デモは必要?
世界のどこかでデモが起こっている。
政府に対して、特定の人種に対して、働き方に対して。
考え方は、人それぞれで、国や地域が変われば価値観の違いも様々なんですね。
2020年下半期のデモの地域
毎年、世界各地でデモは起こっているのですが、最近はどこで?どんな訴えの?デモが起こっているのでしょうか?
2020年ミネアポリス反人種差別デモ(アメリカ)
アメリカの黒人男性が白人警察官に射殺された事件は、2020年5月から大統領選挙まで大規模なデモのキッカケになったとあります。
デモの参加者は、黒人の方だけではなく様々な人種、年代の方が参加し一部は暴徒化して巻き添えになる方もいるほどの社会問題になりました。
NYで抗議デモ、一部暴徒化 黒人男性射殺|日テレNEWS24
反コロナデモ(EU)
ヨーロッパ各地では、新型コロナ流行でマスクの着用義務や外出規制に反対するデモが2020年8月から〜現在まで、ドイツ、イギリス、フランスの各地で起こっています。
「マスクを着けない権利」
「外出規制に従わない権利」
日本国内で暮らす私たちには、少々理解できない権利も求められています。
世界中で反コロナパンデミックデモが起こっている - ホモファーベル庵日誌
政府の汚職に反対するデモ(ブルガリア)
東ヨーロッパのブルガリでは、政府の汚職に反対する抗議デモが2020年9月から現在まで続いています。
ブルガリア首都で大規模な反政府デモ、一部が警察ともみ合い | ロイター
独裁政権反対デモ(ベラルーシ)
ロシアの影響が強い東ヨーロッパのベラルーシでは、独裁政権が続いているとされ2020年10月から大統領への抗議デモが続いています。
こちらは、政府も厳しい対応をしていて大勢の逮捕者が出ていると報道されています。
https://www.47news.jp/5498765.html%20
医療従事者の労働環境デモ(フランス、アメリカ、ニュージーランド、他)
また、ヨーロッパでは2020年10月から職場の労働環境が悪化した医療従事者の方が労働環境や社会保障を求めてデモに参加しています。
各地で起こっているのですが、フランスとアメリカのデモが特に大規模と報道されています。
労働条件改善を求め世界各国で看護師がデモ - SWI swissinfo.ch
ヨーロッパとアジアの「自由」への意識の違い
こうしてみると、ブルカマリアやベラルーシのデモは政治への不信感で起こったデモ。
アメリカの人種差別デモは、アメリカ社会が抱えていた問題が目に見える形で現れて起こった国民の声でした。
日本国内で暮らす花水(hanami)には、少々わからないのがヨーロッパ各地の反コロナデモです。
新型コロナにデモを起こしても仕方がないのに…と思うのですが、マスクを着けないことも、自由に外出をすることも国が強制的にしてはいけないことという意識があるようです。
外出規制はいつまでも続きませんし、国民がマスクをつけなければならないのは新型コロナの感染が広まっている間だけなのですが…。
日本の医療従事者と物流業者はデモを起こしてもいい
1つだけ、日本も参考にした方がいいと思ったのが、ヨーロッパ各地で起こっている医療従事者の労働環境改善のデモです。
日本国内でも、新型コロナの対応で医療従事者の方の仕事量と心の負担は増えていると連日報道されています。
また、物流業者の方も通販やデリバリーの利用が増えたことで多忙な毎日を送られています。
そして、どちらの業界にも言えることは仕事の負担は増えても「給料は減っている」ということです。
コロナ禍で冬のボーナスを支給予定しない業界「マスコミ・広告」「サービス」 最も支給するのは「メーカー」 | キャリコネニュース
休業要請や業績悪化で収入が減るのは、会社員という立場なら仕方のないことかもしれません。
ですが、忙しくなって利用する方も増えているのに収入が減るのは………きっとやるせないはずです。
通販は価格競争をしなくても、利用する方が増えている今は値上げをしてもいいはずです。
病院や医療機関は、新型コロナの対策をした分、割増料金を請求してもいいまずです。
どちらも必要な出費なので、今は値上げだから利用しないという方は少ないでしょう。
日本の医療従事者の方と物流業者の方は、声を上げても非難はされないと思いますよ。
だって、頑張っているんですから。