外出自粛と通勤通学の矛盾
2021年1月7日に首都圏に出された2回目の緊急事態宣言、関西や中部地方にも広がりそうな様子です。
菅総理大臣をはじめ、政治家の方は「若者の外出が止まりません」と呼びかけていますが………。
集団行動を止められない仕組み
2回目の緊急事態宣言では、リモートワークを要請し企業で働く人の出社を7割削減すると発表されました。
首都圏の企業は、私の暮らしている地方都市よりもリモートワークが進んでいるのかと思います。
リモート授業の進まない学校
首都圏の緊急事態宣言で、子どもの通学を自主的に止める「自主休校」が増えていると報道されています。
理由は、外出自粛と3密を避けるように言われていても、子ども達が集まる学校。
昨年2020年の緊急事態宣言後に準備の期間はあったはずですが、リモート授業はなかなか不急していないと聞きます。
新型コロナの感染予防を個人の責任としている日本国内。
自主休校は感染を避けるための立派な行動だと、私は思います。
どうか自主休校された子ども達が出席日数で不利にならないようにしてほしいものです。
外出自粛と満員電車の矛盾
また、2020年の緊急事態宣言の後から疑問に思っていたのは都市部の満員電車と交通渋滞です。
「寿司詰め状態」「何も変わっていません」 緊急事態宣言1日目、都内の電車はこんなに混んでいた - ニュース - Jタウンネット 東京都
外出自粛と3密を避けることが求められても、ぎゅうぎゅうの満員電車。
感染経路不明が増えている原因は、満員電車での通勤通学が影響しているのではないでしょうか?
ストレスと発散の矛盾
緊急事態宣言で要請されている外出自粛、私たちの暮らしが不便になるだけではなく、多くの方々にストレスを強いるのではないでしょうか?
ストレスを抱え発散する世の中
企業で働いている方、事業を経営されている方、子育てを担われている方、将来のために学校で勉強をされている方。
私たちに共通するのは、どれもストレスを抱えながら生きているということ。
発散の場が仕事終わりの1杯であったり、家庭での晩酌、休日のレジャー、部活動でのスポーツだったりします。
ストレスを抱え、どこかで発散するという仕組みが日本で暮らす方にとって当たり前の日常。
発散だけが規制
外出自粛や飲食店の時短要請では、利用する方にとってはストレスの発散の場がなくなります。
発散の場を失ったストレスは、身近な人に向けられることもあります。
パートナーへのDVや子どもの虐待が増えているのは、家庭で暮らす時間が増えたことがきっかけではあります。
きっかけは普段過ごす場所が変わったからでしょう。
実は原因は………元々、ストレスを抱えながら暮らし、どこかで発散する仕組みがあったからでしょう。
個人の責任なら行動も自由にした方がいい
結局、日本の新型コロナ対策は個人の責任を問われることがほとんどです。
個人の責任を求めるなら、通勤や通学も自由に決められる。
感染予報をしたい方が通勤や通学を控えても、自主休校をされるのも自由にできる世の中になってほしいものですね。