義務に従えないなら権利はないのだろうか?
新型コロナ感染者の方は、3月末から4月にかけて急激に増え、懸念されていたリバウンドが起こってしまいました。
感染拡大地域に出されているのは、緊急事態宣言の1つ手前「まん延防止等重点措置」という呼びかけです。
マスクをする義務と来店する権利
「まん延防止等重点措置」では、対象地域の飲食施設で「マスク会食」の徹底が呼びかけられています。
お店側は、来店されたお客さんにマスクの着用を求める義務が課されます。
「まん延防止等重点措置」と「緊急事態宣言」どう違う? 政府の思惑と本音は:東京新聞 TOKYO Web
お客さんのマスクを着用する義務
「マスク会食」を徹底するため、お客さんに「マスク着用を求める義務」は飲食店にあるとされています。
ですが、マスク着用を求められたお客さんには「マスクを着用する義務」が生まれます。
もちろん拒んでも差し支えないのですが、「それではお引き取りください」と入店拒否を受けても当然といえます。
お店に来店する権利
つまり、マスクをつける義務を負わないとお店に来店する権利はないとうことです。
多くの方がマスクをつけている今の世の中では、特に大きな混乱はないかと思います。
マスクをつけられない方も…
ただ、世の中には「マスクをつけられない方」もいらっしゃると聞きます。
アトピーの方はマスクの肌荒れで辛い思いをされ、感覚過敏という不快感では済まない苦痛を感じる方もいらっしゃると聞きます。
「無理にマスクをしなくても…」と思いますが、そうはいかないようです。
「マスクが嫌い」なマナー違反の方と、「マスクがつけられない方」との区別ができないからでしょう。
利用するお店の目線では、「マスクを着けていない人」に見えてしまいます。
マナー違反の人も、「実はアトピーでマスクをつけられない」と嘘を言われるかもしれません。
「マスクをつけられない証明」のようなものがあれば良いのですが、誰かが確認する手間もかかります。
マスクの義務化は、今は仕方がないのかなぁと思います。
マスクに変わるグッズが開発されたら
「マスクをする・できない」の目線なら、アトピーや感覚過敏の方でもつけられる新型マスクが開発されないものでしょうか?
不織布のマスクと同等以上の性能がある、「感覚の感じにくい新型マスク」が開発されたらアトピーや感覚過敏の方もマスクをつけられるようになるのではと思います。
もう1つ、「飛沫を防ぐ」という目線なら、飛沫さえ防げたらマスクの形をしていなくてもいいはずです。
「気流を発生するネックウォーマー」のようなものが開発され、顔まわりを「飛沫を防ぐジェット気流」で覆う機器なら、そもそもマスクをつけなくても良くなります。
厚生省の方や医療機器メーカーの方がご覧になられていたら、一応検討されてみてはいかがでしょうか?