新型コロナウイルスCOVID-19に感染した旅行客を拒否しただけで…逮捕
読書や本のお話から離れてしまうのですが、最近のニュースにも触れておきたいと思いお伝えさせていただきます。
テレビやネットニュースでは、ほとんどの話題が新型コロナウイルスCOVID-19の情報です。
昨日のお昼に見かけて気になったニュースは、京都府内で中国人旅行客の方の来日拒否をビラに書いて張り出した方が逮捕されたというものです。
デマを防ぐのは大切ですが…
熊本地震では、「動物園から虎が逃げた」というフェイクニュースが地域を騒がせたことがあります。
歴史的にも、関東大震災後に「中国・朝鮮半島出身者がテロを計画している」とデマが流れ、組織的な殺人につながったことがあります。
災害や大きな騒動が広まったとき、デマを防ぐのは大切です。
最近では、新型コロナウイルスCOVID-19にまつわる情報が溢れかえっています。
そこに、気になるお話が………
中国人旅行客拒否の張り紙で逮捕されるなら………
参照させていただいた京都新聞のWebニュースによると、新型コロナウイルスCOVID-19に感染した中国人の来日を拒むビラを電信柱に貼った男性が逮捕されたとあります。
男性はビラを貼った理由を問われると、「中国でウイルスが蔓延しており、感染した中国人に来日してほしくないという思いを抑えられなかった」と話しています。
もちろん、感染したくて新型コロナウイルスに感染したわけではない中国人の方。
差別につながりることですが、逮捕されるほど重い罪なのかは疑問です。
中国人旅行客へのデモなら、逮捕は仕方がないと思いますが…。
食い止め作戦に失敗された政府の方々は重い罪
中国人旅行客拒否の張り紙で逮捕されるなら、新型コロナウイルスの食い止めに失敗した政府の責任はもっと重いはず。
中でもクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対応では、正しい予防方法を提案された感染症の専門家 岩田健太郎教授に対し、厚生労働省の幹部が追い出すような形で船を下ろさせたともいわれています。
その通りなら、狭い船内で新型コロナウイルスを広めた責任が問われます。