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自分が誰かに向けた優しさは、知らない間にもらっていた優しさ

優しさは返ってくることはないけれど…



今日は、「優しさは返ってくる?」をテーマにエッセイを綴らせていただきますね。

優しさが返ってくることはほとんどない


長編ドラマや小説・マンガでは、主人公が誰かにした「優しさが返ってくる」シーンが描かれることがあります。

困ったときに手を差し伸べた相手。

失敗して、どうにもならない人に向けた暖かい言葉。

敵味方がはっきりしている物語では、対立している相手に向けた優しさが物語の後半、思わぬ形で戻ってくることもあります。

では、実際の私たちの暮らしではどうなのでしょう?

親しい間柄の人以外から「優しさが返ってくる」ことは「ほとんどない」と私は思います。

理由は、自分が覚えている間は優しさを向けた相手に「返す余裕がない」からでしょう。



それでも周りを優しい気持ちにできる


それでも、自分が誰かに向けた優しさはずっと相手にあるわけではないと思います。

優しくされた相手に気持ちの余裕ができ、周りの人に暖かい言葉をかけたり、手を差し伸べる。

自分が誰かに向けた優しさは、その人の周りを優しい気持ちにすることができるはずです。



巡り巡って戻ってくるかも


「あのときはお世話になりました」

こうやって、直接相手から「優しさが返ってくる」ことはほとんどないでしょう。

別の形で、自分が知らないうちに「優しさが返ってくる」ことはあります。

自分が誰かに向けた優しさが、相手の周りを優しい気持ちにさせて、そこから自分に戻ってくる。

もしかしたら、さらにその先の知らない誰かから優しさが返ってくることもあるでしょう。

なぜなら、自分が相手に向けた暖かい言葉も手助けも、誰かからもらった優しさなのだから。




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