南青山の地域に少し残念
最近のニュースでは、東京都港区青山に児童相談所が建設される予定で、地域の一部の人から反対意見が出ている話題が注目されていますね。
見ている方の多くが、不快に思われるのではないでしょうか?
報道を見ていて思ったことを書き綴ってみますね。
南青山の児童相談所建設に一部住民から反対意見
南青山、テレビの例えでは「閑静な住宅街」と例えられるこの地域………。
南青山ってどんなところ?
南青山と聞くと、地方に住んでいる花水(hanami)には「ファッションの街」としか知りません。
私が知っているブランドでも、クリスチャン・ディオール、シャネル、コーチ、プラダなどの1号店と日本本社があるようですね。
青山は「都内一等地」と呼ばれ、千代田区「番町」、港区「麻布・赤坂・白金」、新宿区「市谷」とともに不動産価値が高く高級住宅地と呼ばれるエリア。
高級住宅街がない街に暮らす花水(hanami)には、どんな方が暮らしているのか想像はできません。
南青山の一部の人から反対意見
児童相談所の建設予定の説明会で、報道された発言を取り上げてみると大きく3つの意見になります。
「問題のある子どもと同じ学校に通わせたくない」
「高級住宅街に家庭問題を抱える家族が住むべきではない」
「街の資産価値が下がる」
なんだか書いていて悲しくなります。
ワイドなショーで松本人志さんも言われていましたが、裏表がなくて本音がすぐわかる意見だと思えます。
1つ目の意見では、児童相談所が保護する家庭の子どもを「非行少年」と勘違いしているのでしょうか?
2つ目は、児童相談所に相談に来る方は収入が低い方ばかりで物価の高い地域の暮らしに合わないと思われているようです。
そして、非行少年や収入の低い家庭の方が青山に暮らすことで街の資産価値が下がってしまうという意見です。
書いてみると、「児童相談所に保護される子どもは非行少年」「児童相談所が必要な家庭は収入が低い」と2つの勘違いが元になっていますね。
そもそもどんな施設ができるのか?
南青山にできる児童相談所はどんな施設?
児童相談所は、法律で児童とされる0歳から17歳の子どもとその家族のための施設です。
児童相談所の仕事は、虐待や親の離婚・病気などで今まで通り育てることができなくなった時の養護相談 。
子どもの健康問題を支える保険相談。
身体障害や発達障害の子どもの養育相談を受ける心身障害相談。
非行の相談を受ける非行相談と、不登校の育成相談の5つです。
一般の市町村の公務員さんの他に、医師や看護師、児童福祉司など専門職の方がさまざまな相談に応じてくれる子どものための施設です。
子どもだけではなく、お母さんやお父さんの抱える問題にも対応してくれるようですね。
少年院や刑務所ができるわけでは…?
南青山の報道を見ていると、非行少年や虐待を受けた子どもだけが来ると思われている方がいるようですが、保険相談や心身障害相談も受けていて、地域になくてはならない施設なのではないでしょうか?
もし、少年院や刑務所が建設されるとなると、私も反対するかもしれません。
ですが、児童相談所はそこまで反対しなければならないほど困る施設なのか?と疑問に思えます。
「青山ブランド」の価値が下がるとしたら…、そして自分の思い込みも気をつけないと
南青山の児童相談所建設問題で報道されている「青山ブランド」。
報道で反対意見を言っている方は、きっと青山に暮らす方の中でもわずかなのでしょう。
番組によっては、賛成意見を持つ方のインタビューも多く見かけます。
もし、高級住宅地の青山に「青山ブランド」があるのだとしたら………
反対意見で「青山は住みにくい」と思われてしまうことではないでしょうか?
見ていて悲しくなる報道ですが、私自身も気をつけなければならないことに気づきました。
それは、高級住宅地に暮らす方=差別意識を持った方が多いと思ってしまったこと。
反対意見を言った方は一部の人で、高級住宅地に暮らす方すべてが差別意識を持っているわけではない。
気をつけなければならないことですね。
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