本当に本が読みたくなる読書のブログ

読書好きのための本当に読みたい本が見つかる書評ブログです。小説、実用書、ビジネス書ジャンルを問わず紹介。読書にまつわる豆知識のお話、文章の書き方のお話もありますよ。

図書館利用してますか?意外なメリットもありますよ

図書館ばなれ?


本を借りる他にも学生さんの勉強の場所に利用される図書館。

最近では椅子もある本屋さんも多くなり、なかなか利用しないのではないでしょうか?

私も本屋さんを利用して、読書も椅子のある本屋さんで済ませます。

あ、もちろん買いますよ。

実は2カ月ほど前から月に1〜2回図書館に訪れるようになり、図書館について調べたことをお伝えしたいと思いました。

図書館の役割と種類、蔵書される仕組み

図書館の役割


図書館の定義では「図書、雑誌、視聴覚資料、点字資料、録音資料等のメディアや情報資料を収集、保管し、利用者への提供等を行う施設」とあります。

中でも身近にある地方公共団体が運営する図書館では出版されている書籍を取り扱っていますね。

図書館の役割には、図書を集めること、整理して保存すること、一般に貸し出すことがあります。

他にも場所としての施設の貸し出しや、広報活動も図書館の役割とされていますが、多くの図書館では本を集めて管理し、一般に貸し出すことといえますね。



図書館の種類

国立図書館

国会図書館は「国が設置し運営する図書館」で、広い意味では公立図書館も含まれそうですが公立図書館を設置して運営しているのは地方公共団体のため定義としては当てはまらないことになります。

日本では国立国会図書館国立国会図書館―National Diet Libraryのみが国立図書館です。


公立図書館


国立図書館に対して地方公共団体が設置し運営する図書館を公立図書館と呼びます。

実は古くから図書館が整備されていたヨーロッパとは異なり、日本で公立図書館が増えてきたのは1980年代だそうですね。

私たちがよく利用する地域の図書館が、この公立図書館に当たります。


私立図書館


私立図書館はあまり聞きなれない言葉でもあります。

一般社団法人や一般財団法人が運営する図書館を私立図書館と呼びます。

私の暮らす地域にはありませんが、珍しい図書館では東京都内に明治大学 現代漫画図書館https://sites.google.com/site/naikilib/という私立図書館もありましたよ。


蔵書の仕組み


図書館の蔵書はどうやって集めているのでしょう?

納本制度という聞きなれない言葉があります。

国内で出版された書籍は国立図書館に本を送らなければならない仕組みですが、あまり知られていません。

凄いことに国立図書館には今までに出版された本が全て揃っていることになりますね。

公立図書館は国立図書館とは少し異なる仕組みです。

それは、公立図書館は図書館員の司書さんなど職員の方が次々と出版される本の中から、図書館に置いた方が良いと判断する本を選びます。

これが、選書と呼ばれる方法で図書館がテーマにする収集の方針や著者の方の知名度と信頼性で決まるそうです。

なかなか重要な判断ですね。

そうして、選書された本を図書館内で申請して、図書館の責任者の方の了承が下りると購入することになります。

もちろん、それぞれの公立図書館には予算がありますから、地方公共団体がお金持ちで図書館の運営を大切にする地域の図書館は最新刊も多く揃えられることになりますね。


図書館を利用する3つのメリット

メリット1 廃盤の古い本に出会える


書籍は売り上げの見込みから、初版が出版され本屋さんに配本されます。

その後爆発的なヒットがあったり、定期的な需要が見込まれると第2版が増版されることになります。

この増版は本の売り上げが落ちるまで続きますが、あくまで人気作家さんの作品や教材になるなど今後の需要が見込める本に限られます。

かなり多くの作家さん、多くの本が増版されずに売り切れてしまったら本屋さんで見かけることは無くなってしまいます。

図書館は本を保管する役割もありますから、古くてボロボロの本でも大切に保管されているんですよ。


メリット2 レンタル料は無料


図書館のメリットは貸し出しのレンタル料が無料なところです。

実はここが最大のメリットではないでしょうか?

私は今のところ買った本をブログで紹介していますが、中にはゲオやブックオフに手放してしまった本も数知れず。

本の紹介を書きたくても主人公の名前の漢字が分からなかったり、脇役の登場人物は名前すら忘れていたりもします。

わざわざ中古本を買わなくても、ちょっと調べることができる。

ちょっとケチにも思えますが、本の紹介をするブログをされている方には、無料で利用できる図書館は便利なところではないですか?


メリット3 最新刊を取り揃えるところも


中には直木賞受賞候補作や人気作家さんの最新刊を貸し出しする図書館もあります。

ハードカバーの本は小説でも1200〜1800円はして、なかなか次々買えませんよね。

裕福ではない私も立ち読みで、「後は文庫が出てから」と後回しにしてしまう本がかなりあります。

もちろん、図書館を利用する他の方も知っていますから常に貸し出し中になっていますが、運が良ければ最新刊を手にすることもできますよ。



私も図書館たまに利用しますよ


実は学生時代以来、ブログを始めるまで図書館に行くことはほとんどありませんでした。

利用するようになったのは、ここ2カ月くらいです。

私の住む地域の小さな図書館は最新刊はわずかで、ほとんどレンタル中、昼寝のお年寄りの方も多く良い環境とは言えません。

それでも、10年以上前に読んで忘れていた本を見つけたときにはお宝を探し出した感覚がありました。

昔読んだ本の紹介に、今後は図書館も利用していく予定ですよ。


図書館に関する記事はこちら

www.yu-hanami.com
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