読書の秋だけじゃない読書の季節
昨年は夏・秋・冬の特集コーナーで、本を多めに紹介させていただきました。
今年も、読書のイベントに合わせて春・夏・秋・冬で特集コーナーを予定しています。
ふと思ったことは、読書の秋の他の季節に本を紹介する理由。
今回は、春と夏に本を紹介する理由を考えてみましたよ。
いつから秋が読書に向いている?他の季節は?
読書といえば「秋」と年代を問わず感じるほど、「読書の秋」は有名です。
実は「読書の秋」が私たちに身近になったのは、長い日本の歴史の中では最近のことです。
読書の秋の由来は夏目漱石
読書の秋の由来は、明治の作家さん夏目漱石が関わっています。
夏目漱石が読書の秋を話題にしたのは1908年のことですが、元になった話はさらに1000年以上遡ります。
唐の時代の中国の詩人 韓愈(かんゆ)が、「灯火稍(とうかようや)く親しむべく/簡編卷舒(けんじょ)すべし」と詩の一節に残していました。
現代語では、「秋になったので、灯油の灯で読書を楽しめるようになった」という意味で、まさに「読書の秋」の由来です。
さらに、戦後の1950年代に文化の日(11月3日)前後の期間を「読書週間」に定めたことで世の中に「読書の秋」として知られるようになりました。
秋が読書に向いている理由
また、秋は気候が変わることで、生活が変化する季節。
「気温が下がって、疲れやすくなる」
「陽が短くなり気分が下がりがち」
そこで、私のブログでは3つのことを提案しています。
①小説を読んで気持ちを暖める
②「思想・哲学、考え方の本」で気持ちを整える
③仕事と暮らしの実用書で考え方を整える
読書の秋に本をおすすめする理由のまとめ! - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
春と夏の読書のお話
読書の秋には、しっかりとした由来と理由がありました。
もし、他の季節に読書の理由を求めるなら…
今回は春と夏で考えてみました(冬は、寒くて暗いので、向いていないと思います)。
春が読書に向いている理由
春が読書に向いている理由は、2つあります。
1つは、秋とは逆の理由。
「気温が上がって、体調が落ち着く」
「陽が長くなって元気が出る」
そんな春は、頭の働きも良くビジネス書を読んで新しいことを身につけるのに向いています。
ですが、元気が出すぎて生活を乱さないために「思想・哲学、考え方の本」を読んで落ち着いた暮らしができる習慣を身に付けたいですね。
もう1つは、私たちの生活が変化するためです。
進学や就職、転勤や移動で外での暮らしは大きく変わるでしょう。
ビジネス書や実用書で、仕事や学校で役に立つ方法を身につける機会にもなります。
夏が読書に向いている理由
夏が読書に向いている理由も、2つあります。
こちらも、気候の影響と私たちの暮らしで考えてみました。
昨年の夏といえば、猛暑を超えた酷暑(こくしょ)でした。
ですが、一方室内に入ると涼しい快適な気温。
さらに、秋や冬には夜になっている6時から7時でも照明を落として暮らせる明るさがあります。
快適で明るい環境は、気分が元気なまま頭を働かせやすい環境でしょう。
また、変化の多い春や、用事が増える冬に比べて生活は一定ではないでしょうか?
こんな夏には、興味のある分野で普段は読む機会のない本を選んでみるのもいいと思います。
そして、学生の方は読書感想文がある時期でもあります。
読書の少ない方は、お子さんの読書感想文に合わせて本を読んでみる機会にもなるはずですね。
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読書の秋だけじゃない読書の季節のまとめ
有名な「読書の秋」以外にも、春と夏に本を読む機会を考えてみました。
春は、頭の働きも良くビジネス書を読んで新しいことを身につけるのも、元気が出すぎる気分を落ち着かせる本を読むのにいい季節です。
夏は、快適で明るく、生活も一定した季節。
学生の方の読書感想文に合わせて、興味のある分野で普段は読む機会のない本を選ぶのに向いた季節といえます。
なんだか無理に理由をつけた気がしますが、空調や照明の整った現代ならではの理由になると幸いです。