本当に本が読みたくなる読書のブログ

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不安なときは「今の出来事」に冷静に向き合うこと

不安に冷静に向き合えるお坊さん作家さんの本

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今日の読書コラムのテーマは、『不安』です。

ひと昔前よりも良くなりましたが、悲観的でマイナス思考な花水(hanami)。

不安がなくなる○○」といったタイトルの本をたくさん読んだこともあります。

今回は、お坊さん作家さん鳥沢廣栄さんの『お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法』の中から、不安に冷静に向き合える内容を紹介させていただきます。

何で不安なんだろう?

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災害や新型コロナのような感染症の流行は、そこにいなくても誰でも不安になる出来事です。

そこまで大ごとではなくても、ひと昔前の花水(hanami)は不安な日々が続くことが多くありました。

今でも、その名残なのか、ささいな出来事を数日思い返すこともあります。



先々が不安なとき

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新型コロナが流行してから、多くの方が気持ちが憂鬱になり、悲観的な未来しか思い浮かばないのではないでしょうか?

私もその1人です。


起きた過去を悔やんで、未来に不安を持つ

不安や悲観は、どんな時に起こるのでしょう。

花水(hanami)はどちらかというと、悲観的なマイナス思考です。

そんな、不安がちな私が色々な本を読んで気がついたことは、「起きた過去」をどうにかしたいと思ったり、まだ「起きていない未来」に何が起こるかわからない時だと思っています。

さらに、よほど「極端なこと」をしていなければ、最高と「最悪の予想の中間」の結果が訪れます。

ただ、とても悪い結果が起こった時には、何かしらの原因があって、その時の行動や判断が極端だったりします。

同じように、マイナス思考で悲観的な方は当てはまりませんか?


『お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法』の「一夜賢者の歌」

一夜賢者の歌
過去を追いかけ 未来を願う
それはあっては ならぬこと
なぜなら過去は もうすでに
捨て去ったもので 未来とは
まだ来ぬことを 示すのだから
大事なことは 現在を
よく見極めて 動じずに
まっすぐ正しく 生きること
あす死神の 大軍が
来ないとだれが 言えようか
一夜賢者とは このことを
よく知り怠けず はげむもの

未来は、どのように変わっていくかはわかりません。現在からある程度予測できるかもしれませんが、それも絶対ではありません。良くも悪くも変化するのが未来なのです。
まだ定まっていないことに対し、不安を抱いて動けなくなってしまうのは、愚かなことです。それよりも、今を充実させて生きることが大切なのです。

『お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法』p171〜p174
イライラや悩みの解決に仏教の考え方を応用できる1冊 第3回 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ

元々の詩も現代的でわかりやすく、著者の鳥沢廣栄さんの解説が私たちの暮らし目線で伝わりやすいですよね。

「あす死神の 大軍が」という部分を、「大きな変化」と考えると、私たちの今にしっくりと当てはまります。

鳥沢廣栄さんの「良くも悪くも変化するのが未来」という解説のように、悪い未来ばかりではないはずです。



今の出来事を冷静に考えること

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過去は過ぎたことだからと、何も考えないのもどうなのかなぁと思います。

過去の積み重ねで今があって、今の行動で未来ができるからです。


過去を振り返ることは大切、囚われてはいけない

過去の出来事は、「もうすでに捨て去ったもの」とあるように、起こってしまった出来事は無かったことにはできません。

ただ、「振り返る」ことは大切なのかなぁと思います。

そして、「なんでだろう」囚われないことはもっと大切なはずです。


今の目の前のことを冷静に考えること

さらに未来は、「まだ来ぬことを 示す」とあるように、予想や想像でしかありません。

予想は、今までの出来事と今の目の前ことを冷静に考えた結果の未来の道筋。

想像は、自分の中で勝手に湧いてくる妄想。

予想と想像はしっかりと分けた方が不安が少なくなります。

大切なのは、今の目の前のことを冷静に考えて、できることをすることかなぁと思います。




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