本の購入額上位の県由来の人物
読書に県民性はあるのでしょうか?
本の購入額に地域差があると知った読書家 花水由宇(hanami yuu)は、その理由を探るため新コーナーを始めました。
テーマは「読書と県民性」。
第2回は、本の購入額上位の都道府県にゆかりのある作家さんや文豪に迫ります。
本の購入額と偉人・文豪に深い関わりは?
本の購入額は都道府県で地域差が大きいことがわかりました。
「もしかすると収入の多い都道府県は本を多く買っているかも?」
調べた結果は、どちらともいえず。
それなら、目線を変えて本の購入額が多い都道府県には歴史的な文豪・現役で活躍されている人気作家さんがいるのかもしれない。
そこで、本の購入額上位6位までの都道府県にゆかりのある作家さんを調べてみましたよ。
本の購入額ランキング上位の県にゆかりのある作家
本の購入額1位 滋賀県〜直木賞作家 姫野カオルコ
本の購入額1位の滋賀県、ゆかりのある作家さんは姫野カオルコさん。
『昭和の犬』で第150回直木賞を受賞され、『ツ、イ、ラ、ク』『ハルカ・エイティ』『リアル・シンデレラ』で過去3回のノミネート経験もある実力派の作家さんです。
本の購入額3位 静岡県〜実用書作家 齋藤孝
静岡県が本の購入額3位の理由、それは齋藤孝さんの存在ではないでしょうか?
教育学者・社会学者の齋藤孝さんの本、普段見かけない日はありません。
実用書の出版数も多く、ベストセラーも数多く書かれています。
きっと出身地の静岡県では、本屋さんでフェアが行われる機会も多いのでしょう。
調べていてもう1人、気になる作家さんがいました。
瀬名秀明さんの『パラサイトイブ』は、私たちの細胞の中にあるミトコンドリアという器官が意思を持って人の体を乗っ取るSFホラー小説。
映画化やゲーム化もされたことで1990年代に話題になった作品です。
本の購入額4位 東京都
本の購入額4位の東京都だけは、このテーマでゆかりのある作家さんをあげるのをやめておきます。
理由は、もちろん人口1395万人と日本人の9〜10人に1人は東京都の生まれで文化と経済の中心地。
作家さんも、樋口一葉から今村夏子さんまで有名な方だけでもキリがありません。
本の購入額ランキング上位の県には有名作家が1人はいる
まとめてみると、本の購入額ランキング上位の都道府県にはゆかりのある有名作家さんや文豪が1人はいる結果でした。
本の購入額1位 滋賀県 姫野カオルコ
本の購入額2位 福井県 かこさとし
本の購入額3位 静岡県 齋藤孝
本の購入額4位 東京都 有名作家多数
本の購入額5位 茨城県 恩田陸
本の購入額6位 千葉県 伊坂幸太郎
姫野カオルコさん、かこさとしさんは本の購入額に影響のありそうなベテラン作家さん。
齋藤孝さんは、執筆された本がとても多い方です。
茨城県の恩田陸さんと千葉県の伊坂幸太郎さんは人気作品が多いのでゆかりのある地域でフェアが多いのではないでしょうか?
本の購入額には、有名な作家さんの存在が影響していそうな結果でしたよ。