自業自得、仕方ないと思いますが….
緊急事態宣言で強いられた自粛が明け、賑わいを取り戻してきた世の中。
ですが、全国各地で「人手不足」が話題になっています。
ニュースを見て、働いている側の目線でふと思ってしまったんです。
それは、人手不足は仕方がないのでは?
飲食業界の人手不足
時短営業や休業期間の長かった飲食業界では、全国各地で要請が解除されて以降、今までにない人手不足に悩まされています。
飲食業界“時短解除”も人手不足が深刻「どうせまたクビ切られる」ムードの蔓延 | Asagei Biz-アサ芸ビズ
先日のニュースでは、飲食業界の方が「求人を出しても人がこない」「内定した人に断られ音信不通になってしまう」と話されていました。
ふと、思ってしまったんです。
「求人を出して人が来ない」
「内定した人に断られる」
厳しい言い方になってしまいますが、この2つは、どちらも経営側の都合では?
緊急事態宣言下での人員削減
時短営業や休業期間、飲食店の中には止むなく社員やアルバイトを解雇したり、補償が出ず期間もわからない休業で対応されたり、給与を下げることで解雇しないようと様々な対応がありました。
どの対応も、従業員目線では飲食店の信用を下げる判断ではないでしょうか。
解雇された方と補償がなく休業になったは、もちろん次の仕事を探し転職ます。
給与を下げた方も「仕事がなくならなくて良かった」ではなく「ウチの会社は危ない」と考えて次の仕事を探すでしょう。
人員削減は、お店を続けることと地域のお客さんは守れても、従業員の方は守れていないでしょう。
どうすればいい?答えは値上げをして時給を上げること
飲食業界の人手不足と向き合う経営者の方は、どうすれば人が集まるのでしょう?
別の業界ではありますが、従業員という立場から申し上げますと「値上げをして時給を上げる」ことが確実な方法です。
解雇や転職で離れてしまった人手に戻ってもらうには、以前よりもさらに経営努力が必要です。
500円のメニューを600円に上げても、食べたいお客さんは注文するでしょう。
いつも3品で1500円支払っていたお客さんは、2品で1200円の支払いになり売り上げは下がってしまうかもしれません。
ですが、元々10人のお客さんを受け入れれていたところ、人手不足で6人までしか受け入れれていないとしたら、9000円の売り上げのままです。
値上げをして1人あたりの売り上げが下がっても、元々の10人を受け入れられるようになれば、12000円の売り上げになります。
単純に数では表せないことですが、今よりは助かるのではないでしょうか?
従業員を雇うための値上げで離れてしまうお客さんなら、それもまた仕方がないこと…。
不安定な業界にはメリットが必要
今回のコロナ禍では、飲食業界の時短営業後の人手不足、医療福祉や交通機関で働く方の待遇の問題、今まで業界が後回しにしてきた問題が明らかになりました。
第6波備えに課題…“看護師不足”待遇改善訴えも|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト
特に収入を失ってしまうかもしれない不安定な業界で働かれる方には、給与であったり待遇であったり、何かしらのメリットが必要なのかもしれませんね。