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第163回芥川賞受賞予想作品は三木三奈さんの『アキちゃん』

芥川賞受賞予想

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お待たせしました!

第163回芥川賞受賞予想は、三木三奈さんの『アキちゃん』に決定しました。


上位2作品『アウア・エイジ(Our Age)』『アキちゃん』

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上位2作品といっても、候補作5作品全部のストーリーを知ることはできませんでした。

その中で世界観が掴めた2作品を取り上げてみます。


『アウア・エイジ(Our Age)』岡本学

20年前に働いていた映画館から招待を受けた主人公の「私」。

スクリーンに映し出された、当時探していた「塔」の謎。

それは、想いを寄せていたミスミという女性が未来に送ったメッセージだった。


『アキちゃん』三木三奈

三木三奈さんのデビュー作、『アキちゃん』は主人公の女性「私」が小学校の同級生「アキちゃん」との思い出を振り返る物語。

思い出といっても、わくわくする初めてよ体験や友情が芽生えた出来事というわけではなかった。

どちらかというと、嫌いだった「アキちゃん」にされた事、言われた事、思われた事の嫌な出来事。

物語が進んでいくにつれて浮かび上がってくる「アキちゃん」の正体は?



第163回芥川賞受賞予想作品は三木三奈さんの『アキちゃん』


2作品から選ぶというのも、考えていて「物足りないなぁ」と思います。

一応、理由を書かせていただきますね。

三木三奈さんの『アキちゃん』のストーリーは、時間を遡って「アキちゃん」の存在を探っていく流れです。

同じように、身近な誰かの存在を探っていく作品には今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』が第161回芥川賞を受賞されています。

こうした、人間の存在を探っていくストーリーが夏の芥川賞に選ばれる傾向なのかなぁとも思います。



今年の予想は難しい

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だいぶ、いい加減な受賞予想になってしまいました。

今回はコロナ禍なので仕方がないのかな………。

もし、最近の芥川賞が読めない候補作が増えてるなら、受賞予想をどうしたらいいのか考えなければなりませんね。

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