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ウクライナが善良でロシアが悪に見える理由?強い側の理不尽なパワハラ構造

ウクライナが善良でロシアが悪に見えてしまう理由~強い側と弱い側

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戦争反対画像、英語版

※画像はご自由に拡散下さい


ウクライナ側が善良な正義、ロシア側が残酷な悪。

そう見えてしまう理由に、ウクライナとロシアの軍事力の大きな差があります。

私のように軍事に詳しくない一般人には、国と国との間でパワハラモラハラが行われているように見えてしまい、それは事実なのでしょう。

強い側が弱い側に力づくで言うことをきかせる


いじめでは「腕力」や「口喧嘩の強さ」「仲間の多さ」、パワハラでは「立場の違い」「勤務年数」、モラハラは性格の「押しの強さ」でしょうか?

私たちの身近にも、強い側と弱い側があり、いじめ・パワハラモラハラが問題になっています。




世界2位の軍事大国ロシアと22位のウクライナ


ロシアが強い側でウクライナが弱い側というのは、「軍事力」の違いです。

軍事力関連の本が手元にないため、「世界軍事力ランキング2022」世界軍事力ランキング (2022年版)1位アメリカ、2位ロシア、3位中国、4位インド、5位日本 | NEWS24-WEB という世界各国の軍隊を比べたランキングで比べてみます。

世界2位の軍事大国ロシア

人口:1億4587万人
軍事費:617億ドル
兵力:90万人(陸軍28万人、海軍15万人、空軍16.5万人)
予備役:200万人
戦闘車両:26807両
軍用艦:352隻
軍用機:1461機

ロシアの軍事力は世界2位、陸軍と空軍を重視した配備とされています。

設備の旧式化や軍隊の規律が問題とされていますが、最新設備を揃えるアメリカ軍と比べると多くの国で古い設備を使っているようです。

日本周辺では、ロシア海軍の潜水艦や空軍の戦闘機がニュースにななることはありますが、本来はヨーロッパや中央アジアで陸軍を展開することが得意とあります。

その陸軍の18万人前後(陸軍全てで28万人)がウクライナ侵攻に加わっています。


軍事力ランキング22位のウクライナ

人口:4399万人
軍事費:59億ドル
兵力:20万人(陸軍12.6万人、1.5万人、空軍3.5万人)
予備役:90万人
戦闘車両:3202両
軍用艦:32隻
軍用機:114機

一方、世界22位のウクライナは「弱い立場」ではありますが、弱くはないようです。
ウクライナ軍の兵力は20万人で、ほとんどが陸軍に所属しています。

戦闘車両の数も、10位以内の多くの国を越えていて、軍隊も武器も少なくはありません。
ですが、ウクライナ危機の相手は世界2位の軍事大国ロシアです。

世界軍事力ランキングの3位までと、4位以下では大きな差があり、さらにロシアは核保有です。

2つの国の軍事力を比べた場合、ロシアが強い側、ウクライナが弱い側というのは明らかです。




強い側が「力づく」で言うことをきかせる悪

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戦争反対画像、ロシア語版


昔話、映画と小説、漫画やアニメで2つの存在が対立する場合、見ている側は一方の目線になって世界に入ってゆくでしょう。

もし、ウクライナとロシアの軍事力が同じくらいで、どちらのものでもない地域を巡って争った場合、見ている側はそれぞれの共感する側に立ったはずです。

過去の映画と小説、漫画やアニメで強大な力を持った「強い側」が、序盤では立ち向かう術を持たない「弱い側」を「力づく」で虐げるなら、強い側は「悪」とされています。

ウクライナ危機では、ロシアが「悪」でウクライナが「善」に見えるのは、「力づく」で言うことをきかせる悪役にそのまま当てはまるからです。

最近の作品では、『鬼滅の刃』で心から鬼舞辻無惨が好きな人はおらず、世界的な作品の『ハリーポッター』でヴォルデモート卿に味方したい人はいないでしょう(キャラの見た目や俳優さんの好みは別として)。

不倫がテーマの恋愛小説で、不倫相手よりも傷ついた側に立ちたいものです。

身近にある「いじめ」「パワハラ」「モラハラ」で弱い側に立って悪を退治したくなるのは、私たちに元々備わっていた本能のようなもの。

私も含め世界中のほとんどの人は、善良なウクライナに味方して悪のロシアに立ち向かいたくなるのは「当たり前」のことなんです。

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