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新型コロナで浮き彫りになった日本の仕組みの悪さ〜身勝手と勘違いのしわ寄せが子どもも医療従事者に…

コロナ問題は「仕組み」が悪い

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東京アラートは解除になり、まだまだ一部ですが、楽しみも増えてきましたね。

楽しみが増えてきたのはいいことなのですが、元々の悪い「仕組み」も戻ってきたのではないでしょうか?

コロナで浮き彫りになった「仕組み」の悪さ

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「夜の街」「昼カラ」が原因で、なかなか新型コロナが治らないとニュースで見かけます。

私は、「そうかなぁ」と少しだけ疑問。

なぜなら、満員電車は走っていて、会社では仕事中にマスクはしていてもオフィスで社員同士が顔を合わせている。

買い物客の中には、暑さでマスクをしていない人も見かけますし………。

何というか、緊急事態宣言の前に「そのまま」戻ってしまったかのよう。

元々、人口の多い地域で感染が広まってしまった原因には、日本の「仕組み」の悪さがあったはずです。



「夜の街」で感染拡大


スナックやキャバクラ、ホストクラブなどの「夜の街」で新型コロナの感染が広まっているのは事実でしょう。

何だかん、そこで働いている人が悪いように言われていますが………。

マスクなしでの対面接客や体を寄せ合う座席の店内、働く環境に問題はないのでしょうか?

もし休んだとき、働いている人の収入は補償されず、社員寮に住んでいる人の暮らしはどうなるのでしょう?



昼カラ問題「中高年の娯楽のために」と言われるけれど……


また、「気づかない」うちに感染を広めてしまっている北海道の「昼カラ」問題。

札幌市感染者の14%が「昼カラ」 クラスター発生の店も 「感染予防徹底を」 - 毎日新聞

昼カラは、60代以上の方が集まって喫茶店でカラオケを楽しむことです。

「オンライン飲み会は?」

こう提案してみても、インターネットの利用は年齢が高くなると一気に下がってゆきます。

元々、オンラインの環境に慣れておらず「会って顔を合わせる」ことが1番多いコミュニケーションだった中高年の方にとって「オンライン飲み会」の方が敷居が高いものです。

また、インターネットから情報を集められないということは、集まってカラオケをする危険に「気づかない」方も多かったはず。

テレビでは、食事や飲み会のシーン、消毒のやり方ばかり取り上げていましたから………。

「カラオケは皆で皿をつつかないし大丈夫だ」と思っていた方も少なくはないでしょう。



しわ寄せは国民に………


日本の仕組みの悪さ、一部の方の働く環境や暮らしの中での勘違いは多くの方に振り返ることでしょう。


休校後の詰め込み学習


小中高校は、多くの地域で長期休みが短くなり、楽しみにしていた行事は中止になるようです。

休校、詰め込み…「子どもは疲れている」 学校生活や入試に不安の声|【西日本新聞ニュース】


命をかけてコロナと闘っても給料が減る

多くの方が働く企業では、休業期間があった分収入が減ってしまいました。

ただ、それまでより忙しく働き、命をかけた医療従事者の方でさえも、減給やボーナスカットが起こっています。

医療機関、2割超が経営悪化 コロナで解雇、閉院検討も | 共同通信

働くほど給料が減っていくなら、早めにやめた方がいい。

大切な命や暮らしを、人助けにかける必要はないと思います。

コロナでボーナス半減…命を救う医療職が直面する「厳しすぎる現実」(小林 美希) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

感染を広めてしまうことを知っていても、働かないと生きていけない世の中の仕組み。

命をかけて働いても、なぜか収入が減ってしまう日本の仕組み。

変えなくてはなりませんね。


まず変えれるものは…

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そこで、変えなければならないのは古い仕組みです。

残念ながら、マスクをつけたり、手洗いをするようになっただけで、悪い仕組みの多くは変わってはいません。


古い「法律」「納税」

古い法律はたくさんありますが、まずは戸籍に関する法律から変えた方がよさそうです。

特別給付金の申請受付を「手作業」で行わなくてはならない仕組み、別居中でも収入の全てを握る「世帯主」という仕組み。

そして、流通業や医療従事者の方のように、緊急事態宣言の中、仕事は忙しく、暮らしは自粛しながら働いていた方。

一生懸命に働いて、時には命をかけ、他の地域に行ったり、新型コロナの感染者と関わるため差別を受けても耐えた方々。

それでも収入は下がり、税負担は変わりません。

せめて、税負担だけでも変えてあげたい、自粛要請に従わなかった人の税負担を倍にして補ってもいいでしょう。


古い「コミュニケーション」

今回の自粛では、オンラインが役に立ちました。

一方で、インターネットの環境が整っていない中高年の家庭では情報も限られ、近くに住む人とのコミュニケーションにも苦労をされたでしょう。

その結果起こった勘違いが、「昼カラ」問題ではないでしょうか。

家に居ても安全に使えて、詐欺の被害に遭いづらいネット環境の整備も必要です。

電話料金の支払いと同じように、インターネットも自動的に加入するようにしてはいかがでしょう?


「楽しみ」の選択肢

最後は、安くて気軽に息抜きができる「楽しみ」。

楽しみの種類は、もちろんそれぞれでいいと思います。

問題は、1つが規制された時に他にも息抜きができる趣味があるといいと思います。

例えば、唯一の趣味がゴルフだけだとしたら規制されたらとても不快になるはず。

私が子どもの頃に比べて、多様な趣味が世の中で受け入れられるようになりました。

周りに迷惑がかからない程度なら、楽しみの選択肢は多いに越したことはないと思います。





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