたくなる読書のブログをご覧の皆さま、こんばんは花水由宇(hanami yuu)です。
季節の本を紹介させていただく、「夏におすすめ、ベランダや風が気持ちいい場所で読みたい本特集」コーナーです。
今年の夏は、全8回で2つのテーマの「小説」、「エッセイ、ノンフィクション」「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「思想・哲学、考え方の本」「読書の効果と読書術の本」「一般教養、サブカルと雑学の本」を紹介させていただきますね。
第4回は、「宇宙の夢を語る本」です。
宇宙が身近になる一般教養、サブカルと雑学の本
今回、なぜ「宇宙の夢を語る本」をテーマにさせていただいたかというと、はやぶさ2の活躍、小惑星リュウグウのお話が新型コロナの拡大とオリンピック騒動ばかりで取り上げられないことが多いからです。
『地球以外に生命を宿す天体はあるのだろうか?』佐々木貴教

主に子ども向けの入門書として知られている岩波文庫のジュニアスタートブックスではありますが、大人でも興味深いことが書かれた1冊がこちら。
『地球以外に生命を宿す天体はあるのだろうか?』の著者は、地球惑星科学が専門の京都大学大学院助教授 佐々木貴教さん。
地球惑星科学は、生き物の暮らせる星を見つけたり環境を分析する分野で、大人向けの本も書かれています。
どちらも、著者の方は確かな専門家の方なので、子ども向けの表現のほうがより丁寧に用語を解説してくれていますよ。
『宇宙の話をしよう』小野雅裕、利根川初美

最後の、宇宙の専門家の方が書かれた1冊です。
『宇宙の話をしよう』はイラストが可愛らしく、専門的な話も図内されていて読みやすい本です。
内容もNASAにつとめるパパ、その娘・みーちゃんの対話で進められ、とても親しみを感じやすいんてわす。
著者の小野雅裕さんは、慶應義塾大学で航空宇宙工学という宇宙探査機のことを専門にされています。
実は、小野雅裕さんはかつてNASAジェット推進研究所で忙しく休みのない日々をおくられていました。
もしかすると、『宇宙の話をしよう』の登場人物パパは小野雅裕さんご本人なのかもしれませんね。
他の話題に埋れてしまった、はやぶさ2の活躍。
津田雄一さんの『はやぶさ2 最強ミッションの真実』には、成功談だけでは語れない真実が書かれています。
また遠い宇宙へ旅立ったはやぶさ2、大空のどこかにある小惑星リュウグウを探しながら、真夏の夜空を見上げてみませんか?