良くも悪くも我慢の5月
5月を振り返ると、何といっても「我慢の5月」だったのではないでしょうか?
我慢と自粛の1月半
5月は、日本全国が我慢と自粛の1カ月でしたね。
読者の皆さまも、緊急事態宣言が終わっても慣れないことでお疲れのことと思います。
我慢の1カ月半は効果があったのか?
緊急事態宣言、終わってみると1カ月半くらいなのですが、とても長い気がしましたね。
北国のある地方都市で自粛生活を送っていた花水(hanami)も、ようやく自粛あけできそうです。
実は自粛といっても、我が家の勤務先はリモートワークとは程遠く、毎日出勤。
毎日の通勤風景も変わらず、地方都市でテレワークができたのは、10%くらいなのではと思っていました。
スーパーは混んでいて、離れた街からご高齢の家族の用事をするため車で訪れている人もいたり……。
本当に緊急事態宣言の効果ってあったのか?と思ってしまいます。
悲惨な結果にならなかったのはなぜ?
緊急事態宣言終了後、新型コロナウイルスに感染している方は減っています。
理由は、まだ分析中のようですが、よくニュースなどで言われている見解が2つあります。
「日本人の“真面目で衛生的”な生活習慣」
「医療従事者の“命がけの努力”」
ちょうど、第二次大戦後前後の小説を読んでいたこともあり、今も昔も変わらない共通点があることに気がつきました。
今回は、何とか抑え込むことができ、私たちの真面目さと衛生的な生活習慣が褒められています。
暮らしを犠牲にして働かれていた医療従事者の方も、幸い殉職された方はいないはずです。
こちらのサイトでも書かれているように「コロナ収束は日本人のマジメさや清潔さのお陰」という勘違いの恐ろしさ | 情報戦の裏側 | ダイヤモンド・オンライン、これが当たり前になったら怖いなぁと思います。
第2波と呼ばれる次の感染拡大が起こった時、同じようにすれば感染は抑え込めると思ってしまうでしょう。
「日本人の“真面目で衛生的”生活習慣」=「欲しがりません勝つまでは」
感染拡大を抑え込みたい多くの方は、“真面目で衛生的”ではない方を排除しようとするでしょう。
エチケットを守らなかったり、守れない方はインターネット上に吊るし上げられるかもしれません。
第二次大戦中に「非国民」と言われた方のように………
「医療従事者の“命がけの努力”」=「死して捕虜の辱めを受けず」
感染が怖い方は、医療従事者の方に何とかして欲しいと思うでしょう。
医療従事者の方は、献身的な専門家でもありますが、私たちの隣に暮らしている誰かでもあります。
医療従事者の方へ“命がけの努力”を押し付けてしまうことは、計画性のない無謀な作戦や特攻隊を生んでしまった旧日本軍の上層部と同じです。
私たちは、なぜか「大切な人のため」と呼びかけられると命がけの努力をする国民性があるのかもしれません………。
今回の新型コロナウイルス収束の理由は、どうか科学的に分析してほしいものですね。
北国は2月末から3カ月のロックダウン
2月末に全国に先駆けて緊急事態宣言を発表したことで、話題になりましたね。
こちらでは、少し長めの自粛を過ごしていました。
どこよりも早くどこよりも遅く
実は北国は、2月28日に全国に先駆けて緊急事態宣言が出されていたんです。
知事がイケメンで優秀な方なので、ご存知の方も多いでしょう。
雪の季節も入れると7カ月外に出ない
2月28日に始まった自粛生活は、そのまま現在まで続いています。
こちらだけ、3カ月の自粛が続いていることになります。
ですが、もう限界の方も多いでしょう。
花水(hanami)もそうです。
というのも、こちらでは冬の季節は自主的に「ステイホーム」しているので、今まで8カ月間は自粛が続いていることになります。
2〜3カ月のステイホームなら慣れていますが、それ以上は誰もが嫌なんです。
なぜなら11月を過ぎると、冬のためステイホームしなければならなくなるからです。
換気とソーシャルディスタンスは難しい諸事情
ステイホームの習慣がある北国の私たちですが、換気とソーシャルディスタンスはとても苦手です。
もうお分りと思いますが、こちらで窓を大きく開けて換気ができるのは5月から10月まで、5月と10月は長くて10分くらいです。
そして、電車の駅の側か郊外の大型スーパーにどうしても人が集まり混雑してしまいます。
換気とソーシャルディスタンスは、どうしても難しい事情もあるんですね。
夏が来た!
それでも、気温は20°を超える日もあり、そろそろ短い夏が訪れます。
夏くらいは、楽しみたいものですね。