本を買う人は増えている
Amazonで新しく出版された本を調べていると、今までに比べて「在庫切れ」「残り○点」といった表示を見かけるようになりました。
本屋さんでも子供用の教材や雑学本のコーナーで、ところどころ品切れを見かけます。
本を買う人は増えているのでしょうか?
本と出版事情
ここ10年、本の出版数は右肩下がりに減っています。
趣味の多様化、電子書籍の利用が増えていることが理由で、出版不況ともいわれています。
もしかすると、外出自粛やライフスタイルの見直しで本の売り上げは増えてきたのでしょうか?
本の需要が増加
外出自粛で個人消費は6%減っている中、本の種類によっては20〜30%も売り上げが増えているのものがあります。
児童書の売り上げが増加
本の売り上げはたしかに増えていました。
といっても、小説やビジネス書が増えているわけではなく、漫画のコミックや児童書、学習教材が増えているようですね。
新型コロナウイルスで書店の売り上げが急増。「言われてみると、本読みたい…」 | Business Insider Japan
とくに、漫画のコミックや児童書は20〜30%増加したとあります。
書店の売り上げ増加はわずか
それなら、本屋さんの売り上げも伸びているのでしょうか?
そういうわけではないようです。
3月の書店販売はプラス “巣ごもり需要”あるも予断許さず - 文化通信デジタル文化通信デジタル
書店全体では、売り上げが1.2%増加したとあります。
ライフスタイルの変化で一気に増えたということではないようですね。
Amazonでも品切れ続出
ですが、私が見かけたようにAmazonで品切れが増えていることは他の読書ブログの方も話題に取り上げています。
Amazonで書籍の在庫切れが増えている...?→岩波新書編集部さんの語る、やむを得ない現状がナルホドとなるものだった - Togetter
そこには、こんな理由があるようですね。
Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来|Real Sound|リアルサウンド ブック
Amazonには、出品する在庫を制限する仕組みがあり出品者に決まった在庫数が割り当てられるようです。
元々、多くはなかった書籍の在庫でしたが、自粛に合わせて増やす予定ではなかったんですね。
読書をする人が増えてるかも
Amazonの品切れは在庫の問題でしたが、本の売り上げは伸びているようです。
本と出版に関係している読書ブログとしては、自粛期間に本に興味を持っていただいた方が、その後の暮らしでも読書を楽しまれるようになって欲しいですね。