上手な文章の書き方を取り入れれる10個のテンプレート(フォーマット)
本当に本が読みたくなる読書のブログをご覧のみなさま、こんばんは花水由宇(hanami yuu)です。
書きますと言いながらいつも遅くなりますが、お待たせしました。
今回から6回に分けて、文章の書き方のシリーズになります。
違う記事を更新する日もありますが、12月中に6回全て更新する予定です。
以前紹介させていただいた、山口拓朗さんの『残念ながら、その文章では伝わりません』にはすぐに活用できる10種類のテンプレートがあります。
私はブログの中で「フォーマット」という言葉を使っているのでフォーマットと言い換えて使うことにしますね。
この10種類のフォーマットのタイトルと1ページを見ただけで、本を買おうと決めたほど役に立つものばかりです。
「結論優先型」
「結論優先型」は、ビジネス文書でも役に立つフォーマットです。
文章の冒頭で結論を伝え、次に理由と根拠、そして具体例を上げて最後にまとめます。
書類で情報を伝えることに、スピードが求められるビジネス文書で非常に役に立つフォーマットでもあります。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p144-p146
「エピソード×気づき型」
「エピソード×気づき型」は、先ほどの「結論優先型」とは逆に文章の最後で結論をまとめるフォーマット。
これはブログなどWebコンテンツで非常に役に立つフォーマットです。
冒頭のエピソードで読者の興味を引き、気づきと教訓でお得な情報を紹介し、結論でまとめる方法は、読み進めていくうちに説得力を増していきます。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p151-p154
「列挙型」
複数の情報を伝える場面で役に立つのが、「列挙型」のフォーマットです。
Webコンテンツでもよく見かける「3つのポイント」などの情報が「列挙型」に当てはまります。
大切な部分は、冒頭で何の情報を伝えたいのかをリード文でお知らせすることと、まとめで伝えた情報を1つにまとめることです。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p155-p158
「主張型」
ブログで自分の考えや、仕事の業務改善をする場面では「主張型」のフォーマットが役に立ちます。
はじめに物事の背景や問題点を伝え、次に自分の考えや改善策、そして理由と続きます。
具体例や反論への共感を伝える一文を入れておくことで、自分の考えを受け入れてもらえやすくする効果もあるようですよ。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p159-p162
「時系列型」
「時系列型」は名前の通り、出来事を時系列にそって伝えるフォーマットです。
Webコンテンツでは、料理のレシピやDIYの方法など、仕事では日報などで役に立つフォーマットです。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p163-p166
「重要度型」
「重要度型」のフォーマットは、人物紹介などで役に立つフォーマットです。
Webコンテンツでは、映画や小説の登場人物の紹介。
他にも、招待状のプロフィールで役に立ちそうですね。
ポイントは重要な情報から順番に書いていくとです。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p167-p170
「比較型」
「比較型」のフォーマットは2つの情報を比較する方法です。
これは、商品開発を行う方のビジネス文書で役に立つのではないでしょうか?
書き方は、はじめに情報⑴と情報⑵を分けて細かく書いておき、まとめと結論の部分で情報⑴と情報⑵を比較していきます。
一見簡単に見えますが、仕事上この型の文章を使うこともある私には難しくもあります。
それは、情報⑴と情報⑵で比較する部分を揃えておく必要があること、自分の考えよりもデータや情報そのものを優先して比較しなければならない点です。
いかに、客観的に情報を伝えられるかが大切だと思いますよ。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p171-p174
「提案・紹介型」
アイデアや閃きを文章で伝える場面では「提案・紹介型」のフォーマットが役に立つことでしょう。
特に企画書や提案書を作成して仕事を進める方は、使う頻度が多い文章になりますね。
また、商品の紹介にも使える文章でもありますよ。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p175-p178
「ストーリー型」
自分のエピソードを語る上で1番のフォーマットが「ストーリー型」です。
書籍では、有名人の自伝やドキュメンタリーはこの書き方になっていますね。
その人物の物語を伝える上で、まず挫折や苦労を伝えることからはじまります。
そして、物語の転機になる出来事、その後の成長や成功を伝えることで読む方の心に響き、最後に今後の展望を伝えることで希望を持たせてあげることができます。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p179-p182
「序論・本論・結論型」
文章の定番の型でもある「序論・本論・結論型」のフォーマット。
これは、起承転結の「承」「転」を合わせて本論としていますが、文章のテーマに応じて柔軟に構成を変えて良いと著者の山口拓朗さんも言っています。
基本の型を身につけて、自分の使いやすいようにアレンジすることが重要なフォーマットですね。
『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗
第3章 文章テンプレートを使って速く書く p183-p186
活用するならこの6個
今回は「ブログの文章を見直す」目的があるため、10個の中から6個選びました。
これから、私のブログで活用する6個のフォーマットを1記事1個紹介しますが、どれを紹介するかだけ伝えさせてくださいね。
「本の紹介」「作家さん紹介」には「列挙型」
「本の紹介」「作家さん紹介」には、複数の情報を伝えて最後にまとめる「列挙型」のフォーマットが向いていると思えました。
小説の紹介では、そのまま使えそうですが実用書やビジネス書では「タメになるお話」も含みます。
「列挙型」に「提案・紹介型」のフォーマットを組み合わせて活用していきたいですね。
上手な文章の書き方〜紹介記事に向いている「列挙型」のフォーマット - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
「読書の豆知識/読書勉強法」には「主張型」
「読者の豆知識/読書勉強法」は読書で得られたことを暮らしで活用したり、著者の方の考えを紹介するコーナーです。
私の考えや、まとめも書くため「主張型」のフォーマットが向いていると思えました。
「主張型」では、著者の方や自分の考えに対する反論も受け止めて書き進める必要があるようです。
少し練習が必要のなりそうですね。
上手な文章の書き方~考え方を伝える記事や文章に向いている「主張型」のフォーマット - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
「読書コラム」には「結論優先型」「序論・本論・結論型」の2つ
「読書コラム」は読書に関するお話の中でも、テーマの幅が広い記事になっています。
最近では、本や読書に関するエピソードを紹介することも増えてきました。
結論優先型
そこで、読書にまつわるニュースなどには「結論優先型」のフォーマットを活用します。
序論・本論・結論型
読書や本のエピソードの紹介では、テーマに合わせて文章の構成を変えられる「序論・本論・結論型」のフォーマットが向いていると思えました
「雑記」には「エピソード×気づき型」
「雑記」は、テーマの決まっていないものは日記風に書いていますが、「エピソード×気づき型」は毎日の出来事で思いついたことをお話するときに役に立つと思いますよ。
実際にブログでは、「エピソード×気づき型」で書いている方も多いのではないでしょうか?
上手な文章の書き方シリーズ〜「雑記」に最適な「エピソード×気づき型」のフォーマット - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
「ブログ運営」には「提案・紹介型」
「ブログ運営」は、私がブログで実践している取り組みの紹介です。
目標はpv数や収益ではなく、「何をできたか」にしていますので、決して大きな取り組みではありません。
それでも、「提案・紹介型」のフォーマットに合っていると思えました。
例えば更新の頻度がでしたら「背景」で「更新を続けるにはどうしたら良いか?」と、問題点を上げ、「方法論」で「思いついたテーマは書き残していく」と具体的な対策を紹介できます。
「提案・紹介型」の企画書のようなフォーマットをブログ運営で活用していきたいですね。
上手な文章の書き方〜Webサイトの「運営報告」記事に最適な「提案・紹介型」のフォーマット - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
文章の書き方を取り入れれる10個のフォーマットのまとめ
山口拓朗さんの『残念ながら、その文章どは伝わりません』から、10個の文章のフォーマットを紹介させていただきました。
私のブログでも、これから「列挙型」「主張型」「結論優先型」「序論・本論・結論型」「エピソード×気づき型」「提案・紹介型」の6つを活用していきます。
それぞれのフォーマットの紹介ですが、私の文章の練習もかねて、「結論優先型」の紹介は結論優先型の書き方で、「主張型」の紹介は主張型の書き方で紹介してみます。
この書き方ですと、「列挙型」は難しいですね。
そこで、今回の6個のフォーマットの紹介を列挙型のフォーマットの書き方にしてみました。
それでは、次回からそれぞれのフォーマットを紹介しますね。
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