入場料のある本屋さん文喫(ぶんきつ)
首都圏にお住まいの方は、すでにご存知かと思います。
東京都港区には、お店に入るのに入場料がある本屋さんがあり、本好きにとても人気のようですね。
今回は、入場料のある本屋さん文喫(ぶんきつ)について調べてみましたよ。
本屋さんに入場料?
私の暮らしている地方都市では、いわゆる「街の本屋さん」はほとんど閉店しています。
いつも利用するのは、ショッピングモールの中にある小〜中規模の書店。
気になる本を全て調べたいときや、季節の本を紹介するための情報収集には郊外の大型の書店を利用しています。
首都圏には、お店に入るのに入場料がある本屋さんがあると聞き調べてみました。
入場料がある本屋さんは、文喫(ぶんきつ)。
「本と出会うための本屋」をテーマにした新しい形の本屋さんです。
文喫(ぶんきつ)の料金とサービス
文喫(ぶんきつ)
〒106-0032 東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1F
店舗 / アクセス / 喫茶メニュー – 文喫 BUNKITSU | 本と出会うための本屋。
東京都港区六本木、地下鉄から1分の距離にある本屋さん文喫。
入場料は平日1500円(税別)、土日祝日1800円(税別)でお店に入ることができます。
お店の中は本の棚の他、閲覧室・研究室の他喫茶室でも本を読むことができるようです。
喫茶室では、飲み物のお代わりは自由、軽食をとることもでき、カフェと図書館と本屋さんが融合したオシャレで洗練された空間で1日中本を探すことができます。
本屋さんの役割は?
東京の文喫のような、未来的な本屋さんが人気を集める一方で、今まである本屋さんは厳しい経営状況にあるといえます。
どちらも本を扱っていますので、最近の出版不況は平等のはず。
それなら、どこに違いがあるのでしょう?
答えは、役割にあると思います。
販売型の従来の本屋さん
街の本屋さんや大型書店は、どちらも「本を売ること」で利益が生まれます。
書店員さんの工夫も、本の知識も最終的に本を売るためのものです。
お客さんにとって従来の本屋さんは、「本を買う」役割があります。
カフェ型の有料本屋さん
文喫のような、カフェと図書館と本屋さんが組み合わさった有料本屋さんでも本を売ることで利益が生まれます。
さらに、お客さんが本を探すためお店に入ることもお店の利益につながります。
お客さんにとって、「本を買う」ことと「本を探す」2つの役割を担っているのが新しい形の有料の本屋さんの答えなのではないでしょうか?
本を探す空間にお客さんが料金を支払う
従来の本屋さんは「本を買う」役割を、さらに有料の本屋さんには「本を探す」役割が求められます。
本を買うだけなら、私のように地方都市に住んでいる人ならネットで情報を調べてコンビニで取り寄せることもできます。
もちろん、読んでみて「もっと読み比べればよかった」と思うことも多くあります。
有料の本屋さんは、本好きの「本を探す」ニーズに1500円という料金を設けて、心ゆくまで本を探す空間を作って応えてくれたのかなぁと思います。