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抽象的な情報を具体的に理解している私たち

抽象的な表現を具体的に理解する

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読書の豆知識のお話で「抽象的」と「具体的」の違いについてお話しさせていただきました。

今回は、参考にさせていただいた本を元に私たちが情報を理解する仕組みについてまとめてみます。

世の中に多い抽象的な表現

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テレビやネットの情報、ニュースや情報番組では抽象的な表現を多く見かけます。

国からの情報発信は曖昧で抽象的な表現がほとんどなのではないでしょうか?




なぜ抽象的な表現が多いのか?


ここで1度、抽象的な表現について振り返ってみます。

抽象的(英:abstract)とは、多くの人に共通する出来事の全体像を曖昧に伝えるという意味があります。


多くの人に向けた情報

抽象的な表現が多い理由には、抽象的という言葉が持つ「多くの人に向けた」情報のためです。

テレビやネットは、情報を受け取る側がとても多いメディアです。

多くの人に当てはまる共通の情報を集めると、どうしても曖昧な抽象的な表現になってしまいます。


まず概要を知ってもらう

もう1つは、あえて抽象的な表現を使っている場合。

大切な情報を「まず概要」を知ってもらうためです。

情報を発信する側が概要を知ってもラヴ目的で、あえて抽象的な表現を使うのはよくあることです。


日本語の表現

3つ目は、日本語の用語は元々曖昧な表現が多いことです。

さらに似たような単語が多いので、「この単語はこの意味」とハッキリしていないこともあります。

日本語そのものが抽象的な表現の多い言葉なのでしょう。



人は何かに「当てはめたい」

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私たちの世の中も物事を何かに「当てはめる」ようにできています。

私たち自身も会社員、学生、自営業、生産者のように社会の役割に当てはめられています。

年代でも10代〜20代のように世代で当てはめることが多く、同じ世代や社会の役割の人は暮らしが似ている傾向があるのは明らかです。

物事も同じで、経済、政治、暮らしのように大きなカテゴリがあって、経済の中でも株価や為替、所得のように細かく当てはめることができます。

私たちは、何か物事を考えるときに当てはめると分かりやすい特徴があるようです。



抽象的な情報を具体的に理解して知識になる

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ある出来事の情報を知りたいとき、抽象的な情報から自分に必要な具体的な情報を見つけて理解する。

発信したいときは、伝える相手に合わせて抽象的な表現で概要を説明するのか、具体的な情報に絞って伝えるのかを選んでいます。

抽象的な情報を具体的に理解してインプットすることが、私たちが知識を身につけやすい方法なのかもしれませんね。

参考にした本はこちら

『読書をする人だけがたどり着ける場所』齋藤孝
www.yu-hanami.com

『マジ文章書けないんだけど』前田安正
www.yu-hanami.com

「伝える3部作」 池上彰
www.yu-hanami.com

『読書の価値』森博嗣
www.yu-hanami.com

『ゼロからはじめる!統計学見るだけノート 』永野清一
www.yu-hanami.com




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