スマホ前時代とスマホ時代とは?

今の時代を舞台にした小説を読んでいると、スマホやSNSが当たり前のように使われていて、そこにリアルな日常を感じながら楽しんでいます。
小説も技術の進化とともに変化している。
そこで、読書家ならではの目線でスマホの登場とスマホ時代をまとめてみました。
スマホ前時代とiPhoneの誕生で起きたこと

通信機器の歴史は専門サイトが詳しいのですが、携帯電話が登場する前を「前携帯電話時代」、いわゆるガラケーの携帯電話が一般的でスマホが登場するまでを「前スマホ時代」、スマホが登場してからを「スマホ時代」としてみました。
携帯電話の歴史

スマホ時代に触れる前に、携帯電話の歴史を簡単に表にまとめてみました。
1985年に国内初の携帯電話のレンタルサービスが始まり、バブリーな方や世界を飛び回るビジネスマンが肩に下げる「ショルダーフォン」が登場しました。
4年後の1989年には、「DDIセルラー(au)」が小型携帯電話を発売し携帯電話を個人で持つことができるようになります。
同じ頃、電話からの数字を受信できるポケベルがビジネス層と若者に広まります。
1995年からは、通話料が手頃なPHSが広まり、アルバイトをしていたりお小遣いに余裕のある高校生が自慢気に持っていたりしました。
1999年になると、携帯電話からのインターネット接続が可能になり、NTTドコモ(docomo)「iモード」、KDDIセルラー(au)「EZweb」、J-PHONE(SoftBank)「J-スカイ」のサービスが始まり、着信メロディとカラー液晶対応機種が販売されます。
翌年、2000 年にはカメラ付き携帯電話と折りたたみ携帯電話(ガラケー)が販売され「写メ」のやりとりが若者の間で人気になります。
この頃から2010年頃までが、ガラケーの全盛期といえます。
参照:情報通信白書 for Kids:暮らしを支えるインターネット:携帯(けいたい)電話の歴史
スマホ前時代
いわゆるガラケーの携帯電話が一般的でスマホが登場するまでの「スマホ前時代」は、世の中に携帯電話が販売された1989年から、AppleがiPhoneを発表した2007年なのではないでしょうか。
スマホ時代
Appleのスティーブ・ジョブスがiPhoneを大々的に発表した2007年、スマホ時代が始まります。
もちろん2025年の現在もスマホ時代に当たり、性能は進化を続けていますが、SF作品に登場するAR(拡張現実)のように空間に浮かび上がる通信機器はまだ販売されていません。
しばらくは、スマホ時代が続くのではないでしょうか?
スマホ前時代とスマホ時代の連絡手段

物心ついた頃からスマホがある令和の若者の方にとっては、スマホが無い時代は想像しずいかもしれません。
もしかしたら、連絡は文通やハガキ?なんて思うかもしれませんね。
そこで、1990年代末から2010年頃までのスマホ前時代を過ごしたことがある花水(hanami yu)の体験を元に、スマホ前時代の連絡手段を語らせていただきます。