冬に穏やかで冷静な日々をおくれるかは大掃除にあった
本当に本が読みたくなる読書のブログをご覧の皆さま、こんばんは花水由宇(hanami yuu)です。
季節の本を紹介させていただく、「冬から春に向かう本特集」コーナーです。
今年の冬は「冬から春へ向けた○○」をテーマに「小説」、「エッセイ、ノンフィクション」「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「思想・哲学、考え方の本」「読書の効果と読書術の本」「一般教養、サブカルと雑学の本」を紹介させていただきますね。
第5回は、「冬から春へ向けた日々」をテーマに穏やかで冷静な日々を送れる「思想・哲学、考え方の本」を紹介させていただきますね。
穏やかで冷静な日々を送れる「思想・哲学、考え方の本」
穏やかで冷静な日々は、その道のプロの仏教に学んでいる花水(hanami)です。
宗派に偏らず4冊の本を取り上げてみましたよ。
『2022年版仏教手帳』宗教工芸社
来年に備えて、日々の手帳に仏教的な言葉の解説が書かれた1冊はいかがでしょうか?
お寺や仏像さんの知識も書かれていて、お寺巡りや御朱印帳をされている方には、毎日がとても楽しくなる手帳ですよ。
『科学するブッダ 犀の角たち』佐々木 閑
「仏教的」というと、どうしても冠婚葬祭やご祈願が思い浮かび、どこか超常現象のように感じてしまいます。
仏教学者の佐々木閑さんによると、人の心の仕組みを細かく観察し、どんな考えの人にどんな傾向があるのかを分析した結果とされています。
観察と分析から論理的に導き出した悟りという答えは、とても科学的で超常現象とは似ても似つかないもの。
令和の現代、仏教の教えが取り入れられている背景には、考え方が冷静で現代的だからなのかもしれませんね。
『こころのお掃除1日1掃: 人生の風通しがよくなる42のヒント』松本紹圭
掃除は、私たちが所属や肩書に縛られない平等な存在だったと気づき、規則正しい習慣は穏やかな気持ちを保つ効果がある。
『こころを磨くSOJIの習慣』の著者 お坊さん作家さん松本紹圭さんは、勤務先のお寺の活動で掃除の効果を教えてくれています。
前作に新しい取り組みが加えられ、お手頃な文庫版で出版された、『こころのお掃除1日1掃: 人生の風通しがよくなる42のヒント』は大掃除に欠かせない1冊になるはずですよ。
大掃除で振り返る1年
年末ということもあり、大掃除の季節。
1年の埃を落としながら、気持ちを落ち着けてみてはいかがでしょうか?
『こころを磨くSOJIの習慣』は、文庫化もされていてお手頃に読むことができる1冊。
仏教の始まり、お釈迦さまの時代には掃除一筋で悟ることができたお坊さんがいたほど、私たちの気持ちへの影響は大きいようですよ。